大きな声では言えない生保会社の裏事情~バックナンバー~

新)大きな声では言えない保険会社の裏事情 vol.20

大きな声では言えない生保会社の裏事情~バックナンバー~
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新)大きな声では言えない保険会社の裏事情 vol.20

たくみです。
さて、現在自分にはちょっとした野望があります。

  • 圧倒的有利な利率運用である海外商品(保険)を日本に紹介する。
  • 損保(自動車)の優良代理店を皆さんに紹介する。

今のところ、こんな感じです。

まず、海外保険について。
ホント、日本の商品比較してるのがバカらしくなってくるぐらい、いいです。もうちょっと研究・調査をした段階で皆さんに紹介していこうと思います。

そして損保(自動車)について。
最近、『安い損保会社は◯◯』なんていう比較のところが流行っているみたいですが、自動車の保険に関していえば、『事故した時の処理や示談サービス』が全てだと個人的に思います。いざという時、役にたたない保険では意味ないですからね。

それで考えているのが、『優良代理店(損保)』の紹介。数人は知り合いがいるのですが、さすがに全国となるとサービスが出来ないですから、とりあえず『優良代理店(損保)』の方を募集したいと思います。

よかったら損保の代理店の方、メール下さい。JAの損保とか、クソと思っている人、大歓迎です(爆)

今日は『たくみの野望~海外進出~』をお送りします。

ん~、内容は難しいですね~。

では、どうぞ!

たくみの野望~海外進出~

かなり前から海外の情報を取り入れています。

以下のやりとりは『某海外在住のFP』の方とのものです。なにか参考になるかなぁと思い、掲載しておきます。

※以下は実際に海外のパンフを送ってもらってからのものです。

たくみ→某海外FPの方

たくみです。
資料、届きました。
当然ながら全て英語でしたね。
なんとか辞書と格闘しながら読んでいるところです。

予定利率の引き下げ論議も相俟って、海外&オフショア生保に対する関心は、かなり高まってきていますね。特に、税理士さんが熱心でした。20億円以上の保険金額をつける高額終身保険を使った相続税支払資金確保のためのスキームは、日本ではほとんど知られていないらしく、皆さん、興味津々でしたよ。

これはバブル時期にやっていた銀行・生保による変額と同じみたいなものですか?

で、頂いた資料で何点か質問があります。

  • リビングニーズが別途お金が必要との事ですが、日本と全く違う内容なんですか?
  • 終身は『確定利回り』なんでしょうか?
  • 『元本保証型投資信託』みたいなものがあると聞きましたが、保険でもあるのでしょうか?
  • 『契約者保護』はどこのものが適用になるのでしょうか?(日本人だから日本とかいうわけではないですよね。香港なのか、現地なのか、そしてどのような保護があるのかが気になりました)
  • 香港は無税と聞いていますが、本当なのでしょうか?
  • 日本において、各国の保険に対する事がかいてある本などはないでしょうか?(日本語で書いてあるとありがたいものですから)

ざっと書いてみました。
現時点で『公平な保険診断』をやっていますので、以後お客さんに海外商品の案内をしていきたいと思っております。

数字だけみれば、どう転んでも海外のがいいですからねぇ。

あと、韓国の保険事情なんてわかりますでしょうか?(読者から質問があったものですから)

どうやって調べたらいいでしょうか?
教えて頂くと幸いです。

提携先にも、必ず、少なくとも一度は、香港にいらして、ご自身で銀行口座を開いたり、保険契約を結んだり、「体験」して頂いています。ご自分がやったこともないのに、お客様に説明することは不可能ですからね。海外に対するアレルギーを取るのにも、体験が一番です。

当然ですね。
来年には現地へいこうと思っております。
ホント、知らないものが損をする時代ですね。

では。

某海外FPの方→たくみ

たくみさま

明日は勤労感謝の日でしたね。日頃の疲れが取れますように。

これはバブル時期にやっていた銀行・生保による変額と同じみたいなものですか?

どうしても融資をつけて欲しい(それだけ、流動資産がない!)という方には、銀行融資も考えますが、基本は、融資なしです。キーワードとして、海外の法人設立、保険金の名目で日本に資金を持ち込まない、の2点が挙げられます。バブル期の銀行+生保の仕組より、もっと健全ですし、大掛かりで複雑な仕組ですよ。

・リビングニーズが別途お金が必要との事ですが、日本と全く違う内容なんですか?

