泣く子も黙る生命保険講座

子供が大学を卒業するまでにかかるお金の具体的な話

泣く子も黙る生命保険講座
スポンサーリンク

子供が大学を卒業するまでにかかるお金の具体的な話

前書き

「子供の学費とか、ちゃんと用意しておかないといけないよ~」

自分が言うまでもなく多くの方が言っているが為もあり、ある程度の準備はしなくてはいけないな~と思っている人も多いでしょう。

が、実際経験してみて「あれ? こんな銭必要だったの?」という事が少なくともうちの家庭には多々ありました。たまたま余裕資金があったが為にどうにかなりましたが、仮にこれがなかったら何らかの借金をするハメになっていたでしょう、うちは。

「ん? せいぜい大学の費用を貯めておけばいいんじゃないの?」

こう考えている方もいるかもしれませんが、それ以外にかな~り「え??」という銭が飛んでいくのが現実です。実際にかかるお金を以下まとめてみました。

※公立小中高→私立大学という流れ

これからお子様が出来る家庭、及びこれから子供が大きくなるという方にとってはかな~~り参考になる内容になるかと思います。

では、どーぞ!

小学生

・低学年時:1-1.5万/月
・高学年時:1-1.5万/月

小学生低学年のうちから塾に、という家庭は少ないでしょう。実際、多くの塾は早くて小4からか小5からです。その代わりにピアノや習字、水泳、公文あたり通っている子はそこそこ多いです。平均的に低学年なら2-3個の習い事といったところか。

高学年になると、塾通いの割合は一気に増えます。まだ格安な値段といえますが、ここくらいからピアノ等の習い事を辞めて塾通いとなるケースが多いです。

ここでは記していないですが、私立中学受験となると年間60万程度は塾費用としてかかります。(恐らくこれでも安い部類)

部活費用としては余程特殊な部活でなければ最初の用具代程度でそこまで大きな負担はないでしょう。

ま、小学生のうちは親のエイヤ! という気合でどうとでもなるレベルでそこまで負担も大きくない時期です。が、数年後にドン! と銭がかかってくるので、少しでも銭を貯める様にするのが吉でしょう。

中学生1-3年2学期

入学時に15万弱飛んでいくので、家計の状況によっては苦しいかもしれません。制服代・体操服・学生カバンやら一気に揃える必要あるので、エイヤ! の気合でどうにかならない事もあるかもしれないです。

ちなみに今の時代、中学あたりから今の時代「スマホ」を与える可能性大。(一昔前……約10年前ですら、うちは中学2年より携帯を買うハメに)

小遣い込で1万の出費、部活やらやったとしたら「バスケシューズ」「大会・練習試合費用」「怪我、医療費」等、細かく銭が飛んでいった記憶アリ。(ま、親の気合でどうにかなるレベルであろう)

中学生3年3学期

あくまで愛知の話になります。
愛知の受験については、「私立1-2校、公立2校」という受験の仕組み。

問題は「万が一の為に私立の入学金をいれないとダメ」という点。 これで10万の無駄銭(一応必要なお金?)が飛んでいって「なんだこのムダ銭は!」と思った記憶アリ。

で、恐らく普通に推移していると「卒業旅行」たる単語がここらから出てくる。 うちは……部活とクラス、友達の3回程この「卒業旅行」というイベントで銭飛んでいった。

2万×3回。

普段であれば「気合」でどうにかなるといえばなるものですが、私立の入学金、そして下記の高校入学時の銭とほぼ時期がダブるので、案外きっつい。

高校入学時

高校によっては(男の子なら)制服は中学の使い古しでいけますが、基本「新たに買うもの」と考えた方がいいでしょう。

制服・教材費・体操服etc…で20万弱飛んでいきます。

自分自身、この時期の銭の情報は事前に知っておきたかったな、と思ったものです。

要するに、中学3年3学期より入学時までで50万程度ないときっつい。 この額だと、ある程度事前に準備しておかないと厳しい筈。

ちなみにうちは「女の子」「そこそこの進学校」という流れでした。仮に私立だったら、ここでかかる銭はもうちょいプラスオンになるでしょう。 (学費に関してはなぜか異様なインフレなので、10年後のお子様の時代には10-20%程度上乗せされている可能性大)

高校3年(~12月)

2年までは基本、「ははは、また出費かよ」と苦笑い程度でいけます。

が、3年時はちょっと顔が引きつります笑

模試の回数が激増、1回につき6000円。イメージ的に毎月あるという感じ。

で、かな~~りの確率で「予備校」という単語がちらほらと。夏期講習・冬期講習(直前講習)、、各20万ずつ。(恐らくこれでも格安部類であろう)

