ストレスのたまらない飛び込み営業の方法

ストレスのたまらない飛び込み営業の方法 第二章:自分がやっていた事〜飛び込みの具体的手段〜

ストレスのたまらない飛び込み営業の方法
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自分がやっていた事〜飛び込みの具体的手段〜

 よ〜やく本題に笑

 自分自身「営業ベタ」なんですね。仮に営業センスというランク付けがあったとしたら、自分はCCCラインでしょう笑

 基本的に口ベタ・人見知りする性格でもあるので、マニュアル・データ化するしかなかったんですよね。後、非常に勘違いされやすいのですが、自分自身トークも何も優れていないんです。ホント、単純作業の繰り返し。(飛び込み)

 よく保険屋時代『同行してどうやってるか、仕事みせてよ!』なんて言われていたんですね。で、実際みんなビックリしてますな、ある意味。なにせ、あまりにも口下手なのですから。でもって、ここまで食い下がらない営業もないだろ! というくらい、あっさりと引き下がるし笑

「飛び込みで断られたらどうしよう……」

 よく聞く言葉ではありますが、そもそもマンションを飛び込んだとして、留守の確率が8割くらいでしょうか。正直、インターフォンにて「どちらさん?」と言われる事すら珍しい状態。よって、実は「何件情報を仕入れたか?」という以前に「何人、面談(インターフォン越し可)出来たか?」を調べる事のが重要なんですよね。

 以下、最初の飛び込みにて用意するもの、書いてみます。

飛び込み前にやっておく事

  • 飛び込む地区の地図のコピーを取り、ノートに貼付けておく。(名前が見える程度に拡大しておくのが基本)
  • 自己紹介ビラを作成、最低200枚程コピーしておく。(名刺よりこちらのが有効。印象に残るし、安くあがるし)
  • アンケート用紙を最低30枚コピーしておく。(多すぎても重くなるので、1日で取れる範囲内にて)

 飛び込む地区自体は、最初は「●●町1丁目」程度の広さで十分。これ以上広いと回りきれないでしょう、全部。でもって、三色ボールペンなんかあると便利。これはすぐに取りだせる場所(胸内ポケットとか)に入れておくのがベスト。何かあったらすぐに取り出してメモする、みたいに。

 あ、後は手帳なんか持っているといいかも。飛び込みした日時等、なにかと日記のようにメモを残しておくと、後々参考になりますし。

 まぁ、すごく当たり前の事を書いていると思います。中には「んなもん、当たり前でしょ!」という人もいるでしょうが、意外とこの作業をやっている人って少ないんですよ。

 取りあえず、これで準備OK。

 あ、最初の飛び込みの際には、特に他の荷物は必要ないです。なるべく機敏に動けるよう、荷物は最小限というのが基本です。はい、やっていれば分かるでしょうが、案外荷物の重みで疲れてしまう事ありますしね。最初から保険の話なんかしようとしなくてOK。よほど運が良くなければそんな話になんてなりませんので。

いざ、飛び込みへ!

 自分の場合、ある意味営業とは言わなかったかも。トークなんてのは殆ど皆無。ただひたすら飛び込み、探偵のように「ここの家庭は何時に帰宅、この時間がヒマそう」等と地区ノートはビッシリ書いていました。

山田 15:00 ル 17:00 ル 19:00◯(中学生ぐらいの子供。母仕事で夜遅い)

 こんな感じで書き込みしてましたね。で、次回行くときはメモを見ながら相手の時間に合わせる、と。「この時間にいる!」という確信があって行き、いたとしても偶然を装う。「たまたまその時間に訪問したんよ〜」という事にしておいた方がベター。

 まぁ、いわば探偵さんみたいな作業です、飛び込みって。最初は滅茶苦茶簡単。飛び込み文句は、以下のような感じでした。

「こんにちは、●●(会社名)のたくみといいます。今度、●●町(地区の名前)の地区の担当になりましたので、1件1件御挨拶に回っております」

 実に、ドアノックトークはこれだけ。ドアノックもしくは、インターフォンを押して、相手が出たらこれを言う。ドアを開けてくれなくても、そのまま話す。

 でもって、ドアを開けてくれたとしたら、

「今度●●町の地区を回る事になりました。たくみといいます。よろしくお願いします」 (同時に、自己紹介ビラを渡す)

と、ごく普通に渡すのみ。最初の挨拶時の時、ドア越しで開けて貰えない場合は「紹介のビラだけ入れておきます。よろしくお願いします」といい、引き下がる(理由なんてのは聞かない。引き下がらないのがミソ)

 途中で「結構です」と言われた所は「分かりました。これからもどうぞよろしくお願いします」といい、引き下がる。その際、「AO×」(アプローチアウト)という記号を、チェックしておく。

 で、ちゃんと受取ってくれたら「後、お手数ですが、こちらのアンケートに御協力下さい」といって、アンケート用紙を渡す。ここで断られても、別にOK。即座に引き返すのみ。

