野田スカの「リビングニーズ狂奏曲」

第4話 検査結果……クロ!

検査結果……クロ!野田スカの「リビングニーズ狂奏曲」
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第4話 検査結果……クロ!

前回までのあらすじ

8月某日の医学ボランティアで問診を受けていたときのこと、医師の何気ない「首筋や足のつけ根にしこりがあったら、ボランティアはうけられないからね」という言葉が妙に気に掛かり、首筋のしこりが増えてることに気づいたのでありました。以前から「しこり」が左の首筋にあったのは知ってましたが、その形も数も増えていて、ひょっとして「癌?」と思ったのは言うまでもありません。「これはもったいないメルマガネタだ」と思った野田スカは、ガン保険にも加入して、ついでに生命保険も見直そうと思うのでありました。

しかし保険の空白期間を数ヶ月作ってしまい、その間に発生した今回の騒動。うまく保険金を頂戴できるのか悩んでしまうところです。とはいうものの、会社の総務で保険も担当していたので、ある程度の知識はありますがどうも確信がもてない。そんなうちに、アングラな某生命保険会社の営業マンからメールを頂戴するに、案ずるより産むが易しというもので、今回「ガンかどうか判断をしてもらっている病院」で「クロ」判定をうけても2件目の病院で、まったくの初心からはじめればどうとでもなるということの確証がもてました。ここまでくればお膳だてはばっちりなんですれど、やっぱり「ガンです」と告知されるのは嫌というものでして、血液検査、CT検査、果ては細胞摘出検査まで受けました。血液検査にいたっては、白血球数が(平均3.8~9.8のところ)

  10月20日採血時 9500
  10月27日採血時11500

と数値があがっており、基準値を超えてしまう始末。それに伴ってリンパ球数も急減し、ますますブラックゾーンに突き進んでいくのでありました。CT検査結果も最悪で、胸骨の裏側に、リンパが腫れて固まっているという状況・・・・。過去の事が走馬燈のように駆けめぐるのでありました。

そういえば、医学ボランティアで「ほうせん診療所」と「新赤坂クリニック」を同時進行で受けたけど、4回も受けておきながら「ほうせん診療所」の方は「白血球数の過多」ということではじかれたなぁ。そういえばあの時からかなぁ・・・・
なーんて、思っているのでありました。

さて、タイタニックの音楽をBGMに、細胞摘出手術を受けたわけなんですけど、結果は「悪性リンパ腫のホジキン病」という診断がくだされました。予想通りといえば予想通りな結末に、ちょっと安心し、3大成人病特約(ガンと診断されたら●●●万円)をゲットできるめどがたちました。

あとは、現在の「東大医科学病院」とは別の病院で診察を受け、再度「悪性リンパ種ホジキン病」と診断されれば、告知義務違反も無事にクリアーし、生命保険が転がり込んでくるというてはずになります。

前書き

こんばんは、野田スカです。
血液のガンと言われている、悪性リンパ腫と診断されて数日が過ぎました。

「3大成人病特約」をゲットできるメドがたったので気分的にはスッキリしています。あとは6ケ月後、20xx年5月をめどに、北里研究所か国立ガンセンターで再度健診を受ければ「めでたく」ハッピーエンドという感じです。あとは、来年の5月に完治していたら「しゃれ」にならないので、現在のポリープを残したまま、進行を食い止め、ゆっくりと回復させていく方法を見つけることが当分の課題となります。

ポリープを残すために

現時点の治癒方法として、放射線療法+化学療法を勧められてますけど、副作用として、仕事にならないほどの虚脱感と「脱毛」が懸念されるため放射線療法だけを受けようと思います。「脱毛」ということになれば、会社の周囲の目から見て、悪い病気にかかっているのがわかってしまい、解雇ということになると非常にまずいというわけです。放射線だけでも、当日は「素晴らしいほどの虚脱感」が味わえるそうなので、「脱毛」よりは、まぁましかなというわけです。微量ながら放射能を浴びるわけですから、JCOの大内さんの気持ちがわかるというものです。

アガリスクでもやってみる

医師から民間療法に頼るなと言われましたけど、アガリスクというキノコを使った免疫療法というのがあります。あまり詳しくありませんけど、副作用の心配がないことと、欧米では研究されているそうなので(本当か?)【放射線療法+アガリスク】という治療法で20xx年5月までやってみようと思います。

予後不良となったら

会社をとっとと辞めて、全国行脚にでることにします。
比叡山で座禅を組んでみたいですし、四国のお遍路にもいってみたいですね。松山にいる方にも会いたいし(元気にしてるかなぁ、綾波レイに似てるんですよ、まじで、すんません、包帯フェチです)今頃22才、おいしい「お年頃」というものです。結婚してたりして、あはは。ふごー。

ビタミン剤の服用時間変更

やっぱり朝だと必要な成分が蓄積されないようなので、就寝前に服用し、全身に行き渡らせる感覚で服飲してるっす。

・変更前
 朝 ビタミンB群 + アイアン
 昼 亜鉛
 夜 マルチビタミン + アイアン

・変更後
 朝 ビタミンB群 + アイアン
 夜 マルチビタミン + アイアン + 亜鉛

副作用として「セクス」したくなります。でも、そんなことをすれば命を削ることになるので出来ませんけど「ティンコ」が毎日むずむずしています。鉄や亜鉛を飲んでいるから、精子作りが活発なんでしょうけれど、こっちは、このムズムズをどうしたものかと悩んでいる日々です。
「膣壁とのこすれ具合を味わいたいんだけど、テレクラとソープ、スカちゃんだったら、どっちを選ぶ?(うちまる大尉談)」と電話で聞いてきた大尉の気持ちがわかる今日この頃です

