Forbidden Game~3倍速Girl~

Forbidden Game ~3倍速Girl~ 第8話:使用済みパンツ大流行?

第8話:使用済みパンツ大流行?Forbidden Game~3倍速Girl~
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第8話:使用済みパンツ大流行?

「おはようございまーす。今日はどんな予定ですか? パンツ6枚で足ります?」

「んー、ちょっと微妙かも。……って、あれ? 昨日買い出しで15枚仕入れたばかりじゃん。 俺が把握してたのは3枚売れて残り12枚だった筈だけど、俺が帰ってから6枚も売れたの?」

「はい、昨日ジュンさん帰ってから5時間やってましたから♪ 頑張りましたよ~」

「そ、それは凄いね、まさか23時までやるとは……それはいいといて、えっと、安く見積もって1枚5,000円だとして、最低でも3万……昨日の流れだと手セットが半分はいる筈はずだから、プラス2.1万……手とお触りの人も絶対いただろうから、プラス3万……あれから8万くらい稼いだんだ~、へぇ~」

「──?! い、いやだなぁ。そんなに稼いでませんよー(^^;;  パンツだけですって~」

「……じゃぁ、パンツだけだとして、1.5万は貰わないと、ねぇ~」

「──?! 今日のお昼奢りますから♡  あ、コーヒー持って来ましょうか?」

「……ま、俺が帰った後は未確定アポだったから、それをどうこう言う事ないけどね。 俺がいる時間内にアポ取れなかったのも事実だし。 ──ま、いいよ、5時間の売り上げは全てみのりちゃんので。その代わり、お昼お願いね」

「キャー、ありがとうございます♡  素直に言いますと、9万ちょっと稼いだんです♪」

「──?! 俺がいる間が14万円、折半で7万だった筈だから……昨日だけで16万の稼ぎ?」

「はい♪ 一稼ぎした後のお酒は格別でした♡」

「……下手したら普通のOLの1ヶ月分の稼ぎじゃん。パンツ恐るべし……」

「きっと今流行ってるんですよ、使用済みパンツ買うの」

「……雑誌はおろか、ネット情報でもそんなの見た事ないよ……」

「きっと時代の最先端いってるんですよ♪ それにしても1枚400円のパンツが7,000円で売れるんですから笑いが止まりませんよ。 20枚購入しても2枚売れるだけで利益になりますし。最初この案聞いた時、正直どうかな~って半信半疑でしたが、やって大正解でした♬」

「まぁ……若いうちしか売れないだけどね。 30歳超えたらまず無理だよ……」

「……芸能人の上戸彩ちゃんや綾瀬はるかちゃんのパンツだったらどうです?」

「……1万円でも欲しいかも」

「だったら私もあと10年は大丈夫ですね♪」

「……トップ女優と肩を並べて考えるとは……」

「ま、流石にそれは冗談ですけど、学生の間はわたくし、パンツ売りの少女になります♪」

「まぁ……ほぼ確実にみのりちゃんレベルの子はパンツ売りでいないだろうから、ある意味独占市場かもね。一般人の中にアイドル混じっているようなものだから」

「♪♬♪♬ あ、お昼サンドイッチでいいですか? 後、コーヒー持ってきますね♡」

──おだてられるの大好き、褒められ伸びる典型的タイプ、みのりちゃんでした。

顧客管理

「(カタタタタ、ターン!) よし、出来た!」

「え~、何が出来たんですか~?」

「取りあえず簡単なデータベースとメールラベルの統一を、と思ってね」

「???」

「取りあえず今日までで1,000件近くの問い合わせあったじゃん? で、実際に来た人、具体的に思い出せる?」

「え、えーっと……印象に残った人は覚えてますけど、半分も覚えてないかも」

「それって勿体ないな、と思ってね。まずは顧客データベース作って、記録に残しておけばリピーター獲得に役立つ筈だから」

「ほー……」

「で、何日かやってみて、一番ウザいのは冷やかしの人じゃん? その人にラベル振って自動的に迷惑フォルダに行く様に設定したらかなりラクになると思って、ね」

「ほー……」

「更に、時間が合わなくて来れなかった人とかいたじゃん? そういう人、もしかしたら次回に時間合えば来るかもしれないよね。そういう人は時間ラベル張り付けておけば、事前にお誘い出来ると思ってね。ちなみに今日16時から入れている人が実は前回時間合わなくて来れなかった人ね」

「ほー……」

「で、Gmailでみのり・りえ・つくし。ゆりあちゃんそれぞれアドレス作ってやってるけど、共通で見れる様にしたら作業効率化されるかな、と思ってね」

「わ~、パソコンってこんな事が出来たんだ。ただ、私のiphoneじゃその機能っていうのかな、使えないんじゃないの?」

「いーや、ちゃ~んと出来る様に設定したよ。ほれ、見てみ?」

「──! す、すごーい! じゃぁ、この顧客管理のデータベースというのも──」

「もちろん! 今から送るアドレスをブックマークしておいて。パスワードはいつもの、ね」

「──! すごーい!」

「ついでにスケジュール表とGmailを連動させておいたよ、ほら!」

「──! キャー♪ 一気に会社らしくなってきたー♬」

「……会社かどうかは知らんけど、俺が仕事する時はこんな感じで色々効率化してやってるのよ。それをこの仕事に取り入れてみようと思ってね。操作はこんな感じに、ね」

「キャー♪ ありがとうございます! これだけでもジュンさんを甲斐がありました♬」

「え? 俺ってだったの?」

「えぇ、そうですよ♪ 今日からからに昇進です♬」

「ありがと──って、俺、今までだったの?」

「えぇ、そうですよ~。私の会社は厳しいですから、頑張って下さい♪ 今日は臨時ボーナス支給しますねー」

「あ、ありがと……」

──臨時ボーナスはからあげクンでした。

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