「みんな行ってる」
「部活の○○ちゃんも行ってるし、○○君も行ってる」
etc…

中々のセールストークを展開してくるので、これを断れる親はそうそういないであろう。 (自分も渋々折れる事に……)

よって「絶対必須な銭」と考えるべきでしょう、ここは。

4-12月までで、50-60万程度は最低限。
当然、ある程度準備しておかないと厳しいであろう。

高校3年(~2月)

「おいおい、いくら銭があっても飛んでいくぜ……!」

と一番思う時期でしょう。
自販機でジュース買うくらいの感覚で放っておくと私立の受験だけで10校とか言い出す始末。

※受験費:1校3万、学部別

世間では「大学には○○円かかるよ」と言われていますが、その前段階の事って殆ど語られていないのですよね…… うちはこの前段階の準備していなかった分、この時期がかなりキツかったのはよく覚えています。

「ある程度厳しい親であった」

という前提の元、うちは──

  • センター、国立の受験(1.8万、1.7万だったかな? 前半はセンター試験費、後半は国公立大学受験)
  • 私立受験が5校=15万
  • うち2校、東京・大阪へ、大阪は往復交通費1万、東京は1泊2日で3万余分に

ここまでで25-30万。
どこぞかの私立に入学金を収めておく必要があるので、これが30万。

えぇ、1-2月の2ヶ月で60万程度は飛んでいきます。(1)

高校3年(3月)

うちは国立滑って私立だったので、私立の銭を。

入学金は既に払っているので、後は前期の授業料に施設費、60万程度。

ちなみに大学入学時にアホみたいにクソ高い教科書代、6万程別途必要と言われた時「おいおい、授業料に入っているんじゃないのかよ!」とツッコミ入れたかったくらい。 (教科書代は4月になりますが、ま、3月に入れ込みます)

……これだけじゃすまないのが高校生の恐ろしい所。

中学までは日帰り、せいぜい1泊の可愛い旅行でしたが、高校の卒業旅行だと「最低1泊2日」にグレードアップします。 交友関係にもよりますが、うちは卒業旅行をそれぞれグループで5回程行き……(2万×5回で10万)

それプラス、入学祝いを買って~と……妻とタッグを組んでせびられ、二重のぷち整形費用をぶん取られた記憶が……(5万)

3月で75-80万程飛びます。(2)

基本、高校3年の最後の1-3月の3ヶ月で140万程飛びます

これは決して「甘い親だから」というレベルではなく、むしろ「最低限」として見るべきでしょう。

当然、準備しておかないと話にならない額、というのは言うまでもないでしょう。 (これが地元ではなく、他県大学へ下宿とかなったら……めまいがするでしょうね。。)

大学1年(7-9月頃?)

この頃に娘(息子)の強烈なセールストークが。

「免許、取りたい……!」

親によってはこの要望を却下出来るかもですが、かなり強烈に迫ってくるので断るのは至難の業。 最初こそ「免許は自分のバイトの銭でどうにかせい!」と突っぱねるものの、妻とのタッグ攻撃にて陥落。

30万飛びます。
(流石に延長(?)(要するに途中で滑ったとか)は却下)

下記に時期を変えて書いていますが、場合によっては免許取った直後に「車貸して……!」という悪魔の囁きが。 免許取り立て時においてはどれだけぶつけるか分かったものではないので、中古車費を結果的に出す事に……

大学1年(10-11月頃)

忘れていた後期授業料が。。
50万くらい。

大学1年(1-2月頃)

後期の授業が終わり、長~い春休み。
恐らくここらで悪魔のおねだりが。

「車、乗りたい……!」

自分の乗っている車、普段殆ど乗らない、かつぶつけられてもOKという場合は自動車保険に子供を付随でOKでしょうが、、

大半は「いやいや、普段車乗るし、ぶつけられてどうなるか分かったもんじゃない」となるでしょう。 えぇ、車乗りたいから車買って、と要望が自然とグレードアップする事に。

気合の説得で中古車なら、という事にするのが精一杯。ま、30万の出費覚悟。

恐らくこの要望は回避も可かもしれないですが、うちは一度却下した際にオリックスの学生ローンを組もうとしたので、、それなら、、と。 (今思えば、娘の捨て身の交渉術だったのであろう……)

学生ローン組んだ→払えなくなった、どうしよう……→立替

この強烈なコンボに比べれば、と。

※大学1年時(4-3月)にかかるお金……110万

大学2年時(4月)

・授業料前期……60万(授業料プラス施設利用費)

大学2年時(8-9月頃)