命を削る性行為

病院の帰り道、やけをおこしてというのは冗談ですけど、久しぶりに大塚のピンクサロンへいってきました。新しいお店にチャレンジする勇気がなかったので、以前にP助さんと、マニラ親方と一緒に行ったところです。結論から先にいうと「これが」めちゃくちゃ眠い。いきそうになると睡魔が襲ってきます。疲れた体でセクスし、いった瞬間に眠くなったりしますけど、あれと同じでして、いったことはいきましたが、なんか虚しさだけが残りました。当然の事ながら、帰りの電車で爆睡こいたことはいうまでもありませんでした。かしこ。来年までの、体力勝負になりますね。

医師とのやりとり

医師「えー、症状について説明いたしますと、リンパ腫というやつでしてぇー、リンパ腫というと、悪性しかありません」

スカ「はい」

医師「で、悪性リンパ腫は、大きくわけて2種類あります。ホジキン病と非ホジキンリンパ腫に分類されますけど、スカさんの場合は、ホジキン病という分類に入ります」

スカ「うぉっしゃ、直り治療が比較的容易な方ですね」

医師「(驚いた顔をして)教科書で勉強されたんですか」

スカ「はい、自分のことですからね」

医師「そうなんですよね、みなさんは、調子が悪くなってきてから病院にくるものでから、その過程で勉強される方が多いんですよね。でから最近は、オブラートにくるんだ話し方が難しいので、男性の方や、勉強されている方には、本当のことを話すことにしています。女性に関しては、ある程度、治療など経過してから話すことにしています」

スカ「へーっ、告知する方も大変ですね」

医師「そうなんですよ。で、このリンパ腫なんですけど、10年前は不治の病と呼ばれていましたが、現在に至るまでの間に、かなり治療法が確立されてきました。でホジキン病は更に4つに分類されますが、そこまではまだ診断されておりません」

スカ「そうなんですか」

医師「そうです、で、治療法としては4種類ありまして

  1. 放射線治療のみ
  2. 放射線+化学療法
  3. 放射線+化学療法+生体間細胞(誤字かもしれません)
  4. 放射線+化学療法+骨髄移植

で、スカさんの場合は②になります。で、化学療法を行うと副作用として、脱毛や疲労があげられます」

スカ「脱毛するんですか」

医師「はい、そうです」

スカ「うーん、嫌ですけど、仕方ありませんかねぇ(ユルブリンナーですか、トホホホ・・・)で、質問なんですが、生命保険でガンと診断されたら、うん万円というのに入っているんですけど、今回のはどうなんでしょうか?」

医師「それはもちろん、悪性新生物に該当するので、請求することができますよ」

スカ「(うおっしゃー、心でガッツポーズ)そうですか、ありがたいことです」

医師「ありがたいってもねぇ、なんだかスカさんは驚きませんね」

スカ「はい、騒いでも仕方ありませんし、保険金が生前に手に入るかどうかだけが心配でしたからね」

医師「命じゃなくて、保険金ですか」

スカ「そうです。借金残して死ねませんからね、親父をみてこりごりです」

医師「そうですか、お父さんもガンですか・・・・」


内容は、はしょりましたが、こんなお話しをしてました。
日栄の営業マンに「臓器を売れ」と言われたら「ガンにかかって払ってやるわ」と言い返せるというものです。私の場合は「臓器を売れ」と言われたら「それじゃあ紹介しろ」と言い返すんですけどね。日栄も会社の体質が体質ですから、一般社員は大変ですね。

そんなことより・・・
「治癒する」とか、「完治する」という言葉は、医師の口から、ついぞ発せられることはありませんでした。かしこ。

読者様からのMailコーナー

■バドワイザーさんからです

祖父が、血液のガンでした。
それでも他界したのは65~70くらいの年齢でしたけど。輸血を、中学生だった私はすることができなくて、献血を16になって真っ先にした覚えがあります。

あんまり病気にふれるのは「言霊」もあるので言いませんでしたが。

ほらほら、そこのライター、魔術師野田スカなんだから。落ち込んでいるひまがあったら、この世の森羅万象の力も総動員して治癒しましょうね!

古本屋で「医者がガンにかかったとき」というものを昔、ゲットしました。(3年くらい前に買って読んでない)

スカさん、古本屋に行くといいかも。街の古本屋で、目当てのものがなければスルーします。私の持っているハードカバーの本はそんなんが多いです。ハードカバーって高いし、かさばるし、持ちにくいし、でイヤなんですよね。

腹式呼吸してますか?
ファイターには必須です??
きっと、「落ち着いている」とおっしゃるのでしょうがたまに、音がしないように空気を吸い込みしばらくとめて、静かに吐き出す、とバラバラになっていたこころとからだがまた一致したリズムを繰り出すよーな気分になることがあります。

・・・・・そんなの2回しかしたことないけど。

体力を落とさないように!
がんばりましょう!!!

[スカ]

ありがとうございます。
文面ではリップサービスで、ドッヒャーとか言ってますけど、いたって普通です。死ぬ気がしないからだと思います。

私としては現状が非常におもしろくてしょうがありません。ゲーム感覚です。なんてったって、「3大成人病特約」ガンと診断されたら●●●万円というのが入ってくるわけですから。これをどのよにゲットするか! これを考えたら、うへへへっ! ちゅーわけです。

ご心配ありがとうございます、祖父が血液のガンで存命してたそうですけれど、何歳くらいに発病したんでしょうか? 知りたいところですね。

これからも、メルマガ購読よろしくお願いします。

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