泣く子も黙る生命保険講座

結婚時に入る保険は?~男性編~

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結婚時に入る保険は?~男性編~

前書き

「ご結婚おめでとうございます!これを機会に保険どうですか?」

まぁ、誘い文句は色々あるかもしれないですが、結婚というのは「一番の保険の加入時期」という事で保険屋さんも鼻息荒く動いている事でしょう。

で、新婚ホヤホヤの時に「なんとなく必要な気がして勢いで」生保に加入する人も、、昔ほどじゃないにしろきっといるのではないでしょうか?

まぁ、、記事にするまでもないような気もしますが、よくよく考えたらまともにとりあげた事がなかったのでざざっと書いてみます。

結婚時に入る保険は?(旦那)

結論からいうと、特にないです。

強いていうならば格安の医療保険や共済に入ってもバチはあたらないかもしれないですが、まぁそれは「1ヶ月程度の入院費自己負担10万程度の出費がキツイ人」くらいが入ればいいわけで、、と。

「いやいや、それはいくら何でも暴論では……?」

そんな声が聞こえてきそうですが、少なくとも「新しい命が奥様のお腹に宿るまで」は絶対必須ではないでしょう。結婚後、しばらくの間は「少しでも銭貯めておく」事が先決。 はい、何かと入り用になってきますからね、子供ができてからというのは。

当然、結婚時の段階で豊富な預貯金がある、ないしは毎月ウン十万という余裕資金ができるという人達には保険も一考の余地アリですが、そうでない人の場合は「目先のお金をまず貯める」事に全力を注ぐべきでしょう。子育ての経験がある方達にはある程度の賛同を得られると思いますが、お金を貯められる時期というのは案外限られますからね。(正確には金銭的余裕のある時期が限られる)

当たり前の話ですが、一番お金を貯められる時期というのは「子供ができるまで」の間ですから。

「い、いや……何となく言ってる事は分からないでもないけど、万が一の時にお金を残せないのはちょっと……」

こんな意見もきっとあるでしょうが、少なくとも「子供ができた前提での死亡保障」に加入するのはあまりにもナンセンスです。そもそも子宝に恵まれない事だってあるでしょうし、それ以前に離婚する可能性だって、ね。(当たり前の話ですが、子供がいる・いないで必要保障額はガラリと変わる。ま、学費総額だけ想定しただけでも分かるかと)

「えっと……子供ができる前に大病を患ったら……?」

こんな意見もあるかな? 確かに病気になったら以後の保険加入はできないですが、別に保険がないならないでどうとでもなるものですから。絶対必要なものではないですし。 繰り返しになりますが、万が一の確率よりほぼ確実にくる未来へ備えるべきでしょう。(年齢や環境にもよりますが、数年の間に大病を患う可能性は0.1%未満。当たり前ですが何もない可能性のが圧倒的に高いですから)

そもそも子供さんがいない配偶者に対して多額の保険金を残すという事は場合によっては「悪」にもなりますからね。(特に年齢が比較的若く、普通に社会復帰できる人にとって)

「旦那が死亡すればその後の未来は安泰だが、生きてたら正直キッツイ」

これじゃ本末転倒ですからね。

生きるための備えと万が一のための備えの割合

「基本保険にかけるお金は収入の1割くらいが妥当だよ」

こんな話、ちょくちょく耳にします。はい、保険屋さんやFPあたりが決め台詞の如く言う事ですよね。これ、冷静に考えておかしいと思いません?

ま、100歩譲ってこれが正解だと仮定しましょう。

「じゃ、生きてる為に貯めるお金は収入の何割よ?」

これ、答えられるでしょうか?

当たり前の話ですが、万が一の保険にかけるお金より普通に訪れるであろう未来に備えるお金の方が割合的に多くなるのが普通にならなくてはいけません。

ここまでは「そりゃそうだ」となるでしょうが、その割合はどれくらいにするのが妥当といえるでしょう?

以下、死亡率(生存率)の観点より書いてみます。

60歳まで生存する確率は約92%

各種統計データからみていくと、約92%の人が60歳まで生きる事が分かります。ま、計算をしやすくする為に「10人中9人が60歳まで生きる」としましょうか。

生命保険にかけるお金の割合:生きていた場合にかけるお金の割合=1:9

これが本来正しい割合である筈です。保険に月1万かけているのなら、各種預貯金に月9万という割合になるよ~という事ですね。

「い、いや……月掛保険料1万はいいとして、月9万の積立というのは無理じゃね?」

という方もいるかもですが、本来むしろ逆でなければいけない筈です。

「優先順位は生きている間に必要なお金の備え、保険はそれに目処がたってから初めて考慮するべきもの」

これが本来あるべき形の筈です。……何故かこの当たり前の話、する人が皆無ですが。

「いやいや、将来必要になるお金なんていくらか分からないし、途方もないじゃん……」

こう言われる方もいるかもですが、そもそもそれが分からないで保険に加入する事の方が意味不明だと思うのは自分だけ、でしょうか?

