大きな声では言えない生保会社の裏事情～vol.10～

大きな声では言えない生保会社の裏事情～vol.10～

大きな声では言えない生保会社の裏事情～vol.10～

前書き

１０日くらいでしょうか？休みが取れません。狙いすましたかの様に２３、２４、２５日にアポが入るし・・・

この仕事、お客様の都合第一ですので。

まめ知識　～契約転換　その２～

お客にとって特にデメリットの多い転換例

〇終身単体→定期付終身

納得済みでなければあくどい。

〇こども保険→定期付終身

納得済み以外なら、ねぇ。ただ意外に多い。「そろそろ普通の保険に変えませんか？」とかいって。もちろん今まで据え置いていたのならそれは残らない。

〇祝い金付きの保険→祝い金付定期付終身

意外に多いケース。ただ契約転換すると今まで据え置いていた祝い金はゼロになる事を知らない人が多い。

〇年金→定期付終身

鬼ですな。

貯蓄商品から保障商品（掛捨て）への転換がよく見られます。営業の立場でいえば『おいしい』契約ですので。一概に悪い転換とは言えませんが、貯蓄商品は転換しないでとっておいた方がトクのケースが多いです。

特にこども保険から保障商品の転換を検討しようとしている人、一度新規加入の見積もりもみて下さい。そんなに高くない筈ですので。

保険屋が自分で入る商品は？

大体２パターンに別れる様です。

「会社の為に入る」のと「自分の為に入る」

今回は国内生保の人の加入している商品を載せます。

ペンネーム『なるちゃん』より

11年前、独身ＯＬ時代に入った終身保険。保険料は月１２０００円ほど。1300万の保障だけど、５８歳払込終了、その時点で「２０年間年金受け取り」に変更できる。年金年額平均５８万ほどある。こんなの契約転換するはずないよね？

結婚した時、保険屋のおばちゃんにかなり転換を勧められたけど‘変えなくてよかったぁー‘と、今更ながら思いますね。

それに・・・仕事がきつくて病気ばっかしてるので契約転換はおろか、もう保険に入れませ～ん（^_^;

しかし・・・主人には１億くらい入ってます・・・
しかたないですよね～、成績が足りない時は・・・
それから、個人年金も入ってます。

これは‘絶対入らなきゃ！‘と思って入ったけど、会社がその時（受け取り開始）まであるのかなあ・・・

なんやかんやで、うちの会社に月々１４万くらいの保険料払ってます！　営業しながら、いいお客さんもやってますぅ。。。

おそらく国内生保で働いた事のある人の９０％は『自爆』しているのではないでしょうか？　自分も一年目の時『自爆』しました。（ただ成績が足りない為ではなくまだ何も保障もの（医療）入ってなかったので）

あとあと成績が足りないとき『何であの時入ってしまったんだろう』と悔やむ事数回・・・１２月、１月と保険が取りにくいこの時期、また誰か『自爆』をするんだろうなぁ・・・

ペンネーム『くこさん』より

こんにちは。
去年新卒で某生保の新卒部隊に入り、一年間セールスレディをしていた「くこ」と申します。メルマガを毎回興味深く読んでます。あの業界は、本当に入った人にしかわからないヘビーな世界ですよね。

私は在職中に自分の保険に入りました。内容は以下の通りです。

終身100万+定期1400万（うち三大疾病300万+障害300万）、特約として、傷害500万、入院5000円、通院3000円、骨折・腱の断裂・脱臼10万、特定難病300万。保険料は7000円ほど。

入った理由は、特約の必要性を感じてたけど、これ以上安い商品がなかったので。でも、入院の保障が欲しければ、共済とかに入ったほうが絶対安いんですよね。そっちにのりかえようかなと思うけど、そのままほっておいてます。

今の職場にそこの生保レディが出入りしてるので手続きするのが面倒くさい（一般人をいかに圧迫する存在かと知った）のと、「保険は健康な時は必要性を感じないけど、いざというとき入っててよかったと思うものなのよ」というセールストークが身にしみついてるので（苦笑）。

