泣く子も黙る生命保険講座入院時知っておく事

入院時、覚えておくべき事

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入院時、覚えておくべき事

前書き

「いざ入院した時の為、医療保険に入った方がいいかな~」

まぁ、よく聞く言葉です。 なるほど、確かに死亡した時の保障と比べれば入院する確率は高いという点で身近なリスクヘッジといえるでしょう。

が、診断をしているとある事にいつも気がつきます。

「案外、入院について知らない人は多いという事」

入院した際にかかる費用、使える制度など、事前に知っているか否かによってかなり違ってきます。 色々と今まで取り扱ったコンテンツとだぶる点もあるかと思いますが、ざざっとまとめます。

健康保険制度による自己負担上限

まぁ、病院にいった事のない人は皆無に等しいでしょう。 よって、「医療費は自己負担3割よ」というのはさすがに書くまでもないでしょう。 さて、過去にも取り上げた事ありますが、この自己負担というものは上限があるというのはご存じでしょうか? 以下、簡単に。

上位所得者167,400円+<医療費ー558,000円>×1%
一般80,100円+<医療費ー267,000円>×1%
低所得者57,600円
70歳以上(現役並所得者)80,100円+<医療費ー267,000円>×1%
70歳以上(一般)44,400円

はい、1ヶ月での自己負担上限です。
ここでのミソは「その月の間」という点。
はい、例えば20日入院したとして、、、

4月20日ー5月10日
5月10日ー5月20日

この2つのパターンでは、後者は上記表のような自己負担上限にちょいプラス、大体10万ちょいの入院費になるのに対し、前者は下手すると倍近くの自己負担になるぜ、という点。

案外、これ知らない人多かったです。

まぁ、脳卒中や心筋梗塞で倒れた→有無をいわさず入院~というパターンの場合は入院時期なんぞ選べないのでしょうがないですが、案外入院するタイミングは選べるケースが多いものです。 仮に入院時期が選べるならば、「月をまたがないようなタイミングで」を心がけた方がいいでしょう。

高額療養費の現物給付化

この言葉だけ聞いてもイメージ沸きにくいかもしれません。どういう意味か?というと、「事前に申請しておくと、上記表にある自己負担上限だけの支払いでOKになるよ」という事。

「あれ?自己負担上限ってあるから、支払いはそれだけじゃないの?」

と思われる方もいるかもしれませんが、特に手続きしなければ「3割負担、自己負担上限を超えたものに関しては数ヶ月後に払い戻される」となります。

まぁ、金銭的出費は結果的には同じですが、この申請をしなかった場合は最悪数十万を一時的に出費するハメになります。

最近では多くの病院で「役所で申請して来てねん♪」と提示してくれる事が多いですが、特に何も提示しない所もある様子。

よって、入院時には「健康保険限度額適用認定証」を役所に取りに行く、という事は覚えておいた方がいいでしょう。

※ただ、保険料を滞納していた場合は上記認定証は1ヶ月単位でしか出ない

テレビ代

入院時は、、かなり暇です。
唯一の娯楽(?)が書籍とテレビくらいでしょうか。

で、このテレビが案外高い。。
1枚1000円で10時間、、、はい、1日で1枚カードなくなっちゃいます(笑)
この費用、ある程度の入院日数になるとバカになりません。

まぁ、、部屋の位置・場所にもよりますが、案外有効なのが、

・ワンセグTV
・ニンテンドー3DS、タブレット、ポケットWifi

ここらあると案外節約になるかも。
って、これはどうでもいい情報か(笑)

差額ベッド代

案外、というか殆どの人が知らない様子。
何故か「差額ベット代」で検索かけるとうちのHPが上位に来るようではその認知度の低さは証明されているようなものですね。

詳しくは上記ページをご覧になって下さい。
大まかにまとめると、、

  • 自分が望まないケースでは差額ベット代は支払う必要はない
  • が、病院側は当たり前のように差額ベット代を払う様いってくる
  • 同意書はサインしない事

まぁ、ここら知らないとほぼ100%の確率で「支払う必要のないお金を払うハメになる」事でしょう。

余談ですが、この差額ベット代についての記事、非常に参考になったぜよ、と某議員さんからお礼の電話を頂いた事があります(笑)

まとめ

  • (入院日を選択出来るケースは)月初めから入院が好ましい
  • 入院時には「健康保険限度額適用認定証」を役所に取りに行く
  • 万が一の際の為、差額ベット代についての知識はいれておく
  • 基本、入院代は1ヶ月で10万ちょい(色々加味して)

まぁ入院しないに越した事ないですが、万が一入院する事になった際の為、覚えておいて損はない知識です。少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

あとがき

今回は案外まともな内容っすかね。
まぁ、一度でも入院した事がある人、身内で入院した事がある人にとってみれば「何を当たり前の事を」という事かもしれませんが、未経験の人にとってみれば「へぇ~」という内容ではないでしょうか。

なんかそこらの保険会社やFPのページを見ると「医療費大変よ~」などごにょごにょ書いてあります。 が、あくまでも「ここは日本で、健康保険制度がある」のですよね。 不安を煽るような事ばかり書いてありますが、このような「知っておくべき事」を書いているところがあまりにも少ないな、と。

・・・ま、ここら書いたら保険加入率にモロ影響出るから当然か。。

なんにせよ、医療保険に入っていようが入っていまいが、知っておいた方がいい知識でした。

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