第5話:真性M男さん
1回目はストッキングの生脱ぎで来た人が2回目の依頼。一度会った感じ、リスクは感じられないとの事だったので、近くのホテルでオナ見プレイをする事になったユキさん。果たして結果は──?
「ただいまーー♪」
「お! お疲れさん! どうだった?」
「ぷぷぷっ、ちょっとこれ見ーてくーださい♪」
「──?! こ、これ……俺? コラ作ったの?」
「いーえ、今会ってきた人の、です。そういえば……確かにソックリですね、もしジュンさんが無精髭生やしたら」
「……このなんとも間抜けで惚けた顔、こんなの流出したら外に出れないわ」
「で、これだけじゃなく、ムービーもあるんですよ♪」
──男が甲高い声で自ら扱いているムービー、ケラケラ笑うユキさんの図──
「……こ、これは強烈だね。俺はどちらかといえばMだと思ってたけど、これ見たら俺はノーマルだって思い知ったよ……」
「ね? ジュンさんはMじゃないでしょ? これが本物のMの鏡だよ♪」
「ぅわ……なんか脳裏に焼き付いちゃったよ」
「で、ね。この人、無理矢理男の人の股間を舐めさせられるのが夢なんだって。……来週同じ時間に約束しちゃった♪」
「へ、へぇー。そんな役する人いたんだ。って、あれ? も、もしかしてその役やるのって──」
「決まってるじゃないですかー。 他に誰がいるんですか? たまには自分の身も汚さないと、ね♡」
「ちょ、ま、マジで? えーーー、やらなくちゃダメ? せめて一緒に来てよ、一人じゃ怖いし……」
「あ、当然ですよ、私と3人で♪ 私が命令して舐めさせるから♫ 報酬は折半ね♪」
「……俺は男に舐められて、君は見てるだけ?」
「そ、私は命令して見てるだけ♪」
「うぅ、なんか割に合わない様な……」
「こういう事、私は普段してるんですよ。えぇ、お金を稼ぐのは大変なんです♪」
「うぅ、それを言われると……ええーい、分かった、やる、やりますよ!」
「キャッ、デビューおめでとー! これを機にゲイ板で募集かける? 折半で♪」
「絶対にイヤ!!」
「えーーー、案外流行るかもしれないのに……ちぇ~」
※結局この話は実現しませんでした。
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