たくみです。
今日はこんな話を。
「売る立場のプランニングと売らない側のプランニングの違い」
何故にここまで差が出るのかなぁ、と最近つくづく思います。
自分の所に来る保険診断は、最近は何故か外資系生保の内容が多いです。AFPやら、中にはCFPの資格を保有している人の設計はさぞかし立派なのか?といったら、なんて事はない、自分からいわせれば「モデルパターン販売」の国内生保と大差ないじゃん、と。(単に、高額保障を売るが為にあれこれ理論つけしたかしないか?の差にすぎないような、と)
自分の診断で、「どうやったら死亡保障が必要になるねん?」というような家庭でも、普通に収入保障10万、変額300−500万、定期保険500−1000万になっていたり、、頭を傾げる事しばし、あります。
「何故にあなたにこの保険がベストなのか?という事が分かって貰えたら」
等という資料を見ました。
一見、20枚前後にも及ぶ資料だったので、「おぉ、本格的にやっているんかな?」と資料を見てみて、愕然。
まぁ、中身は略しますが、自分がビックリしたのは、最後の部分。
以下、抜粋。
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<掛け金算出の根拠>
一家の収入を100%とすると、生活費75%、貯蓄、投信、保険がそれぞれ8%ずつ。これが「一般的に理想的な家計のポートフォリオ」だと言われています。
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アホか!
何故に8%なんて数字が出てくるんだ??
保険がゼロの人もいるでしょうし、そもそも収入・生活環境によってこんな割合なんぞガラっと変わる訳で。。(大袈裟な例では、月1000万得られる人がいたとして、750万もの生活費が必要か?といったら。。。ちなみに自分は5年前から比べれば年収は数倍にふくれあがってますが、別に生活費が数倍になる事は当然なかったです)
※自分が月1000万も稼ぐ、という訳ではないので誤解のないように(笑)
「保険金額ではなく、保険料から算出するプラン」
もう、、販売目的以外の何者でもない、、ですね。
(これでベストのプランを、なんてのは鼻で笑ってしまいます)
FP知識というのは、いつから「保険を売るが為の知識」になったのでしょうか? 当然、全ての人が、とまではいいません。が、、上記のような、思わず「ふざけるな!これでFPなんて名乗るんじゃねぇ!」と叫びたくなるようなプランを目にする事があまりにも多いです、自分の所に来る案件は。(まぁ、、そんなプランだからこそ、自分の所に来るのでしょうが。。)
ポートフォリオという言葉自体を上記抜粋のようには使って欲しくないな、と。
(勝手に作った何の根拠もない、間違った公式ですし。。)
どんな知識でも同じでしょうが、使う人によってガラっとイメージ変わります。
ちょっと話変わりますが、こんな話を。
日本株式、ここ数年好調です。気が付いたら日経平均も23000を超えています。と、この数年だけでみれば「とても日本市場は素晴らしい!」という解釈になるでしょう。
が、、ご存じの通り、これが10年という視野、20年という視野だったらどうでしょう? ガラっとイメージ変わる、でしょう。
一部だけを取り出しては、市場は判断出来ないよ、という事ですね。
FP知識も同じ。
「保険だけピックするんじゃねぇよ。金融全般のアドバイスするのがFPじゃないのかよ!」
声を大にして言いたいです。
(可能ならば、販売用FP資格と2つくらいに分けて欲しいくらいです)
が、悲しいかな、一般の人にとっては「同じFPの資格でしょ?どっちで見て貰ってもそう大差はないんじゃない?」という意見のが圧倒的ではないかと。。。(というか、FP資格も、世間的な認識度はまだまだ想像以上に低いのが現状ですし。。)
5年後には、、自分が書いた事が「そりゃそうだよね」と当たり前の意見になっている、、、といいな、と。
題名と内容が一致したかどうか不明ですが、一気にドドっと書いてみました。
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