たくみの営業暴露日記

たくみの営業暴露日記 ~あとがき~

あとがきたくみの営業暴露日記
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たくみの営業暴露日記 ~あとがき~

 たくみです。よ~~やく終える事が出来ました。一応自分の半生的な内容になっていますが、一応プライバシー保護の為、そこそこフィクションを入れています。どこからどこまでがノンフィクションかは皆さまの想像にお任せします。

 ぶっちゃけ、リアルを知っている人から見れば「滅茶滅茶改編してるじゃないか! 原型が殆どないじゃないか!」とツッコミ入りそうですが、要所さえ押さえればOKと自分は考えているので……えぇ、リアルそのままに書いたら、全く印象の違う別作品が書けるでしょう。

「え~っと、これ……創作だよね。いくらなんでも、これは……」

という内容になっていますが、リアルだともうちょい(かなり?)創作気味になりますかね。……現実は小説より奇なり、とはよく言ったもので……

「こんな事、絶対ないだろ! 嘘だろ?」

という事がリアル。で、ありそうな事が創作……とでも思って頂ければ……ちなみに前にも書きましたが、一番嘘くさく思われるであろう「ユキとの出会い・再会」は紛れもない事実です。(流石に書くまでもないと思いますが、ユキは畑口伊織の実子という可能性が高い)

 以下、物語の反省点を少々。

 美幸以降に関して。本来、各種人物は脇役的な感じで、それこそ2章までの勝野や小橋くらいの感覚で書きたかったのですが……ある程度覚悟してましたが、やはり本来の主旨(営業物語)から大きくズレてしまいましたね……

 何か登場人物が皆いい人ばかり、異様に人に恵まれていたと勘違いされる方もいるかもですが、当然の話ですが「登場人物の数倍、下手すると100倍くらい」は胸糞悪い人達に出会ってました。えぇ、基本自分は「性悪説」であり・・・恐らくは人の汚い部分を人一倍見てきたと自負しています。・・・これ、殆ど書けなかったな~っと。(ま、そうでなければ、裏事情やら裏病棟なんぞやってないですって、多分)

 美幸の死後について。九重やら畑口やら出てきて、作中微妙に楽し気に書いている所も多々あるので誤解を招きがちですが・・・かなり長い間引きずっていました。これ、上手く書き切れなかったな~と。

 畑口及び九重の死について。ま、2人についてはそこそこ書いたので「美幸の死後、心の穴を埋めてくれて大きく支えてくれた」という点はある程度は理解を得られるかな~と思っていますが、畑口の死後の壊れっぷり、そして九重の死後の完全に心が折れた点、これに関しては1割も伝わらないでしょうね。えぇ、これ、上手く書き切れなかったです。

 所々にある数年後という略について。……気合で後付け説明みたいな感じで表現しましたが、流石に無理あり過ぎだったかな~と。エピローグ以後なんぞ、きっと意味不明でしょう。特に最後のあすかから始まってユキ、そして美子という流れに関して。……思いっきり略しましたが、流石に意味不明だよな~っと。ただ、これを書ききると、主人公が更に誰だか分からなくなるので……時間あったら、別物語(アナザーストーリー? エピローグ?)で書き足します。

 etc…

「化物じみた様々な実績の裏には常に誰かの影があり。紆余曲折あって美幸・伊織さん・あすかが死んで最後にユキ」

 このコンセプトで書いてきたつもりですが……何かズレていった様な……プロット作ってやるべきだったかな~と、反省点は多いです。ただ、何とか最後はキレイにまとまったかな? と。……まとまってますよね?

 

 よく自分は人から羨ましがられていました。各種実績はもちろんの事、私生活においても。自分の人生と代わりたい~なんて言う人すら、そこそこいましたかね。ま、表面だけみれば、確かに波乱万丈で何とも魅力的な人生に見えたかもしれませんね。が・・・

「代われるものなら代わってみろよ! 絶対後悔するから!」

 ま・・・心の叫びでした。ホント、30代前半までは綱渡りの様な日々・・・よくもまぁ、こんな数奇な人生を、試練を用意したな~、どれだけ性格悪いんだよ、神様は~、と。確かに得たものも多かったですが、失くしたものも多かったですから。

 これで全てではないですが・・・ある程度は分かって頂ける・・・でしょうかね?

 ちなみに、裏テーマとして「自殺」についてもうちょっと描きたかったのですが、流石に年月が経ち過ぎていてうまく表現出来なかったです。えぇ、美幸の死の時、伊織さんの死の時、そしてあすかの死の時……3度程、強く死を意識したのですが……書こうと思っても当時の破滅的な心境は中々思い出せず……時間の流れと言うのは怖いですね、あれだけの事がホント霞んでしまって……それでもそこらあたり書いている時、かなり精神的にキツかったですけどね。

 後、「本気で取り組む事の大切さ」というテーマも入れようかな~と思ったものの、ごちゃごちゃなり過ぎて訳分からなくなりそうだったので、これは思いっきり略しました。

「本気でやっていないだけ。その時になったら本気出す」

・・・何て言うんでしょうかね、バカじゃないか、と。上手くいかなかったときの言い訳なのか何なのか分からんですが、全力でやる事がカッコ悪いという風潮でもあるんですかね、、世の中、ホントに「全力で生きてる人」が少ないな、と。・・・明日死ぬかもしれないのに、生きたくても生きれない人だっているのに~っと。ま、時間があったら、全く別物語でしょうが、これをテーマにした作品を書こうかな・・・

 

 何はともあれ、どうにかこうにか最後まで書ききれたのは良かったかな~、というのが自分の感想です。

 

 次回作は……そうだ、独立後の軌跡が冒頭だけ書いてほったらかしでした。いや、その前にリサあたりの話はショートでまとめた方が……それを書くなら、他にも書く事がある様な……ちなみに、本当に書きたい事、こんな話を書くきっかけになったのは……ユキだったりしますかね。このペースでいったらどれくらい時間がかかるか分からんですが、本当に書きたかった事、伝えたかった事、そして自分がやりたい事が分かった時には、、きっと「はえ~」となるでしょう。(もしかしたら、鋭い人ならもう何がしたいか分かってしまう? 一応、軽くは真意は出していたりするので。異様に重~いテーマです)

 と、あとがきは慣れないですが、最後までお読みになって下さった方、どうもありがとうございました。筆は遅いですが、これからもどうぞよろしくお願い致します。

2020/11 たくみ

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