「成人式の振り袖、○○ちゃんもう借りたって」

暫く落ち着くと思ったら、こんな聞きなれない事を。

あぁ、レンタルなら安いよね、へぇ、どれどれ……と値段を見たら──

「振り袖写真セットで20万、特別価格!」

予想外の金額に「なんじゃこれ……!」と驚いた記憶が。恐らくはここで止まるでしょうが──以下うちの失敗談。

地元の和装屋に出向き、レンタル用の振り袖を見ていたら──和装屋が悪魔の一言。

「あ、これ気に入りました? レンタルだったら15万ですけど、購入なら特別に35万でいいですよ」

「卒業式の時に袴に出来ますし、近い将来結婚式に出る際にも着れますので、結果的にお得ですよ」

このセールストークにピキュンと来てしまった娘と妻。怒涛のタッグでの説得にて買うハメになったのは苦い思い出です。。

大学2年(11月)

・後期授業料(50万)

大学2年(3月)

そろそろリクルートスーツだよね、ついでに喪服も、ね♪ という事で10万程。

※大学2年時にかかるお金……150-170万程

大学3年時

基本学費のみの110万

大学4年時

学費110万、卒業旅行代20万、卒業記念(入社祝い)10万の140万

まとめ

多少、うちの家庭独特の部分もあるかもですが、かなりの確率で上記費用はかかります。

目に見える学費は準備しやすいとして、見えにくい各種雑費(?)という名の必要経費も知っておくべきでしょう。

大学4年の間にかかる銭は510万~530万
高校3年時にかかる銭は200万

実際、怒涛の様に銭がかかる時期に銭を貯められるか? といったら恐らく無理。よって、高校2年終わりまでに700万程の預貯金をどうにかする必要があります。 (一部どうにか出来る銭もあるかも(車校・車・振り袖等)ですが、それを差っ引いても600万は必要)

現実的には中学に入ってから案外銭かかる様になるので、一般的には中学在学中までにある程度の銭(500万か)をどうにかする必要アリ。

子供が出来てから15年である程度の目処を、という感じですね。

この数字を見ると、、、目眩がするかもしれないですが、700万を15年で貯めるには、、月約3.9万ずつ貯めていけばOK。 16年みれるなら、3.64万ずつでいけますね。

応用で、某海外金融の積立なら、年4.1%保証になるので、3万ずつ15年で約7,560円になりますね。

ま、こう考えると「ある程度前もって準備していけば案外余裕だね」となるでしょう。

あ、子供2人なら、倍必要なのは言うまでもありません。 (取りあえず1人の数字を前提に書いています)

一人でも「おぉ、参考になったよ!」と思って頂ければ幸いです。

以上!

挿話?

「あれ? たくみ氏って結婚してたの? で、既に大学まで出したの? 意味分かんないんだけど……」

人によってはこんな疑問を抱く方もいるかもですね。えぇ、42歳の時に子育て終了(大学卒業まで)しています。……恐らく人より早い方かな?

「え、えっと……20歳の時の子? あれ? 大学行ってたよね? え?」

……というツッコミもあるでしょうが、ま、察してくださいませ。

このサイトを隅から隅まで読んで、たくみの営業暴露日記(書き足し)まで読まれている方あたりはお分かりかと思いますが……えぇ、ここらの費用に関してはこの年にしてベテラン並(?)の経験をしていますので、異様に詳しいですぜ。

それにしても、自分は愛知・名古屋に住んでいて良かったとつくづく思います。仮に関西や関東等、私立が強い地区だったら……上記例とは比べ物にならないくらい銭が飛んでいただろうな、と。

子供の将来を考えて、私立中に入れたい……まぁ、分からんでもないですが、個人的に今のお受験ブームは如何なものか、と思わずにはいられません。個人的な意見に過ぎませんが、

「いい大学にいく子はどんな環境でもいく」

こう思ってます。当然、最低限の環境は必須でしょうが、それなりのレベルの公立高校にさえ行ってしまえば、後は本人の努力次第じゃないの? と。

当然、私立の恵まれた環境の子は努力していない、なんてこたぁいいません。人並み以上に努力している子もたくさんいる、それも知っています。

ただ、仮にその環境でなければいい大学にいけなかったとして、その子は遅かれ早かれ壁にぶち当たります。

「いや、そこからは本人次第だよ」

という声も聴きますが、ちょ~っと可哀相ではないかな~っと。

大きくなればなるほど、修正するのは難しくなる……これが現実ですから。

って、全く関係ない話になりそうなのでこの辺でやめときます。(何となくこの話だけで記事更新するかも……)

コメント

タイトルとURLをコピーしました