泣く子も黙る生命保険講座

生命保険に入るべき人

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生命保険に入るべき人

前書き

「生命保険、別にいらないんじゃね?うち、健康だし~」

まぁ、よく聞く話です。
ま、自分自身も限りなく生命保険不要論者のようなものなので、別にこれはこれでアリじゃない?とは思います。

が、「保険はいらん!」というからには、最低限度の貯蓄がある事が前提となります。

「人が死亡した場合に残るもの」

これを具体的に書いていきます。

死亡した際にかかるお金

死亡時、いくらくらいかかるか? ここを正確に知らない人も案外多いかと思いますので、だだっと。

入院費まぁ、多くは病気死亡で入院を絡める形になるでしょう。1ヶ月10万前後。これは支払い必要。
葬儀代中には直接火葬場へいくぜ、という人もいるかもしれませんが、まぁ稀でしょう。家族葬という前提で、30-50万くらい。

大ざっぱにこれはかかるものと思って下さい。 ここまでは「いや、それくらい知ってるし~」という人も多いのではないかと。

借金団信等入っている場合はチャラになりますが、消費者金融などのそれは普通に残ります。

はい、、死亡した際にそれでチャラ、ではなく、普通に遺族に残るものだったりするのですな。 これ、案外知らない人多いかも、です。

実際には「相続放棄」をする事により、負の遺産を受け継がないという選択も可ですが、当然ながら「全てを放棄」となるが為、死亡した人の口座から銭を~とかするこたぁ、出来なくなります。

後、場合によっては住んでいた所の賃料が高いので安い所へ引っ越すが為に引っ越し~というケースも。

また、死亡した人が1人住まいだった場合、そこの処理をするハメになります。 これが、、バカにならないものです。

今じゃリサイクル法の絡みで、リサイクル屋は殆ど買い取ってくれないどころか、処分代までとられます。 まともに丸投げすると、30-50万くらいこれだけでかかる事も。。 これでさらに家賃代滞納やら水道代滞納なんてしてた日には、、、

はい、、「結局、死亡時にかかるお金、借金の清算したら貯金なくなったよ」なんて事、普通にありますわな。 場合によっては「マイナスだよ」という事も。 最悪のケースだと、各種処理するが為の資金で銭借りた、なんて事も。。。

「いや、自分が死亡したとして、誰にも迷惑かからないんじゃね?かけるつもりないよ」

と仰る方、多いかと思います。
が、上記の通り、死亡する事によりかかる銭ってあるんですな。

貯蓄もなく、借金もある、という方は、、最低限「残された人がマイナスにならない程度の保険」は入っておくべきでしょう。 あくまでも「保険いらん!」という資格のある人は、「迷惑かけないだけの貯蓄なりある人」のみですから。

余談?不動産を借りる時にしておくと万が一の時に、、、

ちょっとした裏技、、というか大家さん泣かせの技を。

不動産を借りる時、基本保証人をたてますよね。が、身寄りがないが為保証人を立てられない人も存在するのも確か。じゃ、身寄りがいない、保証人が用意出来ない人は不動産が借りられないか?というと、、そんな事はありません。保証人協会たるところで保証人をたてる事が可なんですな。(契約時に、家賃の20-30%くらいかな?保証人料が別途発生する)

貯蓄があまりなく、かつサラ金にも多少銭借りている、という人は、、不動産を借りる時は保証人協会で保証人をたてて契約する事をオススメします。

基本、家賃滞納とかしたら、保証人が代わりに払うハメになります。相続放棄しようが何しようが、保証人になっていれば支払う必要が出てきます。(基本、親族だと思われる、保証人になるのは)

が、保証人協会をたててさえいれば、相続放棄していれば家賃滞納分とか水道代滞納分とか支払う必要はなくなります。

独り身の人が長期入院、死亡~となると、必然的に家賃滞納が数ヶ月。残された遺族にとってみればたまったもんじゃありませんから、ね。

ただ、、さすがに「最終的に家賃滞納分は相続放棄で逃れるぜ」という前提では大家さんが可愛そうというか倫理的にどうかとも思うが為、なるべく迷惑かけない程度の貯蓄を保有しておく、迷惑はかけない、という方向性のが健全でしょう。

ま、一つのネタとしてはアリでしょうかね。

余談?負の遺産を残して逝った人がいる遺族がすべき事

特に遺産もなく、あったのは借金と滞納された家賃や水道代。。 まぁ、そこまで多くはないでしょうが、こういうケースに当てはまる人もいるでしょう。 生前もそうだが、最後までホント迷惑かけやがって、、と、愚痴の一つや二つも出る事でしょう。

「消費者金融とか、保証人になってないから別に払わないでもいいんじゃね?」

と思われるかもしれませんが、現在の世の中では遺族が負の遺産を相続、、という形でそのまま放っておくと支払わなくてはならないハメになってしまいます。

取りあえず、借金がそこそこ多い,資産も特にないぜ、という場合は、さっさと相続放棄すべきです。 手続きはそこまで難しくありません。 以下、裁判所のHPより。

1 概要

相続が開始した場合,相続人は次の三つのうちのいずれかを選択できます。

相続人が被相続人(亡くなった人)の土地の所有権等の権利や借金等の義務をすべて受け継ぐ単純承認
相続人が被相続人の権利や義務を一切受け継がない相続放棄
被相続人の債務がどの程度あるか不明であり,財産が残る可能性もある場合等に,相続人が相続によって得た財産の限度で被相続人の債務の負担を受け継ぐ限定承認
相続人が,2の相続放棄又は3の限定承認をするには,家庭裁判所にその旨の申述をしなければなりません。ここでは,2の相続放棄について説明します。

