Forbidden Game~3倍速Girl~

Forbidden Game ~3倍速Girl~ 第36話:みのりちゃん、嫌われ男講座

第36話:みのりちゃん、嫌われ男講座Forbidden Game~3倍速Girl~
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第36話:みのりちゃん、嫌われ男講座

「──こういうみみっちい人、嫌いです!」

「どれどれ?……今日は会うだけ、1,000円で、気に入ったら改めてお願い──だと?」

「実はさっきコンビニいくついでに顔見て来たんです」

「どうだった?」

「お前に女を選ぶ権利なんかない、このハゲ野郎! って感じ」

「ぅわぁ……」

「ただ、私は外見はあまり気にしません。が、こういうみみっちぃセコい男、大嫌いです!」

「まぁ、誰でもそう思うんだろうね」

「あと、食事とか誘うのはいいけど、気合入れた服着て来るな、仕事着で十分だ! とか」

「ほぉ、それはどうして?」

「別にどんな仕事していようが関係ありません。ありのままで十分です。どんな仕事でも胸張って堂々して貰った方が気持ちいいです」

「まぁ、分かる気するかな。要するに自分の仕事に誇りを持て、と」

「そう、そうです! ま、逆にあまり自慢タラタラの人は嫌ですけど」

「ほぉ、難しいね」

「ある程度成功されている方は、自然に自信がみなぎってますから。そういう人が逆に謙虚だと、キュンって来るかな?」

「……俺はどうなの?」

「ジュンさんは隠しすぎ! 最初、月収知った時、一番驚きましたよ!」

「ま、まぁ……あ、あの時は出来過ぎだったから。あ、あれは特別な月ね」

「って、特別だったとしてもあの月収は目が点ですって。普通の人の平均年収の何倍? なのにそれをひた隠しにして稼げないフリして! 車までわざわざ中古車ですし! あの時、偶然知る事出来ましたが、ホント騙されましたよ! 私が──」

「ま、まぁそれはおいといて──後はどんなのが嫌なの?」

「馴れ馴れしい人とか、ダメです」

「──ん? そういうノリもNG?」

「年が近い人でも年がかなり上の人だろうが、紳士であるべきです。レディファーストの精神、見習うべきです」

「なるほど、ね」

「とにかく、細かい事は気にしないでポーンとお金くれて優しくて紳士的な人が理想です」

「確かに、好印象な人は次回は何らかのサービスとか値引きしたくなるもの、ね」

「みんな共通ですよー。あ、後は早い人がいいです。手が疲れないから♪」

「……後はおしっこ、ね」

「良く分かってるじゃないですかー、さすが私専属マネージャーさんです♪」

「──え? いつの間に俺は専属マネージャーになったの? 初耳だけど……」

「え? 今決めました♪ 大出世ですよ~、光栄に思って下さい^^ また臨時ボーナスあげますね~。はい♡」

「ありがと……って、これネカフェ内で無料のいつものリアルゴールドじゃ──」

「いーえ、違います。炭酸水にわたしのおしっ──」

「結構です!! ……んとに、油断も隙もあったもんじゃない、この変態娘は……」

「え~、せっかく上手く作れたのに~……次のお客さんにあ~げよっと♪」

 

──いつもながら最後がグダグダになるみのりちゃんでした。

補足?

まぁ、今回の講座に関してはユキの主観も入っているので全ての女性に当てはまるかは不明、という事を付け加えておきます。

ただ、

  • セコイ人
  • 自身の仕事に誇りを持っていない人
  • 自慢たらしい人

これに関しては多分、全ての人共通で「嫌い」となるでしょう。

解説するまでもない気がしますが、まずセコイに関して。例えばどこぞか食事に行ったとして、割引券やらポイントカードなんぞ使ってたら興ざめしますからね。普段はそれでいいとして、対女性に対しては間違ってもそんな事はしないのが吉でしょう。(ま、これは商談時にも言える事ですが)

ちなみに「セコイ」の逆の「気前がいい」というのは、最初はアリとして、ある程度関係が深くなってくると逆に「お金に大雑把な人」と見られてマイナスになる、という点に注意。

次、仕事。意外な程、女性というのは仕事に対して何とも思っていなかったりします。基本、どんな仕事だろうが胸張っていれば大半が通ります。別に派遣だろうが肉体労働だろうが、そうは気にしないケース、多いですから。

ちなみに、外見に対しても同じですかね。背の低さやら頭の薄さ、ルックス等を気にする男の人、案外多いですが、個人的感覚では「そこまで気にしていない」ですね。下手にコンプレックスを感じてそれを隠そうとしている方が「痛い」かな~っと。

「ん? ちびデブハゲのブサイクだけど、それが何か?」

これくらいで丁度いいです、多分。

次、自慢たらしいについて。これは自信がないと真逆なので一見矛盾する気もする人がいるかもですが、ぶっちゃけ大半の事は「へぇ、そうなんだ、凄いね(棒読み)」という女性だったりします。それこそ、一部上場企業の社長とかプロ野球選手とかミリオンセラーの歌手等なら話は変わってきますが、ね。

ぶっちゃけ、「いやいやいや、これは自慢しろよ……十分凄いだろ、それ」という事でも隠すくらいで丁度いいくらいです。どうしても自慢したい場合は、「別に大した事じゃないけどね」と謙虚さを付け加えてするのがベターかな?

「基本的には謙虚で物腰は柔らかいけど、内に秘めたる自信がある人」

これを心掛ければ、少なくとも嫌われる事はないでしょう。

対女性で悩んでいる方、以下も一読して参考にしてみて下さい。

……って、なに書いてるんだか……

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