野田スカの「リビングニーズ狂奏曲」

第6話 アガリスク商法の実態

アガリスク商法の実態野田スカの「リビングニーズ狂奏曲」
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第6話 アガリスク商法の実態

前回までのあらすじ

8月某日の医学ボランティアで問診を受けていたときのこと、医師の何気ない「首筋や足のつけ根にしこりがあったら、ボランティアはうけられないからね」という言葉が妙に気に掛かり、首筋のしこりが増えてることに気づいたのでありました。以前から「しこり」が左の首筋にあったのは知ってましたが、その形も数も増えていて、ひょっとして「癌?」と思ったのは言うまでもありません。「これはもったいないメルマガネタだ」と思った野田スカは、ガン保険にも加入して、ついでに生命保険も見直そうと思うのでありました。

しかし保険の空白期間を数ヶ月作ってしまい、その間に発生した今回の騒動。うまく保険金を頂戴できるのか悩んでしまうところです。とはいうものの、会社の総務で保険も担当していたので、ある程度の知識はありますがどうも確信がもてない。

そんなうちに、アングラな某生命保険会社の営業マンからメールを頂戴するに、案ずるより産むが易しというもので、今回「ガンかどうか判断をしてもらっている病院」で「クロ」判定をうけても2件目の病院で、まったくの初心からはじめればどうとでもなるということの確証がもてました。ここまでくればお膳だてはばっちりなんですれど、やっぱり「ガンです」と告知されるのは嫌というものでして、血液検査、CT検査、果ては細胞摘出検査まで受けました。

血液検査にいたっては、白血球数が(平均3.8~9.8のところ)

 10月20日採血時 9500
 10月27日採血時11500

と数値があがっており、基準値を超えてしまう始末。それに伴ってリンパ球数も急減し、ますますブラックゾーンに突き進んでいくのでありました。CT検査結果も最悪で、胸骨の裏側に、リンパが腫れて固まっているという状況・・・・。過去の事が走馬燈のように駆けめぐるのでありました。

そういえば、医学ボランティアで「ほうせん診療所」と「新赤坂クリニック」を同時進行で受けたけど、4回も受けておきながら「ほうせん診療所」の方は「白血球数の過多」ということではじかれたなぁ。そういえばあの時からかなぁ・・・・なーんて、思っているのでありました・・・・

今度は某月某日、タイタニックの音楽をBGMに、細胞摘出手術を受けたわけなんですけど、結果は「悪性リンパ腫のホジキン病」という診断がくだされました。予想通りといえば予想通りな結末に、ちょっと安心し、3大成人病特約(ガンと診断されたら●●●万円)をゲットできるめどがたちました。あとは、現在の「●●●科学病院」とは別の病院で診察を受け、再度「悪性リンパ種ホジキン病」と診断されれば、告知義務違反も無事にクリアーし、生命保険が転がり込んでくるという手筈になります。

残っている検査は、骨髄検査とガリウムシンチというわけで、ガンのステージがどこまで進んでいるのか見物ということになります。

前書き

こんぱんは野田スカです。
1ケ月ぶりぐらいのご無沙汰でしょうか。

あれから更に検査などをすすめまして、今月末には「化学療法」いわゆる抗ガン剤の投与がはじまることになりそうです・・・・・・

とはいうものの、副作用が心配なので「あれ」を投与してもらおうと思っています。

免疫療法を選択

化学療法、放射線療法が、ガン治療ではもっともポピュラーですが、最近では自己の免疫を高め治療するという方法が、クローズアップされています。そこで私は「アガリクス」という茸を選択することにしました。

しかーし、これが高い! 以下その時のやりとりです。

ガン患者を食い物か?アガリクス商法

副作用がない治療法はないものか?ということで色々と調べていたら、「50人が証言アガリスクでガンが治った」という書籍にて「アガリクス」という「キノコ」エキスを飲用する方法が紹介されていました。

でここに電話確認(03-3281-5571)してみると・・・・・
200粒入りで一瓶35000円。ハゲビジネスとして、アデランスやらありますけれどそれと一緒です。「あなたの病気なら1日20粒飲めば治る」と言われ、そうなると、1ケ月で10万円。何考えとるっちゅーねん!

