Forbidden Game~3倍速Girl~

Forbidden Game ~3倍速Girl~ 第20話:何やってるんだか……

第20話:何やってるんだか……Forbidden Game~3倍速Girl~
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第20話:何やってるんだか……

ストッキングまとめてクッキング?

「手渡しでストッキング4枚という依頼かぁ──さて、手元にあるのはそこの薬局で仕入れた新品×4だけど、どうする?」

「まずは袋から出しましょう♪ それから、このビニール袋の中にぐちゃぐちゃに入れまーす♪」

「ほぅほぅ、それで?」

「そして~、隠し味としてスプレー(秘密兵器の女子高生の足臭スプレーの事)を数回して~、ムラが出ない様に一心不乱にビニール袋を振りまーす♪」

「ほ~~」

「ね♪ 簡単でしょ? それでは試食してみましょー。 お味はいかがですか?」

「クッ! ……せ、先生。すごく強烈な匂いになってます──これで本当によろしいのですか?」

「どれどれ、うっ、クッ! ……ちょっと味を調節しましょう。 香水をブレンドしてみましょうか。(バシャバシャ)……さぁ、いかがですか?」

「グッ! ……せ、先生。 香水とスプレーが混ざり合って、訳分からない代物になってます──だ、大丈夫なんでしょうか?」

「……クンクン、うっ! クサッ!! ま、まぁ──足の匂いを気にする子が香水をバカみたいにつけて、余計匂いが強調されちゃったみたいな設定でいーんじゃないでしょうか」

「……なんかよく分かりませんが、唾もブレンドしてみますか? あと、おしっこ数滴入れたらさぞかし……」

「……やってみますか── (中略)  どうなりました??」

「──!! オェ!! ……ちょっと取り返しが付かないレベルになったかも……」

「えーー? クンクン、!!! オェッ!! …………これ、どーしましょう……」

「……ま、まぁ……おしっこ臭が激しくかつ異様な体臭を気にする少女が必要以上に香水塗りたくったら惨劇が起きた、それが4枚でいいんじゃない?」

「……みのりちゃん、ホントにそうなら生きていけないだろうな……可哀想に」

「……どうしようね、これ……」

「……手渡しですから、どうにかなるでしょ♪」

 

──子供のお料理遊びの如く色々やったら悲惨な代物になりましたっと。……何やってるんだか……

パンツ匂い嗅がせ?

「シュ、シュー」(スカートを捲り上げ、パンツにスプレーする図)

「カタカタカタ、ターン!」(我関せずと、見向きもしないでメールする図)

「……ちょっといいですか~?(ニヤリ)」

「ん? どうした??(みのりちゃんの方を向く)」

「(スカートをたくし上げ)ちょっと匂いチェックお願いします♡」

「(50cmくらい離れた距離で無関心に)あー、大丈夫、大丈夫。十分だよ」

「ちょ、ちゃんと匂い嗅いで下さいよ~」(立ち上がり、距離を詰めて来る図)

「え~、だ、大丈夫だって~。ほら、臭うから──」

「ほら、ほら♪ 」(近距離で手で風を起こしてスプレーの悪臭をどうしても嗅がせたいみのりちゃん)

「うっ、クッ……?! みのりちゃんの手から臭いするじゃん。スプレー、手に付いたんじゃない?」

「──?! クンクン、うっ、クサッ!!」(慌てて自分の手の匂いを嗅ぎ、自爆)

「wwwwww」

「ちょ、そんな笑わないで下さいよ~。えい!」(汚れた手を腕に擦り付け)

「──!! ちょ、クンクン、うっ、クッ! 俺の腕に憑ったじゃん!!」

「wwwwww」

 

──……一体何やってるんだか……

スプレー嗅がせ合い?

「(シュ、シュー)あ、ジュンさん、ストッキングの匂いチェックしてもらっていいです?」

「え~、恐らく今ので大丈夫だって。案外スプレーしたじゃん」

「いーえ、品質が大事なんです。 ほら、嗅いで下さいよ♪」(ストッキング脚、投げ出しの図)

「え~、この匂い苦手なんだよな……しゃーない、クンクン──」

「どうです? 臭いですか?(ニヤニヤ)」

「──あれ? 殆ど臭わないね。スプレー気化したのかな? みのりちゃん、ちょっと思いっ切り嗅いでみてよ」

「え~、ホントですか? クンクン(思いっきり鼻呼吸)──うっ、クッ!!」(慌てて自分で足の匂いを嗅ぎ、自爆)

「wwwwww」

「──え? ちょ、もしかして騙だましたんですか~!」

「wwwwww ごめん、間違えて口呼吸してたよ」

「──! もぅっ! くらえ!!(シュッシュー、シュー)」

「うっ! クッ!! ちょ、直接は勘弁。って、腕にかけてるし。 くっ、俺の腕くっさ!!」

「wwwwww」

「ちょ、この腕嗅いでみてよ、ほら!!」

「キャーー、やめて下さいよーーーwww」

──本当に、一体何をやっているんだか……

挑発

「ジージジジジー」(電動剃刀で脚の産毛を処理する図)

「カタカタカタ、ターン!」(我関せずと、メールのやり取りしている図)

「──! スルッジージジジジー」(無関心が気に食わなかったのか、スカートを捲り上げて太腿の産毛を処理する図)

「カタカタカタ、ターン!」(それでも我関せずと、メールのやり取りしている図)

「ジージジジジー」(腕、首そしてお腹の産毛を処理する図)

「カタカタカタ、ターン!」(相変わらず)

「──!! ズル、ジージジジジー」(殆ど服を脱いだ際どい格好でワキの産毛を処理する図)

「──! _・)チラ」(思わず反応して横目でその様子をチラ見する図)

「……ー ̄) ニヤッ 」(してやったり、の表情を浮かべる図)

「──!! プイッカタカタカタ……」(その表情を見て、何か負けた気になり、慌てて視線を戻しメールのやり取りする図)

「……(`~´)フッ」(満足した勝ち誇り顔を浮かべる図)

──時に無言のバトル(?)が繰り広げられているネカフェ室内であった。ホント、何やってるんだか……

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