医学書~生命保険に関する基礎知識~死亡後雑誌のボツネタ

葬儀代の話

葬式代の話医学書~生命保険に関する基礎知識~
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葬儀代の話

前書き

「葬式代として、保険は入っておかないとね」

まぁ、ごく当たり前にいわれる話かと思われます。 が、実際に葬儀を経験された方からいわせれば「いやいや、そもそも保険金は葬儀に間に合わないし」と突っ込みをいれるでしょう。 また、葬儀自体、ある程度知っておかないと金銭的にも大きな違いが出る、というのが現実。

先日、ちょうど葬儀を行ったが為、参考になりそうな事を記しておきます。

葬儀までの流れ?

突然死・病院での死亡によりやる事は変わってきます。 何故か自分はこの双方を自分が殆ど主導で経験しました。

■病気で死亡(病院で死亡)

  1.  危篤状態になった際に病院から電話入る。
  2.  死亡後、あれやこれや処理。(その間に葬儀屋に連絡つけ、何時に葬儀屋に持って行くかを決める。解剖協力などすると、さらに2-3時間ほどプラスオン)
  3.  死亡診断書を書いて貰い、葬儀屋と共に病院を去る
  4.  葬儀屋で、プラン決定
  5.  葬儀屋についた後、火葬許可書をとるが為、役所に死亡届を提出(その際、死亡診断書を提出)。
  6.  銀行巡り(銭をおろす)
  7.  親族・知人に連絡

■突然死(自宅で心筋梗塞で倒れるとか)

  1.  警察・医者を呼ぶ。
  2.  検死
  3.  検死の結果が出たら病院へ死亡診断書を書いて貰いに出向く(その前に警察で書類が必要だったかな?)
  4.  葬儀屋に電話、遺体を葬儀屋へ運ぶ
  5.  葬儀屋で、プラン決定
  6.  葬儀屋についた後、火葬許可書をとるが為、役所に死亡届を提出(その際、死亡診断書を提出)。
  7.  銀行巡り(銭をおろす)
  8.  親族・知人に連絡

ーーーーーー
双方を経験した自分の感想では、病院での死亡のが数倍ラクでした。 縁起でもない話ですが、仮に自分が死亡するなら断然病院だな、と思いました。 ただ、、いくらラクといっても初日は確実に1日走り回る事になるでしょう。

ちなみにうちが経験した際は、、9時30分頃死亡、そこからノンストップで動き回って一段落ついたのが21時近くでした。(慣れ・人によっては多少時間は前後するであろう)

翌日以降は初日に比べれば多少ラクですが、それでも1日作業が2日続きます。

なお、突然死についてはさすがに事前にウンヌンは無理でしょうが、病気死亡の場合はある程度予測が付くが為、事前に動いておく事をオススメします。 金銭的な事はもちろんありますが、葬儀場の場所ってホント大切ですから。(これは後述)

私見では自宅の近くがホント好ましいです。 理由は単純、葬儀場が遠いと何かと不便だから。 ずっと葬儀場へ泊まり込み~という事ならば特に問題ないかもしれないですが、ぶっちゃけ現実的ではないでしょう。 (せいぜい通夜→葬儀の時に泊まるくらいか)

ホント、ばたばた動き回る事になるので、少しでも身体の疲れをとる、という意味で自宅付近というのは重要、実感しました。

葬儀代はいつ払うの?

結論からいうと、「葬儀場を出る時まで」に支払うのが原則。 中にはローンが効く所もありますが、基本考えない方がいいでしょう。 (万が一ローンが通らなかったら、、を考えると。。。)

はい、基本葬儀を行うのを1ヶ月遅らせる~というのは現実的ではないですから、限りなく即金が必要となります。

費用は、ホント千差万別です。 大規模な葬儀ならば数百万と平気で飛んでいくでしょうが、家族葬ならば数十万で済みます。

ちなみに、忘れてはならないのが坊さんのお布施。 これが案外高いです。

・通夜
・葬儀
・初七日

宗派によりお布施の額は違ってきますが、数十万覚悟。 ただ、基本このお布施というのは「気持ち」が重要となるので、自分の出来る範囲で構わないでしょう。 (というか、それが出来ない所は坊さん失格だと思われる)

基本、お布施の額によってお経の内容がどうこうという事は当然ないです。 こだわりがなければ「良心的な所」を葬儀屋さんに紹介して貰うのがいいでしょう。

東本願寺あたり良心的とはいわれています。
※自分はそこの回し者でもなにでもないですが、一応

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葬儀代の目安?

