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借金と相続放棄と生命保険

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借金と相続放棄と生命保険

前書き

「おい、コラテメェ、銭返せねぇんだったら、生命保険に入れて沈めたろか!」

まぁ漫画やらB級映画とかでよく聞く話ですね笑
ま、ちょいと賢い人なら「ウサンクサイ、こんな事現実にあり得ないでしょ」と思い、非現実的な事として感じている事でしょう。

が、意外や意外、実はこれって案外現実的な事、利に叶っていたりするという見方も出来ます。 ま、漫画家さんや映画監督の人がそこまで知識あっての根拠に基づいて作成はしてないでしょうがね。

以下、少々書いていきます。
・・・間違っても悪用しないように。

借金ある人が死亡したらどうなるか?

前回(生命保険に入るべき人)でも触れていますが、借金が資産を上回る場合は相続放棄という選択肢があります。 ま、要するに相続放棄すればチャラ、という事ですね。 保証人や抵当に入っていなければ(消費者金融やクレジット系など)、相続放棄してしまうべきでしょう。

ちなみに相続放棄はいつでも可ではなく、3ヶ月以内という期限があるので、チャチャっとしてしまう必要があります。

ま、ここらは前回とダブりますね。

さて、もう少しスケールを大きくして考えて見ましょうか。

事業発足、土地や不動産を抵当に、さらに保証人を立ててウン千万という銭を借金。 が、健闘空しく、事業失敗。 このまま行けば、身ぐるみ全てはがされた上、保証人の人に債務が回ってしまう。。

せめて保証人・家族の人には迷惑はかけたくない、、と。 この要望を叶える方法、悲しい事にあったりしますね。

相続にならないお金とは?

前回にも触れましたがもう一度。
「相続ではなく、遺族の所得(権利)」となるもの。

・埋葬料(故人ではなく、個人の権利となる)
・未払い年金(同上)
・生命保険(みなし相続という扱いであり、相続遺産という扱いではない)

はい、、保険に関しては「みなし相続」という扱いにて、、受取人にまるまる残る資産となります。 スケールを少々大きく考えて見れば、、、

中小だろうが社長クラスならば、、ウン千万という保険かける事は不自然ではない訳で。。。

「俺は命懸けでこの商売に賭けているんだよ!!」

ま、よくこういう事を言われる方いますが、、生命保険に入っていての言葉ならば、、まさしくその通り、、でしょうね。

ちなみに、現在は3-5年(保険会社によって違う)契約から年月が経っていないと自殺では保険金出ません。 ま、、事故ならこんな年数関係ないですけどね。。。

キーマン保険

この呼び方は、日生だけかな?
要するに、企業のお偉いさん(社長や役員の人)にかける保険の事をそういいます。 売り手側からしてみれば、高額保障になりやすく、これがとれたらオイシイ、というのはいうまでもないでしょう。

いわゆる高額保障を売る為の根拠がそれなりに見いだせるので、この知識は不要なのかもしれないですが、上記の知識があると、、さらに広がるでしょう。

「万が一の時、負の遺産を放棄しても残せるお金、用意しておきませんか?」

・・・って、これじゃホントに死の商人ですよね(笑)

あとがき

今回は正直かなり迷った内容です。
生命保険受取後~保険金は本当に人を救うのか?~のケース2でさらっと触れている方の内容だったからです。

知らなければ命を落とさないで済む人もいるかもしれない、、そういう思いより深くは突っ込んで書く事なく長い年月が過ぎました。

ただ、、現実には「みなし相続制度は普通にあり、自殺でも保険金は(免責年数は増えたが)出る」のが現状。 自分が書くまでもなく、知識を得る人は普通に得てしまうでしょうし、隠した所でこの制度が残り続けてしまうだけ、と。

ならば、この話は大々的に広めて、あばよくは社会問題にでもなってくれて、、一つの制度自体の改革でも起きてくれれば、と。 (ま、さすがにそこまでの影響力はないか(笑))

今回敢えて、保険販売の人に対してもターゲットにして書いた内容です。 保険金という高額なお金は時として、人の命を失うきっかけにすらなり得る劇薬だよ、という事を知って貰いたかったからです。

当たり前のように、3000万だの5000万だの高額保障はボタン操作一つで設計書が出来てしまいます。 本来の主旨でいうならここらの高額保障は厳格な審査がないと加入出来ない筈なのですが、、年収とかここらなんぞテキトーに書いているのが現状、、病気持ちとか以外は誰でも高額保障に入れてしまう、のが現状ですね。

これ、おかしくないですか??

場合によっては自殺幇助の罪に問われても不思議じゃない、大げさですがそうも言えますからね。。

身の丈以上のお金が人を狂わす、というのは自分が書くまでもないでしょう。 が、本当に怖いのは「リアルに借金がそれなりにあるいい人」だったりします。 自分はウン千万という借金はした事ないので分からんですが、仮に保証人付きでこれだけの借金あって、、不渡り出しそうな時は、、自分の死によって迷惑かけないで済む、という選択肢があった場合、、、正直「死」を選ぶと思います。 ・・・多くの人、死を選ぶんじゃないでしょうかね、、この条件下なら。。

先進国の中で日本の自殺率はかな~~り高いです。 この背景には、、保証人制度・みなし相続制度というものの存在も一役買っているでしょうね。。 (日本は非常に再トライが難しい国といえる)

ここら、どうにか変える事出来ないものですかね。。。

賛否両論の内容だったと思いますが、いずれ大きな問題になる・・かもしれない内容と判断。 問題になる前に、この制度の危うさに気付き、制度改革をさっさとしてくれれば、、という淡い期待を抱いてupしてみました。

最後に。
販売側の方は間違っても悪用しないように。
加入側の方は間違っても自殺のオプションは使用しないように。 (核ミサイルのボタンは押してはいけないもの、抑止力に過ぎません)

かっこわるくても、ボロクソ言われようが、生きての償いのが数倍いいですよ。

コメント

  1. […] […]

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