生命保険の実態三大疾病

三大疾病について(受取りのテクニック?)

生命保険の実態
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三大疾病について(受取りのテクニック?)

うちの親父が「心筋梗塞」にかかったという話は覚えていますでしょうか? んで、三大疾病が出ない!といっていたのを覚えていますでしょうか?

実名は今回は避けますが、D社でした。ひかかった項目は『60日の労働制限』という点でした。

『平均入院日数からいって、60日なんて事実上でねぇよ!』

な~んて憤慨していたものです。

が、その後実はもう一社「三大疾病」に加入していた(というか母親が勝手にND社に入れていた)という事が発覚し、ダメ元で一つの実験をしてみる事にしてみました。

60日の労働制限の所を・・・

D社でひかかったのが「60日の労働制限」の所というのが請求で分かっていました。ならば、この60日の労働制限を受けたという風に医者に診断書を書いてもらえばいい、と発想を変えてみました。

当然医師は一度診断書を作成しています。(D社のもの) このまま頼んでも同じ内容になるのは明らか。

じゃぁ、どうするか?

診断書の所の「60日の労働制限」の所を鉛筆で印をつけ、以下のように但し書きを書いてみました。

『※労働制限=マラソン・登山・トライアスロン等の激しい運動を伴うもの』

もちろん、後から消せるように鉛筆で薄~く。

診断書完成!

ここの病院は総合病院で、案外こういう依頼が多いのかどうなのか知れませが、運よく「封書」にしていなくて、茶封筒にそのまま診断書が入れてありました。

もしも封書にしてあったら「アウト」でした。後から開けた事がバレてしまいますから。(鉛筆で書いた内容が残っていたらマズいと思った)

で、診断書を見てみると、ちゃんと労働制限の事柄が書いてある!

ひとまず作戦その1は完成です。当然、鉛筆で書いた内容は消しゴムで削除しました。

ND社に申請する時に・・・

で、請求する時にあえて営業の人に来てもらい、「2度も手術して大変だった」とか、「三大疾病入っていてよかった~」等のアピール、そして老後の資金の為にそのお金を何処に預けようか、と「契約が出た場合は可能性がある」という事をにおわせました。

上司と2人で来たので、アピールはバッチリでしょう。

当然無意味かもしれませんが、もしかしたら「その後に契約が控えているから」などと稟議でもしてくれたらシメタモノ、ってな感じで。

D社で出なかった三大疾病が出た!

請求して1ヶ月、特になんの音沙汰もなかったので、実はすっかり忘れていました。

で、今月うちの母親が「うちの親父の三大疾病の保険料が戻ってきてるけどどうしたんだろう?」ってな事をいっていたので、よ~~く通帳を見てみたら、1月初旬の段階で『300万』の入金が秘かにされていたのを発見!

って、入金から1ヶ月ではじめてその存在を知ったというのがなんともお茶目ですねぇ。ちなみに心筋梗塞になった月(7月)から今までの三大疾病分の保険料も戻ってきていました。

思わず心の中でガッツポーズをしたのは言うまでもありません。(って、自分には1円も入らず、母親のヘソクリになってしまうのですが)

結論

正直、ラッキーな部分もかなりありました。

  • もしND社が親父の会社に確認にいったら・・・
  • もしND社が医師に確認にいき、問い詰めたら・・・

いろいろな問題点もあったのも事実です。上の2点が行われていた場合、支給はなくなってもおかしくなかったでしょう。

さらに、ND社は以前母親が勤めていた事もある、という事も『多少診査が甘くなった』要因ではないか? とも考えられます。

が、なにも手を加えなかった場合、支給はあり得なかったでしょう。

『保険金受取りテクニック』

いかに保険の約款(中身)を把握していて、それに対する対抗策を考えるか。それが一つの手段であり、知恵だと思います。

って、そんな事させるような商品自体も問題はあるんですけどね。

『生前給付(三大疾病やリビングニーズ)はかなり出づらい』

なんかやはり変な話ですよねぇ。こんな「テクニック」なんてネタになる事自体おかしいと思う今日この頃でした、はい。


この内容は「違法」になるんですかねぇ。ちょっと分かりかねます。

『庶民のささやかな知恵・抵抗』

自分はそう感じますね。

いずれ参考になる人がいれば幸いです。

って、三大疾病なんかにはならない方が絶対いいに決まってますけどね(笑)

補足

この記事は2000年くらいに書いたものになります。現在は多くの保険会社にて労働制限の項目はかなり緩和されています。

「一昔前の三大疾病ではこんなだったんだよ」

という感じで読んで頂ければ幸いです。

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