以下、かなり頭の痛い「前もって貯めておかないと詰む」お金の話。

子供の学費(主に大学)

まず最初に思いつくのはこの学費でしょう。

一般的には大学4年間の学費合計を指す事が多いですが、自分の経験からいうと「高校3年時にかかる費用をプラスオンする事は必須」でしょう。

恐らく将来的にはもっと銭がかかると思いますが、高校2年の終わりまでに700万というのが一つの目安になるかな。

では、その700万を15年で用意する為に毎月いくら積み立てが必要か?というと・・・

700万÷(12ヶ月×15年)=約3.8万円/月

となりますね。

これ、準備期間が10年ならば月5.83万になりますね。

当たり前の話になりますが、準備期間が短ければ短い程キッツイのは言うまでもありません。

この月額がキッツイと思う場合、保険に入るなんて論外。素直に貯蓄に全力を費やすべきです。

「いや~、旦那が死亡したら余裕で大学行かせられるけど、生きてたら奨学金に頼らざるを得ないね」

これ、流石におかしいですからね。。。(意外に多い)

老後資金2000万

「月4-6万の積立額なんてラクショー♪」

な~んて余裕こいてる人もいるでしょう。が、もう1つ忘れてはいけない事が。

えぇ、老後資金2000万問題ですね。

ぶっちゃけ今後はインフレもそこそこしていくでしょうし、もうちょい日本の国力等落ちていくでしょうからこれで万全とはとても思えないですが、取りあえず2000万が60歳までに必要というのは間違いないでしょう。

額が額なのでなるべく長い期間で考えるのが無難ですが、例えば20代のうちから老後資金を~と言われてもピンとこないでしょうから、20年を想定してみます。

2000万÷(12ヶ月×20年)=約8.3万円/月

となりますね。

これ、準備期間が15年ならば月11.11万になりますね。

当たり前の話になりますが、準備期間が短ければ短い程キッツイのは言うまでもありません。

この月額がキッツイと思う場合、やはり保険に入るなんて論外。素直に貯蓄に全力を費やすべきでしょう。

「旦那が死亡すれば老後も安泰だけど、生きていたら生活保護のお世話にならないと・・・」

これ、流石におかしいですからね。。。(やはり意外に多い)

その他、住宅購入資金(頭金)やら地域によっては車購入資金やら細々とある程度計算して貯めていく必要があるお金があったりしますが、キリがないので省きます。

ただ、この「学費と老後」のお金だけで「保険:貯蓄に回すお金=1:9」という図式は意外に現実的な話という事が分かって頂けるかと。

 

まとめ

万が一の備え、あるに越した事はありません。が、あくまでも「生きているうちに用意しなくてはいけないお金の目処が立っている」事が大前提です。

えぇ、万が一というのは読んで字のごとく「万に一つの可能性」に過ぎず、大多数の人にとって「何も起きずに生き続けて老後がやってくる」訳ですからね。

「俺(私)は生きている前提で医療保険中心に加入している!」

な~んて胸を張って言う方もいますが、そういう人に限って健康の為にお金をかけていなかったりします。健康の為のお金、例えばスポーツジムに通ったり食事に気を遣ったりetc…

「医療保険に入っているからどんな大病になっても安心だ!」

金銭的には間違いないかもですが、健康は帰って来ませんからね。(これ、モロ昔の自分です。今考えるとおバカそのものですが、医療保険に入っているから~と健康管理がずさんになりかなり無理したものです。。。でもって、大病を患った後に後悔するという、ね。。。)

生命保険同様、医療保険に入る前に考えるべき事、やるべき事が先にあるんじゃないですか~っと。

あ、まとめでしたね。

「結婚した時に入る保険? まずは全力でお金を貯めておきな。生きてるってホントお金かかるからさ」

以上!

 

挿話?

久しぶりの更新になってしまいました。

正確にはちょくちょく書き足しながらようやく記事完成という感じです。

えぇ、副睾丸炎は想像以上に長引いていまして、ある程度治ったと思ったらま~た再発で限りなく寝た切りを余儀なくされるという日々が続いております。(症状が出ている時は座る事が限りなく困難、というかちょっと寝返り動作しただけで「オゥ……!」とヤバイ痛みで悶絶状態)

当たり前の話かもしれないですが、病気で伏せっている時というのは中々にネガティブ思考が頭を支配して記事を更新しようという気力が湧いてこず……健康ってホント大事ですよね。。。

「一生このまま寝たきりになるかもしれない」(病状的にそんな事は絶対ないですが)

最近はそれを想定して色々試みてます。えぇ、寝たままでどうにか作業ができないか、と。現段階ではノートPCは諦めました。(うつ伏せなら可だが、痛みで不可。四つん這い状態なら可ではあるものの、物理的に片手しか使えないので恐ろしく作業効率が悪い。体勢的にもキッツイですし)

寝ながら使える装置みたいなもの、支えが弱かったのか顔の上にPCが落ちてきてとんでもない目にあいましたし。。。

タブレットでの音声入力にちょっと希望を見出したものの、細かなミス・修正が中々にキッツイ等中々大変で……

現状では健常時の2割程度の作業効率といったところ。これをせめて50%に持っていけないかな~とは思っています、はい。(誰か良いアイデアがありましたら是非お教えを)

って、そんな事しているうちに病気も治りそうですけどね笑

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