大きな声では言えない生保会社の裏事情~バックナンバー~

新)大きな声では言えない保険会社の裏事情 vol.27

大きな声では言えない生保会社の裏事情~バックナンバー~
スポンサーリンク

新)大きな声では言えない保険会社の裏事情 vol.27

たくみです。
さ~て、今回の内容はかなりキワドイものかも知れません。

『保険会社ここがおかしいよ!!』

今回は外資系代理店制度について。

では、どうぞ!

外資系等代理店制度

さんざん国内生保に関しては書いてきました。正直、日生時代は『外資っていいよね』等と思っていました。

実際に代理店の資格をとりあえず取得してみて、様々な事が分かりました。ちなみに「情報を得る為」でしたので、保険販売は一切しませんでした。

現在は晴れて自由の身となり(要するに代理店を廃業した)、今日に至っています。

正直、『こんなんじゃ、国内生保のがマシやないか!』という内容を書いていきます。

商品に関して

これはさすがに国内生保より自由度が高いです。オーダーメイドたるものもやろうと思えば可能です。ただ、値段はあまり安くないですねぇ。

代理店はどういう人がなっているのか?

アリコの場合では9割が「損保代理店」の方が代理店となっています。はい、まさしく「損保の顧客を生保にまわせ!」ってな感じですね。

中には勉強熱心な方もいて、まっとうな知識を付けられていますが、大多数が「案外年をいったおじさん」なので、基本的に生保知識はゼロに等しいです。

ただ、幸か不幸か『損保に力を入れている』為、あんまり熱心に販売していない方も目立ちますね。

販売したとしても「医療保険のみ」という感じですね。

生保に関する商品研修等は?

代理店指導という方が10~20の代理店を管理するというのが普通です。で、この代理店指導の人が代理店に指示、という形になります。ただ、ここに大きな問題があるんですね。

代理店指導の人は?

どういう方が代理店指導になるかというと……これはかなりびっくりしました。

当然、元国内生保の支部長等知識がある方もいます。というか、全てそういう方ばかりだと思っていました。

が、現実は違うんですね。

『全く生保業界に属した事がない人が一ヶ月目から代理店指導担当となっている』

ははは、笑っちゃいますね。
そんな方が指導としてやっているなんて。

代理店指導の仕事

ひとりひとりに月間ノルマというのが課せられています。まぁ国内生保の営業部単位と同じですね。ただ、このノルマに関して給料には直接関係ないみたいです。

『ノルマを達成したら出世するのが早くなる』

これだけみたいです。

あと、ノルマには国内生保の新人募集と同じように「新規代理店獲得ノルマ」というのもあります。

代理店になるには?

『たくみ君、そこらへんの主婦でもいいから連れてきてよ、そしたら2万の紹介料が出るからトクだよ』

はい、これが全てです。
正直、国内生保のおばちゃんの如く、『なろうと思えばなれる』のが実体ですね。

指導の実体

これが酷い。
質権設定(借金させて保険に入れる事)まで行われています。で、その代理店指導につっこんで聞いてみたら、『予定利率』を『利回り』として理解していたから、まぁ、なんというか…

当然、複利計算すら出来ませんでした、はい。

で、損保の代理店等の人に見込客をピックアップさせ、販売同行をする。売る商品は『その代理店指導が指定した商品』。

『この保険に関して詳しく聞きたいんだけど……』

『この保険は手数料が低いしおいしくないから知らなくていいよ』

はい、とんでもないですね。

結論

どうやら自分は上司(?)に恵まれない星の下に産まれたのかもしれません。

なお、この話はかなり前の話ですので現在公開しています。

正直、代理店指導の人によって損保代理店の人は動きます。ただ、その指導の人のレベルが低かったら……

さらに、外資には「飛び込み営業」の教育が一切ありません。紹介のみでまわす、こう考えているみたいですね。

当然、以上の話は全ての会社がこう、とはいいません。非常に良心的な知識のある代理店指導の方もいます。

ただ、『保険代理店は全くのド素人でもなれる』というのも現実です。

ここらへんの採用、営業指導が行われない限り、国内生保には打ち勝てないだろうと思う今日この頃です。

今日は触りという事で。
次回はもう少しつっこんでかいていきます。

では。

前の話  目次  次の話 

コメント

タイトルとURLをコピーしました