大きな声では言えない生保会社の裏事情~バックナンバー~

大きな声では言えない生保会社の裏事情 ~vol.12~

大きな声では言えない生保会社の裏事情~バックナンバー~
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大きな声では言えない生保会社の裏事情 ~vol.12~

前書き

先日、自分のお客さんの会社が倒産してしまいました。
うわぁぁぁぁぁっ!!
何件の解約がある事だろうか・・・・

まめ知識 印鑑

国内生保会社の営業部の中には『印鑑』がたくさん保管されている。
大体うちの営業部では100以上あるのではないだろうか?
では何故だろうか?

○印鑑(シャチハタ)で出来る事○

・復活………失効した契約を元に戻すこと。
・損保契約…スキー保険とか。
・作成契約…数字埋めの為に。(成約入力の為。まぁ後に正式なものを頂くという前提で。
etc…

当然、『やってはいけない事』です。
が、これが現実です。
ただまだこれは可愛い方。
印鑑屋の中には1万円で合い鍵みたく全く同じ印鑑をつくってくれるとこあります。
それがあれば...

さすがにここまでやる人は殆どいないでしょうけど。。。
(実際にやっている人、知っていますが)

読者からの投稿 ~内勤と営業職員のスレ違い~

たくみさん、こんちは。
先日、メルマガに掲載していただいた者です。

お返事のメールで使ってもいいですか、と書いていただいていましたがまさか本当に採用されるとは思ってなかったので心臓、飛び出そうでした。例の支部長がこのメルマガをご覧になっていないことを祈る毎日です。(笑)

さて、国内生保会社の体質で非常に気になることがあるんですが。。。たぶんうちの会社だけでなく他社も同じような状況かと思いますが?

それは「自社の契約としての責任のなさ」です。

たとえばA職員さんの契約のBさんというお客さんが遠隔地に転居されてもやっぱり保全(解約など)の訪問申出など、めんどくさいことはすべてAさんに回付されてきませんか? 他支社に申出しても、「それは○○支社のAの担当なので、そちらで対応いたします」といったことがままあるような気がします。

でも逆に職員さんの立場からしたら懇意のお客さんと他の職員が勝手に接触していたら、それで気を悪くされる方もいらっしゃいますよね。(そこの兼ね合いが社外の人にはわからない難しいところなんですよね! なんとも古風な考えのような気もしますが現実はかなり重要なポイントでしょう)。

それでさらにA職員が退社した後なんて、大変です。特に解約申出は郵送でなく、原則、来社か担当者経由にて手続きする、という会社の方針のため、来社不可能のお客様には営業職員が出向くわけですが、成立扱者退社後は原則、届出住所の所管(テリトリー)の担当者=フォロー担当者が形式上登録されます。

が、これがクセモノで実際は顔も知らない、といったパターンがほとんどです。だから解約申出でいきなり「行ってくれ」という話になってもなかなか行けないんですね。

その上、訪問先が現住所ではなくて勤務先だった場合、そのフォロー担当者が行くのか、勤務先の担当者が行くのか、ということでまたややこしいのです。(それがお客さんの申出日から日数経過後だったりして)。つまり、みんななんとかしてどこかに振ろうとするんですね。

・・・こんな社内の不調和がお客さんを外資系生保へ走らせている一因になっているのではないかと思います。だって、外資の方や社外の方からしたらつまらないこだわり、と思われるでしょうけど、「成立扱者在籍契約」はそれほど保全については聖域化されていると思いませんか?(もちろん、転換がらみのときは目の色変えて奪い合いますが)。

うちの会社だけなんでしょうか・・・?。

たくみさんや、周りの方は、「当社にいただいているご契約だから」といってやっぱり親切に保全とか、わざわざ交通費使って手続きしてあげますか?

