第24話:コナン君に憧れて
「珍しいね、漫画読むなんて。──ん? コナン君??」
「はい、今私が読み続けている唯一の漫画です」
「……コナン君、まだ続いてたんだ……推理漫画が好きなの?」
「はい、推理ものは好きです。ただ、私がコナン君を読み続けているのは違う理由です」
「──ん? どういう事?」
「コナン君、高校生の時に謎の薬飲まされて小学生になったんです。頭脳はそのままで、身体だけ小学生低学年に」
「あぁ……確かそんな設定だったね」
「なんか、羨ましいなーって。 何も考えずに男女の隔てなく、みんなでワーワー遊ぶ小学生の体験が2度も出来るなんて」
「まぁ……確かに」
「そして、漫画の中で時が止まって、10年、20年経っても子供のまま……いーなーって」
「まぁ……そうだね」
「あ!──今の頭脳のまま小学生になったら、ロリネタでお金稼げるかも。 幼女のおしっこ、高く売れるだろうな~」
「……お金どうするの? 流石にその年で諭吉さん持ってたらおかしいよ……」
「あ、大丈夫ですよー。阿南博士の所に居候させて貰いますから♪」
「……阿南博士は……誰? まさか俺??」
「他に誰いるんですかー。養子にして下さいよー。ちゃーんと家にお金入れますから♪」
「……どう考えても離婚になるわ、うちの家庭……それ以前におしっこで荒稼ぎする幼女、それを斡旋する義父って、人間失格もいいところじゃん!」
「バレなきゃ大丈夫ですってー。今の私の頭脳とジュンさんの頭脳があれば、絶対いけますってー♪」
「うぅぅ、もっと年相応の子供がいいなぁ……プリキュアの踊りするような……」
「大丈夫♪ ちゃーんと年相応の子供みたいにおねしょもしますから♪ ちゃーんとおしめ替えて下さいね、パパ♡」
「……それじゃ幼稚園児以下じゃん」
「wwwwww」
「wwwwww」
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