これは入院費同様、案外知らない人多いですね。 よく保険屋さんとか葬儀代は300万くらいとかいってますが、一体どれだけの規模の葬儀を想定しているのか、、理解に苦しみます。

確かに、3桁規模の壮大な葬儀でもすればそれくらい飛ぶかもしれませんが、そんな壮大な葬儀する人なんぞそうそう多くないのではないでしょうか。

葬儀の種類として以下の形あります。

・家族葬
・一般葬(こんな呼び方でいいのかな?)

基本、親戚とか呼んで会社の人、知人がぱらぱらと来るレベルなら家族葬で十分です。 (下手にバカでかい会場を借りて人が埋まらないと、微妙な空気が漂う事になる。。)

家族葬ならば、全て込み(坊さんお布施込みという意味)で50万もあれば十分。 まずはここまでが基本。

次、応用。
一般葬にも当てはまるでしょう。

「いや、50万って大金じゃん。。イキナリでないよ」

といわれる方もいるでしょう。
そうじゃなくても、なるべく葬儀費は抑えたいな、と思われる方もいるでしょう。 その場合、「余分だと思うものはカットしていく」事により、かなり金額が変わってきます。

例えば、、最初提示されるものは生命保険会社のセット商品のようなもの。 特約フルセットの豪華な内容と思っていただければOK。

が、一例をあげると、、

  • 花の種類(松竹梅と3パターンくらいある。ぶっちゃけ、梅でも十分豪華っぽい)
  • 棺の種類(上記同様3パターンくらいある。違いは木の違い。って、こだわりなければ梅でいいんじゃ?)
  • 通夜の会食種類(まぁ、これは人それぞれですが、必要ない人には全く必要ないであろう)

etc…

細かくあげるとキリがないですが、ホント「別にこれはこっちでいいんじゃね?」と思える余計なものが案外あります。 が、「なにが必要でなにがいらないか判断が難しい」とも。

一番手っ取り早く差を知りたい場合は、「一番安くなるよう、出来るだけ削った内容のプランを出してくれや」と提案する事。 なにもない丸裸の所からオプションを1つ1つ加えていった方が分かりやすいでしょう。

えぇ、この作業をする・しないによってかな~~り金額が違ってきます。 お金に余裕がある人で、こういう事に労力を使いたくないぜ、という人はする必要ないでしょうが、そうじゃない人はやってみるべし。

事前に知っておくべき・やっておくべき事

いざ葬儀、という際に上記に書いた事を冷静に出来る人はどれだけいるか?というと、、ちょっと分からないですが半々くらいでしょう。 ホント、どんな状況で葬儀に至る事になったとしても、ホント目まぐるしい程の忙しさ、頭も普段より回らないという人も多いでしょう。 よって、出来れば事前にある程度用意しておく事、オススメします。

って、余命●年とかの人などでない限り、いつになるか分からない葬儀について考えるなんて~と思われるかもしれませんね(笑)

別に「俺はこの葬儀内容で●円のものでやるんじゃ!」とここまで明確に決めておく必要はないです。

  • 自宅付近の葬儀場をのぞきにいく
  • 可なら、会場を見せて貰って大ざっぱな値段を聞いておく
  • 互助会や会員などあるなら、入っておくのも一興

これくらいはしておいて問題ないでしょう。

上記にもさらっと書きましたが、保険金は葬儀に間に合いません。 葬儀において有効なものはなんぞや?というと、、自分は終身保険ではなく、互助会の積立ではないか、と思っています。

互助会のメリットは、

  • 月々1000-2000円の小額積立が可
  • 積立途中でも、会員割引が効く
  • 本人のみならず、基本家族(親族でも可っぽい)でも有効

特に後者のメリットが大きいです。
例えば、某所では病院から葬儀会場への輸送は通常は23000円、会員ならば無料、とか。 (その他、基本セットなどの割引がある)