2 申述人

相続人(相続人が未成年者または成年被後見人である場合には,その法定代理人が代理して申述します。)
未成年者と法定代理人が共同相続人であって未成年者のみが申述するとき(法定代理人が先に申述している場合を除く。)又は複数の未成年者の法定代理人が一部の未成年者を代理して申述するときには,当該未成年者について特別代理人の選任が必要です。

3 申述期間

申述は,民法により自己のために相続の開始があったことを知ったときから3か月以内にしなければならないと定められています。

4 申述先

被相続人の最後の住所地の家庭裁判所

5 申述に必要な費用

申述人1人につき収入印紙800円
連絡用の郵便切手(申立てされる家庭裁判所へ確認してください。)

6 申述に必要な書類

相続放棄の申述書1通
申述人の戸籍謄本1通
被相続人の除籍(戸籍)謄本,住民票の除票各1通
※事案によっては,このほかの資料の提出をお願いすることがあります。

7 その他

相続人が,自己のために相続の開始があったことを知ったときから3か月以内に相続財産の状況を調査してもなお,相続を承認するか放棄するかを判断する資料が得られない場合には,申立てにより,家庭裁判所はその期間を伸ばすことができます。

ちょいとややこやしい感もしますが、これくらいは行政書士を通す事なく自分でどうとでも出来ます。

余談?遺品整理で家具等処分する際に

もう生命保険とは全く別次元の話になっていますが(笑)、恐らく役に立つ時がくるであろう情報なのでまとめます。

最近に遺品整理、家具処分をした事ある人なら分かるかと思いますが、ホント大変です。 リサイクル屋を呼んでも殆どのものが「処分代」かかったりしますしね。 購入する時にはウン万・ウン十万かかったのに、、、と、思わず鬱になるくらい。。

まぁ、大半の人が面倒なのでリサイクル屋なり処分屋に丸投げ~とするような気しますが、少しでも銭を浮かしたいぜ、という人もいるでしょう。

その場合のコツを伝授。

・処分出来るものは自分でしてしまう

ま、これは当然でしょう。
タンスあたり、そのまま処分すると数千円かかったりしますが、分解破壊してしまえば「燃えるゴミ」です。 タンスとか、案外簡単に分解できますので、だだっとストレス解消がてら分解するのもアリ。

・環境事業所→破砕工場という流れで自分で処理してしまう

トラックあたり運転出来る人(まぁ、軽自動車をレンタカーで用意してもいい)は、直に持って行くのもアリ。 1キロあたり20円という値段になりますので、処分屋にお願いするよりは安くなるでしょう。

・家電は、、気合いで無料引き取り屋を探す

問題は家電。
冷蔵庫とか洗濯機とか、自分で処理するにしてもそこそこ銭かかってしまいます。 これは、、あきらめて処分屋なりリサイクル屋なりで処分して貰うのが好ましいかと思いますが、少しでも銭を安く~と考える場合は、気合いで無料引き取りしてくれる先を探してみるのも一興。

ちょっとダーク(裏ルート)という事になりますが、テレビ・パソコンあたりはちょっと探せば無料引き取りは簡単に見つかるでしょう、ネットで。

冷蔵庫あたり難しいかもしれませんが、それでも気合いで探すと見つかる事も。

・(当然ながら)複数競合をかける事

なんにせよ、やっぱ処分屋なりリサイクル屋にお願いするよ、という人が結局は多くなるかと。 その場合、見積もりは複数でとるのがベターとなります。 えぇ、「これだけ下げられるんなら、最初からこの価格で提示せいや!」というくらい、値引きになります(笑)

と、まぁごにょごにょ書きましたが、モロ体験した事でした。 (途中からはHPネタとして面白いじゃん、という感じで半ばやけでやっていた)

最初の提示、100万近くから、結果的に10万前後まで処理費を落とす事が出来ました。 (大体3週間くらいそこそこ動いての話)

ま、即「役にたったぜ」という人はそうそういないでしょうが、記憶の片隅にいれておくといつか役にたつ、、かも。

あとがき

今回も、、途中からぶっ飛んでますね(笑)
(ある意味最初からぶっ飛んでいるか)

「保険にある意味はいるべき人」

これがテーマでした。
基本、保険未加入者の多くは比較的金銭的に乏しい、という人が多いかと。 (で、過剰に保険に入っている人に限って「保険、いらんよ」という程裕福だったり、、、

まぁ、今更書くべき事でもないかもしれませんが、保険は「貧乏な人ほど、入っておくべきもの」といってもいいでしょう。 (当然、両親が健在でそこそこの銭を持っていて、自分が何かあったとしてその程度の負担は屁でもないとかいうケースは入らなくてもいいとはいえる)

特に、独り身で貧乏な人、借金ある人は。

何も高額な保険に入れや、死んでわびろや!という事をいっている訳じゃありません。 が、最低限迷惑かけないレベルの額(数百万程度)は入っておくべきじゃないかな、と。

具体的には、、、

・30-40歳以上で貧乏で独り身(相続放棄した方がトク、という人)

こういう人は、入っておくべきでしょうね、残された人の迷惑を考えたとして。 繰り返しになりますが、ウン千万の保険に入れ!という訳でもないです。 数百万で十分、これくらいなら、数千円もあれば十分かけられますからね。

また、貯蓄がなく毎月の生活がカツカツだぜ、という人は医療保険も考えた方がいいでしょう。 えぇ、入院費が払えない、親族に銭出して貰う~という事は論外ですから。 (自分で十分賄えるぜ、という人なら問題ナシ)

と、珍しく生命保険必要論的話でした。 保険屋さんにとっていいネタになるかな??(笑)

何年後かに「あの時のたくみ氏の記事読んで考え変わったよ。ありがと♪」なんて方が1人でも現れたら、幸いです。(その時にはカンパして下さい(笑))

コメント

  1. […] […]

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