泣く子も黙る生命保険講座

医療保険は単体で

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医療保険は単体で

医療特約の為の保険?

「いや、死亡保障は正直興味ないんだけど、入院した時の備えの為保険入っている」
「正直解約したいんだけど、解約しちゃったら医療特約がなくなっちゃうのが…」

こんな話、昔からよく聞きます。
でもって、加入している保険の内容は?というと、、堂○人生の死亡保障3000万オーバーとか。。

…これって何かおかしいと思いませんか?
本来の目的の為、本来そこまで必要としていないものを加入しているというか、、本来の目的の為に数倍の保険料を払っているというか何というか。

例えるならば、「マクドナルドのポテトが食べたいが為、てりやきバーガーのバリューセットを注文する」という感じでしょうか。(この場合、てりやきバーガー は別に食べたくない、という状態とする)

自分の中では「常識」と思っていた事ですが、意外にも知らない人は多い様子。

・医療保険というものが世の中には存在する
・保険によっては、そこらの生保に不随する特約保険料より格安
・当然、医療部分を充実させたいなら医療保険をやる方が数倍マシ
・というか、医療保険は医療保険、死亡保障は死亡保障で分けて入るべし

上記、鉄則です。
以下、詳しく書いてみます。

医療保険とは?

まぁ読んで字の如く「医療に特化した保険」の事です。
1日入院したら○円ね、というのが入院特約。
その特約だけに特化したもの、といえば分かりやすいでしょうか。 余分な死亡保障などついていないが為、当然ながら格安になります。

「正直、独身だし死亡 保障はいらないと思うんだ。 ただ、入院した際に備えて保険は必要かな、と思うんだ」

はい、こんな人は当然 「医療保険」だけで十分です。

「いやぁ、実は保険料高いとかない?」

なんて仰るかたもいる かもしれないので、まぁ一つ例を。

■ アフラックEver

入院日額5000円 (1日目より60日まで)
手術(1回につき5,10,20万)
保険料:1750円(生涯変わらぬ保険料、30歳の場合)
    2195円(生涯変わらぬ保険料、40歳の場合)

単純に日額1万にしたい際は、上記保険料の倍ですね。

別にアフラックの回し者でも何でもないですが、 まぁ少なくとも国内生保の保険に入っていて特約として医療を付加しているものよりはかな~~り格安になるんじゃないです? えぇ、更新もないですし。アフラック以外にも、普通に医療保険はありますのでそこらでもいいでしょう。

「いや、もうちょい充実させたいような気がする、 三大疾病とかetc…」

こう仰るかたもいるか もしれませんが、当然の如く それらも特約であったりしますので、それ加味すればいいんじゃないっすかね?

「ホントに、高額死亡保障って必要ですか??」
「ホントに欲しいものは、医療部分だけじゃないですか??」

よ~く考えてみて下さい。

医療保険は単体で入っておくべし

「いや~うちは死亡保障も欲しいんだよ。保険料が多少安くなるかもしれないけど、1つの保険会社で1契約にまとめておいた方が何かと便利なんじゃないかな?と思うんだけど、どう?」

こう仰る方もいるかもしれませんね。
確かに、分けて入ると証書が2つになり、なんかややこやしいイメージを持つかもしれません。

が、世の中なにがあるか分からないです。
えぇ、不景気等で給料がかな~り下がって、ちと保険を続けるのが困難になる事だってあるかもしれません。

特約として入院保障を付加していた場合、当然ながらその保険を解約した時には入院保障もなくなります。また、減額しようにも減額が難しい保険すら世の中には、、、(堂堂人生とか(笑))

また、減額したとして、それでも保険料支払いが厳しいとかもあるかもしれない。(高齢になった時とか)

ちなみに「死亡保障は1000万、保険料は5000円以上にならないといけない」なんて不思議な社内規があるが為、結果的に「必要とは思えない保障を残す形」にしないといけない事もあるでしょうな。

はい、死亡保障と医療保障、分けて入っておけば、最悪死亡保障だけ切って医療保険は残しておく、とかそういう事も可ですね。(まぁ、医療保険の保険料支払いも困難になる際はこれも切らざるを得ないでしょうが、大半の人は医療だけは残しておきたい、という希望が多い)

今の保険から入院特約を取っ払って考えてみる

さて、少々脱線ですが今の保険が必要なのかどうか見極める非常に簡単な方法あります。

「今の保障から入院特約を取っ払ってみて、それを継続する気になるか否か?」

定期付き終身ならば、以下のイメージ。

定期保険:2900万
終身保険:100万
三大疾病:500万
入院特約:日額5000円
      ↓
定期保険:2900万
終身保険:100万

いわゆる「丸裸」の契約にしてみて考えてみて下さい。
これ、継続する気になりますか??

「いや…これだったら正直続ける気にならないなぁ…」

という方、、解約を考えてみては? (えぇ、単純に欲しかったのは医療特約部分だけだった、と判断出来る)

まとめ

  • 世の中には医療保険というものが存在する
  • 大半の需要は「特約部分」、医療保険で補完出来る
  • 医療部分と死亡保障部分は分けて加入しておく方が将来的に弄りやすい(医療だけ残して後は解約~とか)
  • 当然ながら、医療保険自体は国内生保と比較して安い
えぇ、HPをよくご覧になっている人はご存じだと思います が、そもそも自分は「医療保険なんぞ不要じゃね?」と思っている人間です。それ以前に、生保不要論とすらいわれるくらいか(笑)

が、敢えて今回この内容を書いたのは、「あまりにも国内生保に加入していての相談案件が多いから」です。 外資で加入されている方の診断も当然来ますが、割合的には未だ圧倒的に「国内生保で加入」している人達です。

でもって、大半の人のいわれる事は「医療特約」についてでした。 (さらに、多くの人が医療保険についての知識は乏しかった)

「もしかして、医療保険というものが存在する事を知らない人って想像以上に多いのではないか?」

・・・と思ったから。
余談ですが、ホント、外資の営業さんは何やってるんだろ?と。

「国内生保で加入して、内容に不満持っている人、めちゃくちゃ多いでっせ」

このHPを開設して、気がついたら20年くらい経過しようとしています。 金融ビッグバンをその間経験し、生保業界も少しはマシになったか?といわれたら、、「そう変わらん」というのが自分の感想ですね。

生保の基礎的部分については、自分が書くまでもないんじゃないか、と思っていましたが、今後は基礎的部分も書いていこうかな、なんて思ってます、はい。

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