 面談出来たがアンケートが取れなかったところは「●」と印。断わり文句があればそれを記入。アンケート取れた家は「◎」と記入、アンケートに人柄等出来るだけ知った情報を事細かに記入。当然、アンケートをとった曜日・時間は必ずチェック。

 で、アンケートを書いてもらったら「ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします」と、ここで第一段階終了。(これがいわゆるアンケート取り)

 あ、マンション等の場合、飛び込む前に別途地図ノートに見取り図を書いておくと便利です。

●×マンション 5/15(火) 15:00〜15:45
901 902 903 904 905
801 802 803 804 805
701 702 703 704 705
601 602 603 604 605
501 502 503 504 505
401 402 403 404 405
301 302 303 304 305
201 202 203 204 205

と、こんな感じに。

 で、表札があるなら、名前を部屋号の下にでも書いておく、と。たまに空家もあるので、その部屋は×と打っておく。子供の自転車等あったり等、家族構成が分かりそうなモノを発見したら、その旨データを残しておく。まぁ「小さな子供アリ」等とでも十分でしょう。

 1件1件チェック入れていくと、●やらAO×やらルとかでビッシリ埋まるでしょう。AO×やら●の所は、2度目の飛び込みではいかないで、ルの所のみ(面談出来なかった所のみ)飛び込む、としていきます。その際、曜日・時間を変えて飛び込んでみるのが有効です。いずれ、ルという所がなくなる事でしょう。

 大体1日真面目に回ったとして、平均10枚程度のアンケート回収は出来るでしょう。目安は、1日300件訪問。

「んなん、出来るか!」

 と、お思いの方もいるでしょうが、マンション等ですとこの程度は正直2時間もあれば速効で終わります。1日1000件ドアノック! なんてのも、自分はやりましたね、なじみが出来るまでの種まきの時は。

 で、やってみれば分かると思いますが、飛び込みで一番多いのが「留守」の家。そこは取りあえず自己紹介ビラをポストに半分出して入れる。そこを時間を変えて行き、それがまだそのままならまだ留守、なくなっていたらドアノックをしてみる、等足跡は残すようにする。(2〜3回留守で自己紹介ビラを入れておき、面談出来た際には「あぁ、あの自己紹介ビラの人ね」なんて覚えていてくれる事もたまにはある)

 正直1度の訪問では行動パターンは読めません。もしかしたらたまたま散歩や買い物に行っていて留守だったかもしれないですしね。もしくはその曜日は習いものか何かの日だったかもしれないですし。

「案外、18時以降等の飛び込みが効率いいのでは? 仕事終わって帰宅してる人いそうだし」

と言われる方も当然いるでしょう。

 ただ、自分の経験でいうと18時以降の飛び込みにてアンケートを取る、というのは正直それ程多くなかったです。ターゲットはやはり昼間いる主婦層になりますから。(後、夕方の時間はいたとしても夕食を作っていたり何かと忙しくしている人が多いので、断られるケースが多い)

 自分の場合、1時間おきにマンションちらしチェックをしていましたね。はい、正直ここのみならそこいらの学生でもやってくるでしょう。

 そういえば最近、某生命保険会社等で「保全のみの仕事」なんてのを募集している支社もあるようです。アンケート1枚50円だとか。で、びっしり1ヶ月働いて6万ちょい……だそうです。

 聞いた所によると「保険が取れなかった人がこの部隊に回される」そうですが、逆に考えると「アンケートだけなら誰でも出来まっせ」という事の裏返し、とも言えましょうか。

 ちょっと話が逸れました。とにかく取れても取れなくても、全件チェック(留守なのかどうなのか、断わられたか等)を記入するゲームとでも考えればいいでしょう。

 マンションなんて、みんな敬遠してか全く手付かずだったりしますので、非常にオイシイ市場な場合もありますよ。(ただ、1つのマンション全て留守(居留守含む)なんて事もありますので、その事は頭においておく)

 取りあえず飛び込み自体、自分のペースでやるのがベスト。少しでも「もうシンドい」と思ったら、喫茶店でもいって休みましょう。

 後述しますが、休憩は喫茶店がベスト。間違っても公園でジュースを買って、なんて事はしない様に。公園で1人で休んでいると、なんか惨めな気分にもなりますしね笑 それに、ここが重要ですが「公園で休んでも人との出会いはない」でしょうから。

 当然、公園でタムロしている奥様達に声をかけて仲良くなれる、なんて方の場合は公園でも全く構わないですが、自分自身、そんな勇気を持ち合わせていませんでしたから笑

 喫茶店でやる事は⋯取りあえず「マスターやママ」の近くの席に座る。で、飛び込みの件数等、チェックする、と、

13:00-14:00
飛び込み件数…125件
面談数……………  31件
AO×……………   12件
●……………        15件
◎……………   4件

