自分の営業ルーツのきっかけ?
正直、物売りは誰しも好きではないでしょう。当然、中には物好きな人もいるでしょうが基本的には「ウザい!」「恐い」というのが殆どでしょう。
自分自身も嫌いです。まず自宅に来た営業なんてのは、ドアも開けずに「うちは結構です!」でしょうな笑
ただ、保険屋の時に毎朝ヤクルトのおばちゃんが営業所に来て「ヤクルトどうですか?」みたく、グルグル回っていたんですね。売り込みも一切なく、単なるご用聞き。
実は、これ自体は全く苦痛には自分自身思わなかったんですよね。こっちから呼ばなければ、別に売り込みにくる事なんて絶対ないですし。
これを見て「おぉ、実はこれが理想の営業かもしれない。これなら自分でも出来るのではないか?」と思ったんですね。よって、案外自分の営業ルーツはここにあるのかもしれないです笑
そうですねぇ、例として、焼き芋屋が来たとして、近所に出店が来ていたとして、そんなに苦痛にはなりませんよね?
「用があったら来な。用なかったら来なくていいよ」
……まぁ、実際今のHPスタンスでもありますが、これの営業版ってな所でしょうかね、自分の営業というのは。
「えっと……ここまで消極的な活動でホントに保険とれるの? 話振ってくれるの?」
こう言われる方もきっといるでしょう。次項で具体的な「人が保険に入るタイミング」を書いていきます。
見直しのタイミング
年齢が上がる・結婚する・子供が産まれるまれる・子供が進学する・社会人になる・部署が変わる・決算が済んだ後・テレビで保険系の事を見た後・誰かが病気になった時 etc…
実は案外見直すきっかけとなる時期(そう思う時)ってあるんですよね。要は「如何にそのタイミングの時に自分を選んでもらえるか? 声をかけて貰えるか?」なんですよね。
「黙っていた方が信頼がおける」
「軽い男は信用できない」
誰かが言った様な事ですが、保険に例えると、
「如何に保険の事を言わない人なのか?」
というので、何故か上記のように「勝手に信頼」をしてくれる様になったりします。
例外的に「保険の新商品発売=話しのきっかけ」というのも時には有効です。当然、仲良くなってからの話ですが。
「今度こんな保険出たんですよ〜」
「ま〜た何か出したのかい。どれどれ、暇つぶしに聞いてやるよ」
みたいな。
シャレで「誰か保険やりたいっていう人いないっすかねぇ?」なんて事が言える様になればかなりなじみが出来たと言えるでしょう。
自分の営業スタイル
これは自分だけではないと思うのですが、自分は極端に断られる事が苦手でした。よって、押しのセールスは全く出来なかったのですな。特にある程度仲良くなった人に対して提示というのがホント苦手で……「あ、やっぱり保険が目当てだったんだ」と思われるのが嫌でして。断られたら忘れて次、次! な~んて言う人もいますが、自分にはとてもそんな事は出来ず……普通に考えたら自分は絶対営業に向いていない人種なのでしょうね。
という様な営業職的に致命的とも思える自分の性質をあえて治す事なく逆にプラスに置き換えていった、というのが自分の営業スタイルだったりします。
嫌われたり断られるのが嫌ならいっその事、徹底してそういう行為をしなければいいのではないか、と。前述の通り、色々保険を考えるきっかけはある筈なので、相手が話を振ってくるまで待てばいいのではないか、と。
と、こんな風に考えていたが為、自分はひたすらお客との距離を縮めていく事に全力を注いでいました。結果、なじみが出来た人なら1年以内にはほぼ確実に「そういや、たくみ君って保険屋だったよねぇ」という風に話を振ってきてくれましたね。
誕生日カードやモノ自体を素直に受取ってくれるかどうかで、客との距離がどれくらいなのかといういい判断材料になりました。素直に受取ってくれる状態ならば、ほぼ確実に仮に保険の話題を振ったとして、嫌な顔はしないでしょうし。(ま、自分はそれでも保険の話は殆どしなかったですが)
ちょくちょく自分のこの手法を聞いて「いや、これで押しの営業をプラスすれば売り上げ倍増じゃね?」と言われる方もいましたが、恐らくは「ここまで徹底して押さない」からこそ成果が得られたのではないか、と自分は思っています。ま、自分は押しをした事がないので、現実は「ある程度押した方が成果があがる」のかもしれませんが、ね。
こんな話聞いた事ないですか?
「人との距離を縮めたかったらとにかく相手の話を聞け」
ちょっと営業に慣れると「喋れる様に」なってしまうのは大半の人に当てはまるかと思います。が、口は禍の元という様に、喋る事によってマイナスに働く事って案外多いなぁ、というのが自分の持論です。
ちょっと営業に行き詰っているなぁ、上手く契約取れないなぁ、という方、思い切ってトークを削ってみましょう。案外それで好転する事ありますよ。
モノを貰う?
こればかりは⋯年齢により出来ない人もいるかもしれません。プライドがあって出来ない人もいるかも。
ただ、これだけは覚えておいて下さい。
「モノをあげたり、奢ったりする事で喜びを感じる人もいる」
基本的に、人に喜んでもらったら嬉しいものですよね? 恐らくこれを読んでいる人の大半が「そうだ」と答えるかと思います。
この感覚、営業側の人間だけしか持っていないかといったら、そんな事はありません。お客さんだって、自分達と同じ人間です。人に喜んで貰えたら、嬉しいものですよ、やはり。
これは、大抵の人が持っている感情(?)です。案外、テレビジョン等配っていると「何かお返ししなくちゃ」と思う人多いみたいです。これが別にモノを配るという事でなくても当てはまるんですね。
「週1度、話し相手になってくれている」
これでも十分人によって「何かお返ししなくちゃ」の対象になったりするんですよね。案外、暫くしたら「お茶でもどうぞ」とか「ケーキ食べますか?」とか、「おみあげどうぞ」なんていってきてくれたりします。まぁ、相手が年輩の場合は昼飯一緒にいくか?なんてのが一番いい例でしょうな。
「いや、そんな事して貰ったら悪いです、自分で払います」
「いや、そこまでして貰うの悪いですから……」
なんて断る⋯なんてのはもっての他。
もう一度書きますが「相手に何かしてあげる事により喜びを感じる人もいる」のですね。その際は言葉に素直に従うのがベスト。如何に高価そうなものでも、精一杯の笑顔で「ありがとうございます!」と、感謝を表すのが相手にとっても「あ〜、●●してよかった〜」と満足されますし。
当然、自分から「何か下さい」とか「奢って下さい」なんていうのはダメ。自然と言ってくるのを待つ、というのが良いでしょうな。
ちなみに自分は⋯⋯カシミヤのセーターまで貰った事ありますね。後「ここらへんで駐車場探しているんですよ、昼間限定でいいんですけど。飛び込みでここらへんしょっちゅう来るので‥」とか話をそれとなく人に振っておくのもベスト。
「あ、うち昼間は空いてるから、自由に置いてもいいよ」
なんて言ってきてくれたらベスト。好意にとことん甘えましょう。正直、ここまでしてくれる様になった人はかなり仲が良くなったという裏返しにもなります。保険の事をいってくるのは時間の問題といって過言ではないでしょう。
と、自分自身は「モノを貰う・奢って貰う」という行為にてどの程度相手との距離が縮まっているかを確認していたりもしていました。
「あ〜、この人に保険入ってあげてよかった」という状態へ繋がる事となりますしね。
コメント