野田スカの「リビングニーズ狂奏曲」

第8話 プラシーボ効果

プラシーボ効果野田スカの「リビングニーズ狂奏曲」
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第8話 プラシーボ効果

前回までのあらすじ

8月某日の医学ボランティアで問診を受けていたときのこと、医師の何気ない「首筋や足のつけ根にしこりがあったら、ボランティアはうけられないからね」という言葉が妙に気に掛かり、首筋のしこりが増えてることに気づいたのでありました。以前から「しこり」が左の首筋にあったのは知ってましたが、その形も数も増えていて、ひょっとして「癌?」と思ったのは言うまでもありません。「これはもったいないメルマガネタだ」と思った野田スカは、ガン保険にも加入して、ついでに生命保険も見直そうと思うのでありました。

 しかし保険の空白期間を数ヶ月作ってしまい、その間に発生した今回の騒動。うまく保険金を頂戴できるのか悩んでしまうところです。
とはいうものの、会社の総務で保険も担当していたので、ある程度の知識はありますがどうも確信がもてない。そんなうちに、アングラな某生命保険会社の営業マンからメールを頂戴するに、案ずるより産むが易しというもので、今回「ガンかどうか判断をしてもらっている病院」で「クロ」判定をうけても2件目の病院で、まったくの初心からはじめればどうとでもなるということの確証がもてました。ここまでくればお膳だてはばっちりなんですれど、やっぱり「ガンです」と告知されるのは嫌というものでして、血液検査、CT検査、果ては細胞摘出検査まで受けました。
血液検査にいたっては、白血球数が(平均3.8~9.8のところ)

 10月20日採血時 9500
 10月27日採血時11500

と数値があがっており、基準値を超えてしまう始末。それに伴ってリンパ球数も急減し、ますますブラックゾーンに突き進んでいくのでありました。
CT検査結果も最悪で、胸骨の裏側に、リンパが腫れて固まっているという状況・・・・。過去の事が走馬燈のように駆けめぐるのでありました。
そういえば、医学ボランティアで「ほうせん診療所」と「新赤坂クリニック」を同時進行で受けたけど、4回も受けておきながら「ほうせん診療所」の方は「白血球数の過多」ということではじかれたなぁ。そういえばあの時からかなぁ・・・・
なーんて、思っているのでありました・・・・

 今度は某月某日、タイタニックの音楽をBGMに、細胞摘出手術を受けたわけなんですけど、結果は「悪性リンパ腫のホジキン病」という診断がくだされました。予想通りといえば予想通りな結末に、ちょっと安心し、3大成人病特約(ガンと診断されたら●●●万円)をゲットできるめどがたちました。あとは、現在の「●●●科学病院」とは別の病院で診察を受け、再度「悪性リンパ種ホジキン病」と診断されれば、告知義務違反も無事にクリアーし、生命保険が転がり込んでくるという手筈になります。
残っている検査は、骨髄検査とガリウムシンチというわけで、ガンのステージがどこまで進んでいるのか見物ということになります。

前書き

こんばんは、野田スカです。
昨年度末に、抗ガン剤投与を受けてみました。
感想としては「思ってたほどの副作用はなかった」というのが正直な気持ち
です。とはいうものの・・・・・

抗ガン剤の投与をうけてみる

カクテル療法
1種類では効果があまりないということで、以下4種類の抗ガン剤をカクテルして投与してもらいました。

①エクザール
②ブレオマイシン
③ダカルハジン
④アドリアシン

なんかアドリア海に面した地名という感じがしないことも・・ないか。
うーんと、タイガージェットシンというプロレスラーを思い出したりしました。
さて、投与した結果なんですけれど、私に起こっていたホジキン病の副作用として、

①倦怠感
②全身の痩痒感

があげられますしたけれど「ぴたっ」となくなりました。
②に関しては、若干ですが、時々ちょっとむず痒くなる程度です。はい。
それと、脇の下や首筋のしこりが縮小しているのがはっきりとわかります。

投与結果

点滴に4時間ほどかかりまして、投与後は「吐き気」「気持ち悪さ」が現れましたけれど、我慢できない程ではなく、「胃袋が膨満感」状態で「吐き気」が多少あるという感じです。妊娠中のつわりに似ています。