 仮にこの段階にてアンケートを取れていたとしたら、会った時の印象等を、アンケート用紙に記入しておく。とりあえず気付いた事を何でも書いておくのがいいでしょう。

 自分なんて……

「沢尻エリカ似の美人、ちょいとシャガレ声」
「自分と気が合う⋯のかもしれない」

等、ホントどうでもいいことまで書いておきましたね笑

 って、なんでこんな事を書き留めておくかというと……人間、そんなに頭が良いわけではない訳でして、最初のうちは覚えていても、アンケートを取った件数が多くなればなる程、すっかり忘れてしまう事、ちょくちょくあるんですね。

 でもって、これはやる気がなくなった時に非常に有効になります。例えば、男性なら「お、この人、美人だったなぁ。ちょいと行っててみようかな?」と、訪問する気になったり……女性なら「おぉ、あの人カッコよかったよなぁ。取りあえず、会いに行こっかなぁ」となるでしょうから笑

 えぇ、みんな人間ですから、やる気がなくなる事なんてしょっちゅうです。少しでもやる気が出るように、と、動くのがミソなんですな。どうしてもやる気が起きなかった時(自分はしょっちゅうでしたが)、自分の好みの人をピックアップしておけば、案外いい心のオアシスにもなりますし笑 で、どうせ断られるなら、カッコいい人、好みの人のがまだいいですよね笑

……と、なんか話が脱線しました。

 最初から喫茶店のマスターやママと話すなんて事は……当然出来る人は出来るでしょうが、自分は出来ないです。取りあえず休憩したら出る。その際、1つだけ絶対にやるべき事、あります。

・領収書を取る事。

 これだけはやっておきましょう。で、名前を聞かれたら名刺を渡し「◎◎でお願いします」という。ここでは、全く意味がなくても、「◎◎生命、、◎◎様」という風に書いて貰いましょう。後々経費で落とす、という事も勿論ですが、ここでは「◎◎生命の◎◎」と、名前をまず覚えて貰う事が最優先となりますので。

 で、出来ればその喫茶店を1日なら1日は多用するというのがミソ。大抵、1つの町に3〜5つは喫茶店がありますので、フィーリングが合いそうな喫茶をピックし、いずれローテーションを組むというのがいいでしょうな。ちなみに自分は3つの喫茶のローテを組んでいました。

 当然、昼飯は吉野屋やマック・弁当なんてのは御法度。多少高くついても、必ず地区内の個人経営の喫茶店を利用しましょう。後々、十分すぎる程お釣きますしね。

 元々自分は体力ナシでしたので、昼前に1度(モーニングもアリ)、昼に1度、3時頃に1度と、最低3回程喫茶店に入っていました。流石に仮に毎日……そうですねぇ、3日もこの流れを組めばイヤでも相手は領収書の名前をこちらが言わなくても自然と書いてくれるようになります。

……って、飛び込みの話でしたね笑

 とりあえず飛び込みの最初の流れはこんな感じです。後は拠点なり自宅なりに戻って、1日のデータをまとめる。アンケートが取れていたならば、大学ノートでも何でもいいので「顧客ノート」というのを作成、1件1件移していく、と。1ページに1人、多くて2人という使い方で十分でしょう。(後々いろいろ記入・メモをしていく為、スペースは多めに取っておく)

飛び込み詳細(目安を定める)

 まぁこれは別にやらなくても良い、いわば応用部分かも。飛び込んで留守だった家等の家族構成チェック等情報を集めておくというのもアリです。

 自分自身チェックしていたのは、洗濯物。ぱっと見て、カラフルな洗濯物なら、若い子供さんがいる。白ばかりなら、年寄り。下着ドロボーに間違われないように、遠めから笑

 後は玄関先の自転車と自動車。これで大体の家族構成が読める。平日昼間だと、自転車がないことも多いのであまり参考にならないかも。

 郵便受けもチェック。チラシが山積だとダメ。殆ど在宅していない、もしくは住んでいない事も考えられる。

 新聞の種類、電気メーターの回転数、ドアの汚れ etc…新聞の種類が、地元新聞以外のもの(例えば名古屋なら中日新聞が大半)なら、これで朝日とか読売の場合だと、当然100%という事はないが「新聞販売の人にまるめこまれた」となるわけで。

 電気メータの回転数により、どのような家具を利用しているのか把握。当然、留守か留守でないかのチェックにもなる。

 ドアの汚れ系は⋯その人(家族)の性格判断や在宅率が分かるかな? 昼間に自宅にいる人がいるならば、案外キレイにしているもので……よって、当然100%とは言わないまでも、この汚れで家族構成、独身か所帯持ちかが分かる。。

 性格自体も、後々判断材料になるかな?

 まぁ、自分は洗濯物チェックは……実はこれは自分はやらなかったです。自分が見た位置と部屋番号がなかなか一致しなかったですから、自分笑(一言でいうと、トロかったとも……)


長くなったのでここで一旦区切ります。次回はアンケート取得後の話。

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