保険会社にもよりますが、27~30大疾病をカバーします。別途保険料が必要なものは、死亡保険金とは別建てで出るものです。(つまり、死亡保険金の前払いではないんですね。)

日本のは、保険料がいらない替わりに、保険金の前払い、しかもしっかり金利分を差し引くそうではありませんか。高度障害の認定も、余命半年の認定も、実際はあまり取れないようですね。

海外のリビングニーズは、クリティカル・イルネスとも呼ばれ、死亡保険金は要らないという頑固な保険嫌いの人にも、結構、好評なんですよ。リビングニーズを主契約とすることもできますから。

・終身は『確定利回り』なんでしょうか?

確定保証利回りがあるものと、ないものがあります。あったとしても、定期預金よりも低い4%(米ドルの場合)程度なので、気休めぐらいにしかなりませんね。特に香港人や欧米人は、確定利回りにかかるコストと引き換えに、将来の収益機会を放棄するというのは、それ自体が大きなリスクと考えます。

2~3年で解約することが前提ならいざ知らず、保険契約は長期に及ぶものなので、保守的な運用では、インフレヘッジにならないことが、分かっているからです。(もちろん、日本のバブル期の変額保険のように、単一国の市場に、勝負を賭けるような、危険なマネはしません。通貨に関わらず、国際分散投資が基本中の基本です。)

・『元本保証型投資信託』みたいなものがあると聞きましたが、保険でもあるのでしょうか?

元本確保型のファンドで運用する保険、というのがあります。Scottish Life Int’l の十八番です。パンフ見てくださいね。

・『契約者保護』はどこのものが適用になるのでしょうか?

生命保険会社の登記地です。例えば、オフショア生保のほとんどがマン島で設立されていますね? マン島は、イギリスとは別に、独自の契約者保護条例があり、生保のLiabilityの90%は、各生保の積立金(預金保護機構に銀行が拠出する保険料のようなもの。保険契約者保護機構では、既に機能していませんが)によって、保証されます。

香港は、ただの支社(日本の銀行で言うと、本社に対する支店のようなもの)ですから、契約先は、マン島や、スイスなどになります。

・香港は無税と聞いていますが、本当なのでしょうか?

本当です。香港では、保険金、保険の解約返戻金・満期返戻金、保険から受ける配当・一時金等、全て無税です。

株や債券の譲渡益や配当、預金の利息なども、非課税です。すごいでしょう? でも、法人税や所得税、相続税はありますよ。(16~17%と低いですが)

残念ながら、日本居住者が、香港でキャピタルゲインや、保険金を得た場合、香港政府には、ビタ一文払う必要はありませんが、日本で納税義務が生じます。これを知らずに、香港で預金をしたり、株の売買をして、知らん振りをしていると、脱税行為になります。この辺りを説明せずに、何でも、香港なら非課税、と叫んでいる「自称プロ」がいるので、いやになりますね。

日本において、各国の保険に対する事が書いてある本などはないでしょうか?(日本語で書いてあるとありがたいものですから)

ろくな本は出ていませんね(笑)。誰も本当のところは知らないので、聞きづてに書いているだけです。嘘八百だったりもします。

現時点で『公平な保険診断』をやっていますので、以後お客さんに海外商品の案内をしていきたいと思っております。

頑張って下さい。お客様を選べば、たくみ様の株があがります。誰かれなく宣伝してしまうと、「胡散臭いやつ」になってしまいますので、ご注意下さい(笑)

数字だけみれば、どう転んでも海外のがいいですからねぇ。

長期で見れば見るほど、差が大きいですよね。もう、為替リスクなんて、目じゃなくなるでしょう?

あと、韓国の保険事情なんてわかりますでしょうか?

さぁ。韓国は、まだまだ保険普及率が低い、ということしか聞いたことがありません。銀座の東邦生命のビル(今は、どうなったのかな?)の地下に、とても胡散臭い代理店があって、そこが、韓国の保険は安いから、と、ウォン建ての保険加入を斡旋していたことがありましたね。

もしかしたら、もう、その韓国の保険会社もとっくの昔に破綻しているかも知れませんね。(例の危機で・・・・) なんでも、初年度支払保険料の120%が代理店に入るので、おいしくて辞められない、と言う話でしたよ。これでは、加入者が浮かばれません・・・・。

ホント、知らないものが損をする時代ですね。

これからは、情報と資産の2極分化が進みます。そうなると、有料でもいいから、厳選された情報が欲しい、ということになって来ます。

日本のファイナンシャルプランナーで、海外やオフショアものに詳しい人は、1時間当たり2万円~5万円、提案書がつくと50万円なんて言う荒稼ぎをしている人もいるそうです。これに対して、「それは高い!」と言う人が、わずかしかおらず、「本当にプロで、貴重な情報なら、そのぐらい妥当なんじゃないの?」という意見が大半でした。

ガンバレ、たくみさん。私が送った提案書に50万円の値段がつくらしいです(笑) 私は、とてもおこがましくて、そんなことできませんけれど。

まだ、その程度の世界です。これからが勝負です。


と掲載しましたが、いかがでしょう?