 で、その日は会計をすませて帰ろうとすると、だんだんと体温が低下していきまして、風邪をひいたようになりました。車で帰宅するわけなんですけれど、ヒーターを30度に設定してガンガン焚いていても、寒い!
んで、家のドアを開けた瞬間に安心したのか、視界がブラックアウト、いわゆる、貧血をおこしてしまいまして、四つん這いでトイレへ駆け込み、顔を突っ込んでました。「これが吐き気っちゅーやつか」「二度と抗ガン剤治療は受けない」なんて心で叫んでました。

まぁ、副作用らしい副作用としてはしてはその時くらいでして、あとはごく普通でした。

自身に現れた副作用

抗ガン剤全般にいえることですが、消化器系に負担をかけることがあげられます。で、自身におきたことといえば、1週間にわたる便秘と、3日間の「胃袋のちょっとしたむかむか」があげられます。あとは、胃腸が荒れているためか、唇の皮がむけたりしたので、3日間は病院から処方された胃腸薬を飲んでいました。

①セルベックス(意の粘膜保護)       /毎食後
②ガスター錠(胃酸の抑制)         /就寝前
③ナウゼリン坐剤30(吐き気、胸やけの改善)/1日1回

これらが病院から処方されたものですけれど、②に関しては飲んだその日の夜に胃痛があったので1回だけ服用してやめました。③に関しては坐薬のため「慣れないことはよくない」というわけで、1回も使用しませんでした。ですから、①のセルベックスだけを3日間服用して終わりです。
今思えば、③をきちんとやっていれば、症状を多少なりとも緩和できたかもしれません。

 さて、購入した書籍にもあるように「付き添いが必要」とか「就労しながらの投与は難しい」ということは特になく、けろっとしてまして、ホジキン病に関しては通院で治療をうけられるなと思いました。

ただし、何かあったら困るので、投与当日と翌日は会社を休んでおいた方が無難であるといえます。とはいっても病院は平日しかやってませんから土曜日曜が休日の会社員の方は非常に難しいといえます。ですので「治療は入院した方が良い」といわれるのはここいらへんにあるのではないでしょうか。自身の会社は、平日が休みのため、非常に助かっています。

医師から言われた副作用

投与前に医師と簡単なディスカッションをするんですけれど、その時に言われたことで

①吐き気は、3日から4日までしか続かない
②白血球、血小板の減少は1週間後からはじまる
③脱毛は2週間後からはじまる

で、10日が経過しようとしている現在、医師からいわれたもので特にこれといったものは発生しておりません。前述の便秘にいたっては、1週間もすれば通常に戻るので、特に問題ないと思っています。

 で、この便秘なんですが、水分量が不足しているためか、便が非常に固く、しかも臭い(犬猫がした時のような臭い)っす。水分を補給するようにしても改善されなかったので、消化器系に負担をかけているといえます。

丸山ワクチンについて質問してみた

デイスカッションの時に医師に質問してみました。

スカ「先生、丸山ワクチンの投与を考えているんですけど」

医師「あー、はいはい、あれについては、ホジキン病には効果ありません.投与した事ありますけど、あれは、最後にすがる場合に使った方がよいと思います。少なくとも、ホジキン病に関しては抗ガン剤の効果が非常に有効で、80%~90%あります。で、丸山ワクチンなんですけどね、あれを投与してもらった患者が治ったとか症例ありますけど、それが実際ガンであったのかと言われると????になってしまうんですよ。プラシーボ効果って野田スカさん知っていますか?」

