大きな声では言えない生保会社の裏事情 ~vol.22~
前書き
この号では保険オペレーターのコーナーが掲載されていましたが、こちらは独立したコンテンツとしてまとめましたのでこのバックナンバーでは略します。
日記
28日(火)……事業登録申請&会社口座作成&名刺作成
29日(水)……生保10社から資料請求。
30日(木)……外資2社の代理店募集要項取寄せ。
31日(金)……外資1社の代理店募集要項取寄せ。
・・・というように、個人事業主になってしまいました。これで会社に就職という道はなくなりました、ねぇ。
『保険診断サービス』なんて実に安直な名前をつけました。いや、領収書をもらう時に何をやってるとこか一目で分かるようにって思いまして、ねぇ。最初は『保険リストラ屋本舗』っていう名にしようかと思ったのですが、早乙女氏に『・・・これじゃ、あやしいぞ』なんて突っ込まれてやめました。。。
基本的に『コンサルティング』中心の商売をしていこうかと思います。自分でいうのもなんですが、かなり画期的なアイデア(報酬面で)なので上手くいけばおもしろい事になるかもしれません。
で、現在サーバー立ち上げ(早乙女師匠担当(勝手に決めました))、値段表やちらしの作成(byたくみ)、広報活動(by早乙女師匠(これも!))、営業全般(byたくみ)を急ピッチですすめています。
来月半ばには活動できるまでにもっていきたいと思います。
27日の出来事
行き着けの喫茶店のママ(以降ママ)から電話があった。
ママ『たくみ君、久しぶり。なに、あんた、会社辞めたの?』
たくみ『えぇ。で、なにかあったんですか?』
ママ『何かあったもなにも、うちの旦那クビつって死んじゃったよ』
たくみ『えぇっ!!!』
ここの喫茶店は自社ビルの中にあり、旦那は別に会社をやっていた。銀行等から自社ビルを担保にかなりの額のお金を借りており、将来的には売るしかないねぇとはよくいっていた。先月、旦那の会社が不渡りをだすかもしれないという話はきいていた。旦那から保険を解約したらいくらになるかという問い合わせもあった。かなり切羽詰まっていてわらにもすがる思いだったのだろう。
不渡りをだした段階でこのビルは競売にかけられ売られる運命にあったのである。ママさんは腹をくくっていた。が、こういう事態になるなんて・・・娘が先月子供を出産したばかりというのに。
・・・前号だったか、自殺についてとりあげたばかりだったので、改めて現実を見たという気がした。
28日に保険金が支払われると連絡をうけたのはその翌日だった。。。
ママさんはこのお金を貰って嬉しいだろうか? 保険はいわばその人の『遺書』ともいうものではあるが、このケースでは何が残されるのだろうか?
なんともいえない後味の悪い、自己取り扱いの契約の支払いになった。。。
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