たくみの営業暴露日記

家族ゲーム~たくみの営業暴露日記アナザーストーリー~ #9 美子の野望~お兄ちゃんシスコン化計画~

#9 美子の野望~お兄ちゃんシスコン化計画~たくみの営業暴露日記
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#9 美子の野望~お兄ちゃんシスコン化計画~

──旅行から帰った後日、いつものお茶の間

「お兄ちゃん、はい、あ~ん♡ ……オイシイ?」

「凄くオイシイよ。俺、もう美子ちゃんの料理以外食べられない身体になっちゃったよ」

「エヘヘ♡ お兄ちゃんも私に食べさせて」

「もう、しょうがないな~。はい、あ~ん」

「────♡」

「…………」(幸子ちゃん、ただただポカーンの図)

「ふぅ、ごちそうさま。ホント、美味しかったよ」

「あ、お兄ちゃん、ほっぺにご飯粒が付いてるよ。取ってあげるね(チュッ)」

「お? ありがと。ホント、美子ちゃんは優しいねぇ」

「エヘヘ♡」

「ポロッ…………」(あまりの出来事に、思わず箸を落とす幸子ちゃんの図)

「じゃ、これからちょっと仕事いってくるね。夕方頃には戻るよ」

「お兄ちゃん、いってらっしゃい♡ なるべく早く帰って来てね(チュッ)」

「ブッ……ゴホッ……ゴホッ……」(あまりの出来事に思わずむせ返り、苦しそうにゴホゴホする幸子ちゃんの図)

 

──お茶の間(美子ちゃんと幸子ちゃん)

「え、え~っと……お姉ちゃん……こ、これはどういう事?」

「ん? 何が?」

「りょ、旅行から帰って来てから……な、何かお姉ちゃんとお兄さん、おかしいんだけど……旅行先で何かあったの?」

「ん? 別に何もないよ~。強いて言うなら、ちょ~っとだけ兄妹仲が深くなった……かな?」

「ちょっと? 傍から見てると、付き合いたてのバカップルみたいに見えるんだけど……」

「え~、気のせいだよ~。仲の良い兄妹ならこれくらい──」

「絶対ないから! どこの世界の兄妹がご飯食べさせあったりキスしたりするのよ!」

「大丈夫! お兄ちゃん、仲の良い兄妹はこういうものだって信じ切ってるから」

「……またお兄さんに間違った常識教えたの?」

「え~、間違ってないよ~。本にもちゃんと描いてあったし~」

「どんな本よ! どうせ漫画かアニメでしょ!」

「まぁ、そうだけどさ~。……お兄ちゃんが喜んでくれるならいいかな~って。妹の私を好きになってこのままず~っと一緒に暮らせたらいいな~って」

「……彼氏はどうするのよ? あんな2人見たら、絶対──」

「それはしょうがないよ~。……これから一生彼氏できなくても、結婚できなくても……お兄ちゃんとずっと一緒にいられるなら、私、それで十分幸せだから」

「……そこまでお兄さんが好きなら、結婚すればいいじゃん。……別に血が繋がってる訳でもないし、兄妹でいるよりむしろ自然じゃん」

「無理だよ~。お兄ちゃん、シスコンになっちゃったから。私の事、ホントの妹だって思いきっちゃったから。……妹という立場だからここまで仲が進展したんだから」

「……お兄さん、シスコンになったんだ……」

「うん、かなり重度のね♪ もう普通の恋愛はできないかも」

「……ダメじゃん……お兄さん、一生結婚できないじゃん……」

「大丈夫! お兄ちゃんシスコンだから、私達と暮らしていければ十分だよ、きっと。もう私と一緒じゃないと寝れなくなってるし♪」

「……私達って……もしかして私も頭数に入ってるの?」

「当たり前じゃん! お兄ちゃんシスコンなんだから、幸子は重要な戦力だよ。私より年下だし、ちょっとロリ入ってるし。私以上にポテンシャルあるよ、幸子は」

「……あまり聞きたくないけど、私に何をやらせる気? ま、まさか──」

「1+1は2じゃないから。3にも4にも……10にもなるんだから。今が勝負時だから、一気に畳み込まなきゃ!」

「うぅぅ……意味分からない……」

「どんな手段使ってでも……お兄ちゃんを救わなきゃ。……私達の人生1つでお兄ちゃんが救われるなら、安いものでしょ?」

「じ、人生って……もしかして一生私達3人で兄妹として暮らしていくって……事?」

「……正解!」

「うぅぅ……私の人生って一体……一度くらい普通の恋愛して彼氏作ってみたかったな……」

「ん? 別に恋愛でも結婚でもすればいいじゃん。……お兄ちゃんと」

「……相手はお兄さん限定なんだ……百歩譲ってそれはいいとして……お兄さんと結婚って……お姉ちゃんはそれでいいの?」

「いいに決まってるじゃん。幸子とお兄ちゃんが結婚すれば、私は正真正銘の妹になれる訳だし。同じ屋根の下、不倫だってし放題じゃん。そのうち子供だって、ね♡」

「……私がお兄さんと結婚したら、お姉ちゃんも一緒に住むんだ……不倫しまくるんだ……子供まで作る気なんだ……」

「当たり前じゃん! お兄ちゃんは重度のシスコンなんだから、正真正銘の妹の存在が必須じゃん! その役割、私しかできないじゃん!」

「……真面目にツッコんでいいか分からないけど……私とお兄さんが結婚したら、お姉ちゃんは義妹じゃなくて義姉になるんじゃない? ……妹になれないじゃん」

「──?!」

「更に言うなら、お兄さんにとってお姉ちゃんは義姉になる訳だから、お兄ちゃんっていう呼び方も不自然かも」

「……ど、どうしよう、幸子……私、路頭に迷っちゃうじゃん……生きる希望なくなっちゃうじゃん……」

「……シスコンの定義は何も妹じゃなくてもいいんでしょ? その時はお兄さんを姉フェチにすればいいじゃん。そんな事できるの、お姉ちゃんしかいないし、多分」

「──! そっか! 幸子、頭いい~! よ~し、希望が湧いてきた! 早速今日から姉フェチの研究始めなきゃ♪」

(……疲れた……)

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