わたしは内勤なのでお客さんの申出にできる限り対応するのが仕事ですし、全然平気なのですが、やはり支部(職員さん)に訪問を依頼するのは気がひけます。特に、保全手続きをしても手数料をもらえない、解約や減額、保険料の集金など、職員さんは交通費、払い損ですものね。なんだか申し訳なくって・・・。

またまただらだらとすみません、たくみさんが読んでひとりでほくそえんでくださったらそれで結構です(笑)

だらだらついでに、今回のメルマガで所得補償保険の話がありましたよね。うちの会社では「収入保障保険」というのが昔あったような・・・。人気ないから、売り止めになったみたいですが(笑)。

あの中で、調査の話がありましたが、調査っていうのは最近はかなりの期間を要するものが多いみたいですよ。例の「和歌山保険金事件(ハヤシ マ○ミさんの件ですね)」で、高度障害に該当するんじゃないかというお客さんが多くって、(障害手帳の障害の級等と勘違いされるのが非常に多いんですよね)調査人員も、社内の業務士と、あと業界共通の社外の業務士も手、いっぱいって感じらしいですね。

それとなにより、調査において、お客さんのかかっていた病院の先生に調査の協力を求めるのですがその回答が遅いというのが調査に時間がかかる最大の原因らしいです。保険会社もその先生にたずねるしか方法はないので協力していただけなかったら身もふたもない、とあまりしつこく督促も出来ないのです。

その上、入院給付金も今までは査定が甘くて過払いが多かったらしくものすごく慎重に調査しているそうです。だから、調査に2ヶ月ぐらい必要なときも、結構あるんですよ。(お客様には本当になんてお詫びを申し上げたらよいのやら、そしてお客さんと会社の板ばさみの職員さんにも・・・)。

では、これからもためになるメルマガを期待しています。


ぶっちゃけた話、保全は営業職員に殆ど手当てがありません。手間の割に実際交通費すらでない。これじゃぁ『後回し』になちゃいますよねぇ。まだ会社の人だったらついでに出来るけど、地区の場合だと、ねぇ。(地区活動はやってない人が多い)

まさしくおっしゃる通り!!

以前メルマガにもとりあげた内容ですが、内勤さんの意見を聞くとやっぱりしみじみと思います。

『保全もっと重要視しろよ・・・』と。

必然的に足が遠退いてしまうのは当然であって、評判を落としていくんでしょうね、国内生保は。。。

ちなみに自分はある一定の会社の地区中心に活動してる為、ホイホイと保全をこなしています。そんなに手間じゃないし。月15件はやってるんじゃないだろうか?保全。

おそらく支社NO.1! 嬉しくないけど・・・・

日記

○監査

一週間これが入った。これの前は大掃除。見つかってはいけない資料の嵐・嵐、ア・ラ・シ!!
その中には重要な顧客リストまで『自宅にもって帰れ』との指示。よって、みんな仕事にならない。

部長『実動が遅く、非常に遂行率が遅れてる!!』って、当たり前だぁぁぁぁ!!

○契約転換について

朝礼でこれに関する資料が配られた。今後この書類を必ずお客さんにわたさなければならない。この中身を見ながら営業部長の一言。

『こんなん全部説明したら誰一人転換なんてしないわなぁ』

・・・おっしゃる通り!!

○村山さん

監査がくるにも関わらず無断欠席を続けたツワモノ。しびれをきかして上司が電話をしたところ、

『いまコンパニオンの仕事で忙しいノヨ!』ガチャッ ツー……ツー……ツー……

・・・この人、本当に個人事業主やってます。

○お客さん(稲葉さん)

先日、サービスセンター経由で入院給付の請求をしてきた。その内容をよく見ていると、病名が『ガン』となっていた。。。本人が請求してきたので知っていると思うが、慎重に電話してみた。

『あぁ、わざわざ連絡くれたの? 明日また手術するからそれが終わったらまた連絡入れるわ。じゃ、ヨロシク!!』

・・・異様にハイテンションだった。ガンってもう治りにくい病気じゃなくなったのかなぁ???

ショックではなかった様子。

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