生保時代、自分で保険に入っても（自爆ではなく）成績にはならず、加入は強制されてませんでした。一年経っても、保険に加入していない同僚もいたのですが、そのくせ「絶対入っておいた（うちにのりかえた）ほうがいいですよ」と客に勧めるなんてよくやるよなあ、と思ったものです。

しかし売ってる人も入ろうと思わない生命保険って一体？

独身で新卒の若い女性にとっては、定期付終身も貯蓄型もやっぱり魅力ないですよね。特約だけの医療保険を何度出して欲しいと思ったことか。

でも、保険料が安く、保険金の支払いが多い医療保険は、経営に影響を及ぼすので大会社は売りだしてなく、経営状況の悪い会社が契約を集めるがために売りだしてる、と上司が言ってました。どんな経営かさっぱり見えてこなかったけど、なんだかなあ、と思います（苦笑）。

＜たくみのレス＞

こんにちわ、たくみです。
投稿、ありがとうございました。

〇医療保険について

実はあるんです。まぁ殆どの営業職員は知らないけど。あと「定期保険」もあります。ちなみに両方とも設計書は作れません。申込書のみ作成できます。よほど会社はこれらの商品を販売したくないのでしょう。

〇保険のトークについて

「いざという時必要となってくる」という話法、実は穴があるのです。特に女性の場合、「いざという時」とはどんな時でしょう？　死亡したとき？

本当に「営業職員」に教えてないこと多いですよね。たぶんまだ自分の知らない事たくさんあるでしょう。不思議なもので、この業界は三年もいると他社から非常に熱望されます。なんかプロ野球のFAみたい（笑）

よかったらまたメールください。
では。

＜くこさんからレス＞

こんにちは、くこです。
レスありがとうございました。

実はあるんです。まぁ殆どの営業職員は知らないけど。あと「定期保険」もあります。

そうそう、思いだしました。
保険の総合パンフレットの最後の方に、申し訳程度に載ってました！　存在は知ってたのですが、入院保障だけでは心許ないのでレディーメードの型に入った記憶があります。医療保険だけは欲しい、と言って断った友人に、医療保険を勧めようとしたこともあります。契約をとっても、成績にならないから、とトレーナーに止められました。損になるものを売りたくないっていう会社の姿勢がうかがえます。

そういえば、すべての商品が載った総合パンフレットを、お客さんにあげることを勧めませんよね、会社は。本来はいろいろな商品を比較検討して、お客さんが選ぶのが筋だと思うのですが、持っていくのは申し訳程度のチラシと、見ても理解しづらい設計書だけ。本当に不親切ですよね。

ちなみに自分は○○生命です。本当に「営業職員」に教えてないこと多いですよね。たぶんまだ自分の知らない事たくさんあるでしょう。

失礼ですが、**はあまり評判良くないですね（苦笑）。友人も日生の営業職員だったのですが、大変だったようです。ちなみに私は*一生命でした。最近コマーシャルに有名タレントを起用したので、金回りがよくなったのかと邪推してます。国内生保に男性の営業職員がいることは知ってましたが、たくみさんは結構珍しい存在ではないですか？

３年やってるなんてすごいですね。きっとどこの業界に行っても大丈夫です。たった１年いるだけでも、変に自信がつくものです（笑）。

それでは。

こんなやりとりいつもしてます。

そうです、国内生保も医療保険や定期保険あるんです。ただし設計書がうてない！　申込書のみ。あきらかに『これは金にならんで売りにくくしよう』という会社の魂胆丸見えです。

こないだ『A生命』の医療保険のパンフみました。「いやぁ、よく売れるよ、これ」といっていました。外資生保が進出してきている昨今、国内生保は今後どうなっていくんだろう。

外資の人から見ればハナで笑っているんでしょうね、きっと。

＊次号は『外資』の人を紹介していきます。