大きな声では言えない生保会社の裏事情 ~vol.24~
前書き
本編です。
どうやら5月からまた生保を再開する事になりそうです。『代理店』という形で。
ただ、4月は空白の時期になってしまいました。そう、収入源がない!
・・・バイトでもしよう、かなぁ。。。
で、最近めっきり読者さんからのメールが減ってます。どんな事でも結構ですので、メールください。いやぁ、ヒマしてますので。。。
まめ知識 ~組合~
生保にも労働組合というのがあります。が、少なくともうちの会社はこの組合が非常に弱い。トヨタとかみたいに組合運動みたいなのないし、ストライキなんてのもしない。会社提示をいつも飲み込んでいます。
年に1-2回程『組合旅行』なんてのがある。名目は『代表職員が集い、色々話し合いそれを会社に提示する』なんてものですが、実際は飲めや食えや歌えやのドンチャン騒ぎ。翌日の朝数時間のみ簡単に話し合ってそれで終わり。
・・・月々給料から引かれる『組合費』程ムダなものはないですねぇ。もっと会社にいろいろ要求を通せよ! なんてよく思っていました。
2年くらい前と今を比べると実質的に給料が平均1/4~1/3カットされました。
で、会社の言い分というのが『給料減った分は損保でカバーする様に』だって。
CMとかでは平気で数十億もの金を使っているが、そんな意味ない気がする。少なくとも自分は『CMでやってるのを見て保険考えようと思った』というお客にあたった事ないです。
組合さん、何やってるの?
誰の見方なの?
印象に残ったお客の出来事 ~74歳のおじいちゃん~
『妻が死亡したから書類もってきてくれ』
こんな電話が入った。死亡による保険金の支払いの書類を作成するには『死亡理由』というのを聞かなければならない。
『で、理由はなんですか?』
『交通事故です。・・・自損事故で助手席に乗ってた妻が死亡したんです』
『──?!』
年は74歳、10年近く車の運転をしていなく、久しぶりにドライブをお婆ちゃんとした所、操作ミスで電柱に衝突。お婆ちゃんは即死だったが、自分は無傷だったとの事。
まぁ、なんというか・・・
『死亡証明書・戸籍謄本──等の書類を用意してください』
死亡保険金請求に必要なものを告げて電話を切った。
普通、これらの書類を用意し連絡をしてくるのはだいたい一週間ぐらい後だ。が、この人は違った。約一時間後、また電話があった。
『あぁ、たくみさん、書類揃いました』
『──え!? 滅茶苦茶はやいですね』
ホント、速攻でした。
おいおい、おまえ、本当に奥さんは『事故死』だったのか???
手続きにいって、さらにそう思った。かなり上機嫌でいつお金が入るんだとばかり聞いてきたのです。で、保険に興味を持ったのか、自分も保険に入りたいといってきた。(74歳で保険に入れるのか?)
流石にここまで高齢の人の契約は取り扱ったことはなかった。なんてったって大正生まれの人ですから。
確認した所、医療特約はさすがに付加できないが、別に入れるとの事。けど、さすがに保険料はバカ高い。
『いやぁ、こんな保険料になってしまいますよ』
『(電卓を弾いて)日本の男性の平均余命は79だから、それまでに死ねばトクだよなぁ。俺は今74だからあと五年で死ぬはずだから』
『・・・』
流石にこの考え方(計算?)には驚きましたねぇ。
・・・結局保険の契約を頂きました。
診査も全く異常ナシ。
なんとも、まぁ、おちゃめなおじいちゃんでした。
・・・けど、この人、絶対長生きするよなぁ、絶対。
*こんな経験・話しを募集します。よかったら投稿してきてください。
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