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生保で貯蓄は論外~個人年金編~

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生保で貯蓄は論外~個人年金編~

前書き

「老後資金の為、個人年金に入りませんか?」

まぁ、通常の死亡保障ほどではないですが、このような勧誘を受けた事ある人もそこそこいるのではないでしょうか。

なるほど、確かに現在の国の年金システムは将来的どうなるか分からん、退職金も昔ほど期待出来ないから老後が不安、というのは仰る通り。

ただ、貯蓄としての手段として個人年金は正解か?というと、、結論から書くと「クソ」です。

まぁ、、生保とは少々かけ離れるかもしれないですが、案外ここらに加入される人もそこそこいるので書いておきます。

個人年金の金利

まず某N生命にモロ数字が出ていたので抜粋。

30歳(男性) 月保険料・・・16898円(60歳払込で総払込:608万

で、60歳払込終了時の一括受け取り出来る額が676万。 仮に10年にわたり年金形式で受け取る場合は年72万×10年。

大まかな金利を計算すると、、年利0.68%となります。

40歳(男性) 月保険料・・・26935円(60歳払込で総払込:646万

で、60歳払込終了時の一括受け取り出来る額が676万。 仮に10年にわたり年金形式で受け取る場合は年72万×10年。

大まかな金利を計算すると、、年利0.43%となります。

案外勘違いされている人多いのですが、「予定利率と実際の金利は違う」のが現実。 えぇ、上記数字は「銀行定期よりちょっといいかな?」というレベル。

  • 数十年という間、非常に低い利回りで縛られるリスク
  • (当然ながら)中途解約した場合、元本割れする事も(当然利回りはさらに悪くなる)
  • インフレリスク(今の1万の価値が将来同じ1万という価値ではないかもしれない)
  • 保険会社の信用リスク(数十年先、果たして???ついこないだまでAAAだった某外資は??)

と、箇条書きにリスクを書いてみました。
特に「超長期の間、非常に低利回りで縛られるリスク」は案外大きいです。

以下、例えば、の話。
30歳時に、16898円を30年間、年利4%で回したとしたら、、11,827,587円に。 個人年金にかけていた場合と比べると、、実に約506万の差に。

単純計算で、仮に倍額(33796円)としたら、、実に1012万の差になりますね。 (別にこれくらいの数字のものは探せば出てきますい) 何がいいたいか?というと、、

「老後資金に個人年金という選択肢は論外」

という事。
選択肢、他に普通にありますから、ね。 (保険以外で探せば。ご希望なら、大まかな商品お教えしますのでメール下さい。要望が多いようなら記事にします)

まだ「銀行定期預金」のがマシかもしれません。 だって、市場金利が上昇する可能性は普通にありますからねぇ。。
※個人年金は市場金利がどうなろうが変わらんです

少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

あとがき

今回はかなり軽い(?)内容になりました。
が、かなり数字に無頓着な人が多いが為、取りあえずup。

過去、もう数えるのも嫌なくらい多くの診断を行ってきました。 で、中には自分なんぞ足下にも及ばない程、数学に優れた方とかもいました。

が、何故か金利計算とか実際に調べた事ない、というケースが。 (生命保険もそこらの保険屋が持ってきたモデルパターンに加入していたり)

なんか、非常に勿体ないな、と。

何度かどこぞかで書いていますが、生保自体はそんな覚える事は多くないです。 金利計算なんぞ、エクセルでもあれば自分で出来ますし、うちのHPにも「いろいろ複利計算シート」で数秒で出来るようになってます。

ちょこっとだけ金融の知識をつけるだけで、場合によっては数百万、数千万の違いになる事もありますからね。

次回あたり、「学資保険編」でもかくかもしれません。
こうご期待。
※全く違うネタかもしれませんが(笑)

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