(トゥルルルル-)カチャッ

スカ「すみません書籍をみて電話したんですけど、アガリクスのパンフレットとか頂戴できますでしょうか」

アガ「はい、それはかまいませんが、値段でしたらこの場でお答えできますけれど」

スカ「うーん、そうですね。それではお願いします」

アガ「はい、200粒入り4万円ですけれども、現在キャンペーン中ですので、1瓶35,000円でお分けしています」

スカ「そうですか(めちゃくちゃ高いやんけ)。で、1回何錠が目安なんですか?」

アガ「症状はなんですか?」

スカ「悪性リンパ腫です」

アガ「うーん、それでしたら、20錠ですね」

スカ「20錠もですか(お前、医者じゃないのに、どこでどういう判断をくだしてるんだっちゅーの)」

アガ「そうですね」

スカ「けっこういいお値段しますね」

アガ「そうですね、でも今はまとめて購入していただくと御値引きさせていただきますよ。12瓶48万円が33万円・・・」

スカ「(・・・・・だめだこりゃ)わかりましたよく考えて電話します」

アガ「(ちょっとまずかったか?という雰囲気で)そうですね、またお電話ください」

通信販売の原価は、定価の2割から3割と言われてますから、どう考えても35000円は「ぼっている」という感じがしてなりません。まったく何を考えているのでしょうか。死んでいく人間からそこまでむしるのかい?ちゅー感じですね。法の華よりひどいような気がするっす。と言うのは大袈裟ですね、まる。

免疫療法といったら

免疫療法といったら忘れてならないのが1つあります。それは「丸山ワクチン」というものでして、知っている人はたくさんいるとは思いますが、その後や詳しい内容については、ホームページに譲るとします。

悲しいことに、ゼリア薬品工業という弱小メーカーが権利を握っているため、日の目を見ることなく、大手薬品工業とそれに結託した中央薬理審議会が薬品認可を一度したにも関わらず、認可取り消ししたという経緯があるのは有名な都市伝説ですね。まぁ、アガリクスが免疫療法というのであれば、究極の物として、丸山ワクチンをあげることができるでしょうけれど、どこの病院でも処方してくれるわけではないので担当医を説得する必要があります。私の場合はまだ直接話しておりませんし、抗ガン剤投与を10日後に開始ということでスケジュール組んでますので、今後の展開が楽しみななってくるのではないでしょうか。

ちなみに、丸山ワクチン関してはどんな種類のガンにでも効果があると、小さい頃から認識してるんですけど、現実は違うのかもしれません。これも立派な都市伝説みたいなものでして、担当医から「あんなものは効かない」という発言が聞けるかもしれません。

と、いうわけで、丸山ワクチンを選択しているのは、副作用が強く合併症が懸念される抗ガン剤よりも、副作用がまったくない(といわれている)ほうが良いからなのです。担当医には「効果があるのはわかっているけれど、副作用が強く合併症や脱毛する抗ガン剤より、効果がないとマスコミと厚生省にねつ造され、なおかつ副作用がない丸山ワクチンをお願いします」といってみるつもりです。(一部誇大表現あり)

ホジキン病の諸症状

医師から最近の体調を色々と質問されました。で、どんな内容がホジキン病の諸症状なのか聞いてみたところ、以下のように言われました。

①疲れやすい
②寝汗をかく
③胸の不快感
④体重減少
⑤息切れ
⑥せき
⑦そう痒感
⑧脾臓の肥大化

私の場合は、①⑦に該当しますけど、この⑦がとんでもなく嫌なやつでして、アトピー患者の気持ちがわかるというものです。

とにかく「痒い」ちょっとでも気を抜くと「痒く」なりだすし、掻き出すと、やめられないとまらないの、カルピーカッパエビセン状態となります。

ですので、爪はAV男優のように短くしてます。とはいうものの、やはりどうしようもなく掻いてしまうので、膝から下は「小さいかさぶた」が、けっこうな数、できています。寝ていてもついつい掻いているようでして、朝起きたら「血まみれ」ということもしばしばです。