リビングニーズという言葉の意味が違ったり、『利回り4%程度』を『収益機会を減らすリスク』と考えたり、ヒジョーにカルチャーショックを受けています。

保険や財産の100%を海外でというのはさすがに抵抗あるでしょうが、何割かは海外運用はアリではないのかなぁと思う今日この頃です。

以前、大橋巨泉(漢字がこれでいいかわかんないです)がテレビで言ってっていた事をふと思い出しました。

『オーストラリアでは老後は別送を買ったりと、自分と同じくらいの生活をしている、一般の市民が。これは金融の違いだよ、日本じゃムリだね』

などとえらぶってしゃべっていたのを『な~にエラそうな事いってんだよ』と当時は思っていましたが、現在は『あなた、実はいい事いってたんね』と思う今日この頃です。

ご存じの通り、まだ自分は勉強中です。まだ海外の商品を紹介していく事はできません。が、近い将来紹介できるようになると思います。

現在はまだ『保険をなるべく必要保障額にあわせて保険料出費を抑える』事しかできませんが、いずれ『保険料を抑え、その余ったお金で有利な金融商品』を紹介できる様になると思います。
御期待ください。

ではでは。

追記(2020.2.1)

このメルマガの内容、2000.11.25のものだったりします。もう20年近く前の事なんだなぁ、としみじみ思います。

ご存知の方はどれくらいいるかな? ここから自分は海外FAへの道を突き進む事となりました。日生退社後の流れは以下の通り。

たくみの海外FAへの流れ
  • 1)
    日生退社
    誘われた旧アリコに行く予定だった。
  • 2)
    空白の3カ月
    中々日生の籍が抜けず、宙ぶらりんの時間があったので取りあえず各種代理店の資料を集めてみる
  • 3)
    旧アリコの代理店
    異様に高い代理店料率に飛びつき、外資の社員を蹴り代理店に
  • 4)
    海外生保の事を知る
    代理店になるまでの間、さらに情報収集してたら海外生保の事を知る
  • 5)
    代理店を蹴る
    HPと平行で代理店業をやっていこうとしたら保険業法的にNG、ネットで契約を取るのは不可と言われたので代理店を蹴る。
  • 6)
    某海外FPより声がかかる
    当時そこまで有名ではなかった(であろう)自分に何故か声がかかる。何故自分に声をかけたのか?と聞いた際、「先行投資、将来性を感じ商売になると考えた」という異様にストレートな回答に好感を持ち、以後2年近くほぼ毎日のメル友状態となる。
  • 7)
    オフショアの世界へ
    2年近くのやり取りで、海外生保→オフショア生保→PBにまでみっちり仕込まれ、気が付いた時には「海外投資から金融をゼロから学んだ異質のFP」という訳分からん存在になっていた。

今でこそオフショア投資という単語はそこまで珍しいものではなくなった・・・でしょうか。それがいい事なのか悪い事なのかは分からんですが、その役目の一手くらいは投じる事が出来たかな~とは自負しています。

ちなみに、この某海外FPの方とは未だに付き合いがあります。・・・体調を崩し、既にセミリタイアしてしまっていますけどね。ホント、お世話になりました。

当時から20年・・・ぶっちゃけ市場はまともに動いていないですね。未だに世界からバカにされるような生保商品、そして金融商品。唯一まともなのはETFが出来たくらいでしょうかね? それでも金融知識、当たり前と思える情報は置き去りのままだよ、と。(これでどうやって老後資金を運用でまかなえというのか、、、)

自分が現役でいられるのは、後15年か20年くらいでしょうか。

現役の間にせめてPPBくらいは日本で導入を~と夢見てしまいますが、、、絶対ムリだろうな……(現在じゃ、PPBを扱う日本人が自分くらいしかいなくなってしまった様で……ま、いずれここらのネタをHPにでも書きます)

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