ガン発生率の話
ガン発生率の話
ガン…現在死亡率NO1の病気ですな。
はい…「ガンになったらどないしよう…」という事にて、医療保険・ガン保険を加入されている方は非常に多いと思いますし、加入を考える要因の一つとして検討されている人も多いかと思います。
国内生保にて、「三大疾病・介護状態になったら以後保険料は頂きません」たる特約を売りに保険を販売しています。
介護・心筋梗塞・脳卒中に関してはこのHPにも謳ってあるように「中々難しいですぜ」という事は証明してある訳ですが…「いや、ガンは出やすいよ」等といっている方も多いようで。
取りあえず「保険料、三大疾病になったら頂きません」たる特約に関する事を書く前に、ガンの事を調べなくては…と、、「俺は何をやっているんだ?」という作業を案外長い時間やる事になってしまいました。
取りあえず…その成果を(笑)
※人口に関しては統計省の統計(H8年)を使用、ガン統計資料は国立ガンセンター(H7)を使用
※取りあえず、共に男性のみピックとした
※死亡数はガンでの死亡数ではなく、全体。10万人に対する死亡割合となる。
取りあえず、H7年時にて「ガンに新たにかかった人の総人数」は274172人となります。 はい…ここだけみたら「うわ…滅茶苦茶多いじゃん…」と思われるでしょう。
罹患率…正直自分にゃ全く馴染みのない表現だったので、罹患率より推定年齢毎の罹患数(新たにガンにかかった人の数)を算出、そこから全体の数字を出してみました。
数字の羅列で頭の痛い人も多いでしょうから、要点をまとめます。
- 当然の事ながら、毎年の死亡率よりガンに新たにかかる率のが低い。
- 60才未満での罹患率は意外な程低く、0.3%以下。
- 5年単位でみても、罹患率は60歳未満の場合は低い。
- 実に罹患数の90%が60歳以上である。
はい…自分自身意外なデータ分析結果となりました。 想像以上に…低いもんですねぇ、ガン発生率とは。 当然、「ヘッジなんぞ取る必要はないよ」とまではいいませんが、過剰にガンを心配するのはいかがなものかな、と素朴に思いました。 さらに、上皮内ガンの割合まで調べあげようかと思いましたが…ここで力つきました(笑)
また、いつかここにupする事でしょう。
当然かもしれないですが…「死亡確率よりも、ガン発生確率のが低い」という事だけでも覚えておいたら、案外保険選びの参考になる…かも?
ガンについて「ガン、なったら心配ですよ~」等と保険屋にいわれた際に、「じゃぁ、実際の罹患数ってどのくらいなのよ?」と突っ込んでみると面白いかも。 はい…まともな答えがかえってくる事なんぞ、まずないでしょう(笑)
ふぅ…後は心筋梗塞の罹患率と脳卒中の罹患率を調べて、「三大疾病になったら保険料いただきません」特約の実際をupできるかな? って…ガンをここで表したので…既に証明出来るような気もするのですが…万全を尽くします(笑)
ん?ガン保険不要論とも取れるかな、ここ? 別にガン保険を不要だよ、とまではいいませんのであしからず。
何かの参考になれば幸いです。
あとがき
当然の如くボツになった原稿。
これは例の営業系雑誌ではなく、某金融雑誌で「保険の真実的な話を是非書いて下さい!たくみさんの視点で書いて貰えればOKです!役に立たない生保特約の記事とか私は好きでした!」という依頼だったが為、気合でそこそこ時間をかけてこれを書きました。
当時の担当さんもこれ見て「素晴らしいです!統計データまで用いているので説得力もありますし、ガン保険に対しての新たな視点になり得るかもです!!」と大好評だったのですが、、掲載許可がおりず。。
ちょっと腑に落ちかなかったので理由を聞いたら、、
「うちのスポンサーにアフラ〇クがありまして、、これ掲載したら間違いなくスポンサーからクレームが来てしまうと言われまして・・・雑誌というのは発行部数以上にスポンサーが大切、、と言われてしまいまして・・・ごめんなさい」
との事。
どんな業界においても「裏」はあるんだな、としみじみ感じたのは記憶に強く残っています。
「ん?なら、雑誌掲載でボツになったものをHPにupしたら非常に有意義になるんじゃね?」
と閃いて、泣く子も黙る生命保険講座や医学書~生命保険に関する基礎知識~のコンテンツを作った・・・のだったかな??
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