寛平ちゃんの「かい~の、かい~の」という毎日です。はい。

身辺整理開始

作成可能かどうかテスト作成した他人名義の預金通帳を有償処分しました。それと「MIWA」製のマスターキーも同様に有償処分。ついでにパチンコ台の鍵も処分。あとは、他人名義の携帯電話をどうするか、という状態です。そうそう、テンプスタッフの9万人データも考えなくてはなりませんね。いっそのこと、俺の身辺の面倒をみてくれたら「●万円」とでも言って新聞を再度騒がせてみましょうかねぇ。


とまぁ、今回はこんな感じです。
あれから色々な読者の方からメールを頂戴したので、その中で唸ってしまったものを紹介します。

■プラナさんからです。

こんにちは はじめまして 二日前からスカさんのメール愛読しているプラナという者です。病気の話、人事とは思えません。これからスカさんに起死回生、蘇生の儀をお教えします。おせっかいだったらゴメンなさい。
まずなんといっても

>尿療法です

メリットたくさんあります。第一、タダです。私自身もやりましたが非常に効果あります 最初は慣れるまで大変でしたが、慣れてしまえばこっちのもの。毎日違う尿の味に身震いします。本当の話、これでガンが治った人があとをたたないのですから(それも末期ガンです!)バカにできません。ただ最初のうちは下痢しますが・・・

本屋に行けば尿療法の本でてますので、ぜひとも参考にして下さい。医学的にも証拠はあるそうです。だけど医者はススメません。

おまんまの食い上げですから、一時、この療法がテレビなどで紹介されてる時、尿療法を研究している学者さんたち5人が白衣を着て、尿の入ったジョッキをいっきに飲み干している画面を見ました(やはり片手を腰に当ててました)なんと勇気のある方たちでしょう。しかもジョッキでです。

宣伝行為だとは思いますが、逆効果だったような気がします。
もうひとつの療法は

>レイキです

これはレイキヒーリングと言って、手当て療法です。日本古来のものですが、海外ではその絶大な効果に大変なことになっています。レイキの説明は長くなるので検索エンジンで調べてください。やはりガンに効きます。

それと最後にメンタル面のケアとして

>宗教です

いろいろありますが、やはり日蓮正宗を実践している創価学会でしょう。海外でもハービー・ハンコック、ティナ・ターナー、ロベルト・バッジョなどVIPな方々が入っています。もちろんガン、エイズなどもこれで治った人たちがいます。日本では宗教を怖がりますが、結局これがないと人生難しいと思います。あっそうそう、もちろんお金かかりません。スカさん、常にポジティブでいて下さい。絶対治りますから。

それではちょっと話長くなりましたが ここらで失礼させていただきます

プラナより

[スカ]

うーん、なんともコメントに詰まってしまいますね。宗教について否定するつもりはありませんが、結局の所、すべては「プラシーボ効果」で治癒力あげているか、それを狙っているものといえるんじゃないでしょうか。

「・・・・が治った」「・・・・が良くなった」というは、だいたいこれらの類に入ると思います。ちなみに、扁桃腺がはれた患者を2組に分けて、1組は効果のある抗生物質を投与、もう一組には小麦粉をこねたものだけを投与したところ、小麦粉を投与した患者も治るわけでから、いわゆる免疫療法といえるんじゃないでしょうか。つまる所、自身か効くと思ったものを試すのが一番良いわけであって、私の場合には「丸山ワクチン」があげられます。申し訳ありませんが、どれもご辞退させていただく結果となりそうですが、ご厚意に感謝いたします。

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