逆にデメリットは「互助会が潰れる」「引っ越しした際にその葬儀会場がない」などありますので一概にこれがベターとはいえないですが、選択肢の一つとしてはアリでしょう。

ちなみに、互助会ではなく葬儀場の会員(一括で5000-10000円くらいか。時に入会キャンペーンで格安・無料で会員になれる時がある)になるのもアリ。

で、大ざっぱな値段を知っておく、と。 (現在の預貯金でキツそうならば、自己で予備資金を貯めていくようにする)

と、最低限「仮に葬儀あげるならココだな」という点だけ決めておくだけで、万が一の不幸時に断然ラクになります。 万が一の時の不幸時、金銭面ばかり頭をグルグル回っているというのは頂けないですし、ね。

後、ホント余裕があれば複数の葬儀会場を見比べるのもアリ。 自分は2ケース、別の葬儀屋で経験しましたが、「おいおい、葬儀屋によってこんな違うのかよ」と実感しました。 最初の葬儀屋のが高くサービスがそこまで、、先日の葬儀屋のが半額くらいでサービスがかなり行き届いている、、と。

値段が安い・高い以前に「良心的・良心的じゃない」というのも大きいかもしれません。

ちなみに先日行った所は平安会館たる所。 ホント、良心的でした。 (何度も書きますが、別にここの回し者でもなにでもありません。感じたまま書いたまで)

死亡した際に思い浮かべるであろう事、葬儀と墓の事だと思われます。 墓、というと何かとクソ高いイメージあります。 が、そもそも墓が必要かどうか?というと、、正直人それぞれじゃないかな、と。 別にお寺さんに納骨して貰う等も出来ますし。

信仰上の都合により絶対に~という人もいるでしょう。 が、特にない際は深く考えなくてもいいかも。

一つだけいえるのは、「生きている人の生活が一番大切」ですからね。

あとがき

はい、縁起でもない内容っすね。
えぇ、殆ど保険の内容からかけ離れてますし(笑)

ただ、入院費同様、世間でいわれている事と現実とのギャップが激しいもの、知っておいて損はないであろうという事で、ピックしました。 ちょうど、身内に不幸があり経験しましたし、ね。

  • 葬儀代は千差万別ではあるが、大半の人が家族葬レベルで十分ではないか
  • となると、葬儀費用はウン百万なんぞかからない(保険金で~というのはちょっと違う)
  • そもそも保険金支払い時に葬儀費用は間に合わない
  • 葬儀費は基本、生保のセット商品と同様、特約満載フルコース
  • 当然ながら、必要なもののみピック、いらないものは外すのがベター
  • 葬儀費に関して有効なのは、互助会・会員など
  • 事前に色々知っておくと何かと便利

まぁ、、即参考になったぜ、という人は殆どいないでしょうが、将来的にこのページの内容を頭の片隅にでも覚えていて参考になったぜ、という事になれば幸いです。

当然の如くボツになった原稿。

「いやぁ、相変わらず人とは違った視点で非常にエッジの効いた素晴らしい内容です。ただ私個人は大好きなネタなのですが、、ちょっと縁起でもないというか、、営業講座の主旨からちょっと(かなり)外れているというか…申し訳ないですが…」

この追記を熱心に読まれている熱心な方ならお気づきかもですが、ボツはボツでも異様に扱いが柔らかくなっています。理由は、、、これを書いた時は「たくみの営業暴露日記」がかなりの人気を博していたのですな。まぁ何というか、、世の中ってこんなもんですよね・・・

葬儀について。
中々葬儀場に行く機会ないでしょうが、一度行ってみる事オススメします。で、ホント縁起でもないですが、死亡したらここで葬儀する!と決めておくと万が一の際に非常に有効です。

経験した人しか分からないでしょうが、病院に来る葬儀屋は基本「どさくさに紛れてぼったくり価格」を最初提案してきますからね。で、混乱している際は深く考える事なくその価格でOKしてしまうものでしょうし・・・

数万の差ではなく数十万差とかザラですからね・・・

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