スカ「はい、知っています」

医師「あれを引き出すとことを前提に使用するのであれば効果ありますよ」

スカ「というと、私が丸山ワクチンを投与してもらおうと思っても、今、先生に、効果なしと言われましたから、プラシーボ効果は半減ですよね」

医師「むむっ、まあ、そういうことになるね」

スカ「(ガーン、ショックす)効果なしですか」

医師「そうですね、私が投与した例では、固形ガンもそうですけど、完治や効果ありと認められることはありませんでしたね」

スカ「(ガーン、更にショックー)」

医師「(顔色に気づいて)ままま、でもね、ガン治療の中で。初めて完治できたのは、このホジキン病だから大丈夫だよ。抗ガン剤の効果が一番高いから安心してください」

スカ「はい、分かりました」

免疫療法について質問してみた

ついでに免疫療法について聞いてみました。

スカ「先生ついでに免疫療法についてなんでけど」

医師「はいはい、勉強してますね。あれは医学的には効果があると認められておりません。何にしても金額が高いのは知ってますよね」

スカ「はい」

医師「まぁ、民間療法にはありがちな金額設定なんですけどね、野田スカさんだから話すけど、なんか騙しているような気がしてならないんですよね」

スカ「そうですよね、僕もそう思います」

医師「そうなんですよ、でね、まぁ、これもプラシーボ効果となってしまうわけなんですけれど、金額に見合った効果があるかどうかは疑わしいですね」

スカ「なるほどね」

医師「まぁ、スカさんの場合のホジキン病に関していえば、さっきもいいましたけど、抗ガン剤が一番確実なんですよ。費用対効果で考えればベストじゃないでしょうか」

スカ「分かりました」

抗ガン剤投与のお値段

15000円です。
これは、抗ガン剤+ベッド代+処方薬+その他諸々含んでのお値段です。
これを月に2度行うので、約30000円ということになります。
これを6ケ月行うことになりますから、トータルで

 30000円×6ケ月=180000円ですね。

というわけで、医療控除申請を受けられるのは確実です。年末調整でも確定申告でもいいですから、税金の還付をうけましょう。会社にばれるのが嫌だという方は、会社で年末調整を行ってもらい、源泉徴収票を発行してもらってから、自身で確定申告を行うことがベストといえます。

 

アガリクスを食してみる

さて、元同僚Mさんから教えてもらった所から注文していたアガリクスが届きました。私としては顆粒状のものがくると思ったんですけれど、乾燥した現物が届きました。まずは開けてびっくり、見てびっくりというわけでして、どうやって食するかその物体を前に考えてしまいました。

よくみると、中に使用方法がありまして、まずは煮沸して飲用してみると「椎茸(しいたけ)」の味で、これが・・・・・おえっぷ、げろげろ。口にあいませんでした。次に、オムレツに細かく刻んで混ぜてみると・・特に問題なく「◎」をあげることができます。

とはいっても、抗ガン剤で思ってたような副作用が今のところはありませんし、効果あるのがわかりましたので、今のところは必要ないなと思っています。


はい、というわけで、以上であります。
丸山ワクチンや免疫療法、キトサン、アガリクス、その他諸々に関しては、以前配信したプラシーボ効果といえるわけでして(独断ですけどね)、まさしく病は気から、というような感じがしてならないこの頃です。

そうそうちなみに、抗ガン剤のお値段は思っていたほど高価ではありませんでした、まる。

読者様からのMailコーナー

■YOさんからです

初めまして。
自分の身内にもガンの一種にかかった人間がいて、いろいろと試したので、ご参考になればと思いメールを出しました。

まず、私が考えたのは、東洋医学です。簡単に言ってしまえば、漢方なんですが。。。民間療法とは違い、ちゃんと処方してもらいます。

東洋医学は、ガン細胞を直接攻撃するのではなく、人の免疫力を高めて治します。そのため、西洋医学と併用することも可能です。私の場合、西洋医学の先生に病状を書いてもらって、東洋医学の先生に見せて、診察をしてもらっていました。

他に、免疫療法というのがあるそうですが、野田さんの病気に合うかわかりません。あと、ちょっと怪しいですが、気功も有効かもしれません。もし、興味がおありでしたら、メールをいただければ、紹介します。

私の場合、アメリカンファミリーに入っていたので、すっごくたすかりました。
国内の生命保険は、あまり意味がありませんでした。最近購読を初めて、バックナンバーを見ていないので、同じ内容があったらすいません。

では、お大事に。

[スカ]

ありがとうございます。いよいよダメになった場合は、ぜひ紹介してくださいませ。実は、この保険に関しては新たに事実が判明しまして、生命保険で大儲けというわけにはいかなくなりそうです。トホホ。

それでは、これからもよろしくお願いします。

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