ベテラン国内生保レディVS外資

某ベテラン生保レディV.S早乙女師匠 ~その2~

ベテラン国内生保レディVS外資



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某ベテラン生保レディV.S早乙女師匠 ~その2~

前書き

あるベテラン生保の人と早乙女師匠のやりとりの『続き』です。

予想以上に反響がありました。
本当は今回読者からの意見ものせようとしましたがかなりのメールがあったので後日改めて編集して発行したいと思います。

早乙女師匠のメールへの意見

保険についての考え方については、様々な解釈があるので一概にはいえないの
ですが、

一般的に保険加入の金額についてはオーバーヘッジぎみであると思います。

バブルの頃は給与も高く、保障重視の時代でした。 皆、残業、残業で、身も心も疲れていました。(今思うと懐かしい位ですが)何時倒れても、おかしくないくらいで、保険は安心料として、おおいにもてもてだったように、思います。ところが、有る日突然(と言っていいと思います)、バブルがはじけてしまいました。はじけたのはいいけれど、急に保険も槍玉に上がりました。 保障が多過ぎるとかナンとか言って・・・・

にわか保険評論家が増えました。世の中の動きの速さに、生保の対応は間に合わなかったような気がします。

 対応を考えている間に、また、これからの世の中の動き(方向)を、考えている間に <保険対する考え方>が変わってきました。  オーバーヘッジぎみであると言われても、仕方のないところも有りますが、 <商売戦線>に、してやられたところも多いに有ります。

この時点で、外資系は、 オーバーヘッジを多いにPRし、早乙女さん流の<人間はほとんど死なない>を、合言葉に(?)多いにシェアを伸ばしました。そのやり方は、目に余るところが有り、<コンサルタントセールス>などとかっこいい事を言いながら、実際は、<商売にいそしんだ>と言う具合でした。(そんな事言って??と、早乙女さんの顔の表情が浮かんできますが、実際ずいぶん、かち合いましたし、お客様を目の前に、P社の営業マンと競い合った事も有りました。勿論、当社の私の考えが納得できると言ってこちらに、軍配が上がりました。その時は)

例えば、60歳までに死亡する確率は1割未満です。

私などは、その一割の確率の為に、働いています。保障と言うのは、そう言う物です。

ということは、死亡のための保 証は最小限にしておいて、60歳以上を 生き抜いていくための(老後の保証)ものに、 重点を置くべきでしょう。また医療保険についても掛金とリターンとの比率から・・・(中略)・・・に120日以上入院しなければ、元がとれません。

早乙女さんのように掛け金との比率を考え、預貯金等をちゃんと準備できる人はいいのですが、ほとんどの人は無理ですね。災害はいつ解らないので、その時に困らない様に・・と言うのが保険です。ですから、多少の保険料は<無駄>だとは思いませんし、安心料としては、安いものだと思いますね。いつも元気な私も、思いがけなく、昨年、耳下腺腫瘍で入院しました。娘も二年前ほんとに思いがけなく卵巣脳腫で入院しました。自身の事も含め、本当に人間は<草木>と同じだとつくづく思っています。

今現在、実際に加入しているのは次の通り。
1.最低利回り保証型変額終身保険(最低保障予定利率2.25%)
   年払15年 
2.生存保険(契約期間終了時に生存していれば、高いリターンが得られるもの)もちろん、期間中に死亡した場合には死亡保障が支払われます。
3.医療保険(3大疾病一時金付き)

保険料のたくさん払える人は、そういう入り方もいいでしょう。私の場合は、①定期つき終身の保障と(ライフサイクルとともに、保障を見直しできる)将来の為の個人年金とを、組み合わせて勧めます。そうする事により、<生保控除>と<年金控除>も受けられますし保険を見直ししたい時は保険を検討し貯蓄を重視したい時は年金を増額します。 早乙女さんの加入のし方は、典型的外資の加入のし方ですね。

責任の重い30代と子供の育った55歳が、同じ保障額である必要はないと思います。30代は3000万必要とすると、55歳は1000万でOKとなります。また、事業所得の、国民年金の家庭だったら30代でも5000万は必要と考えています。世帯主の1000万の保険と言うのは保険とはいえないと思います。貯金として、貯められる金額ですから。

また定期付保険について批判が多くありますがとても合理的な保険と思います。更新の時期は年代によって選びますし子供の成長する時期に合わせます。保障は更新型でも入院の保険料は更新ナシのタイプを、選ぶ事も出来ます。

なお、たくみ氏の会社のものではありません。以前は契約していましたが、

  解約か、 払い済みにしてしまおうかと考えています。また、昔入った学資保険などはやめてしまいたいくらいです。

解約は担当者にとって、Penaltyです。たくみさんとかかわりがあり縁があったのだから払い済みしても解約は止めてください。 いくら合理的がいいとはいえ、人間性が偲ばれます。保険の入り方、対応に人間性が出ます。

A社はガン保険だけでなく生命保険のフルラインナップを揃えております。A社の決算報告書などを一度ごらんいただければと思います。数字を見ていただければ、

2002年の、完全自由化がたのしみです。A社もかなり変わるでしょう。各社生保のトップクラス(営業マン)を知っていますし裏話も良く聞きます。外資の人も良く知っています。外資も、今年の決算報告に向けて、<保障>を売りにかかっているようですよ。これから各社とも、本番ですね。

最後にもう1つ。
朝日新聞の家庭欄で昨年まぐまぐの記事と社内の写真を見ました。少数の若い方達で、頑張っていらしゃるようですね。

 そこで、<市井の世論を、動かすかもしれないくらいの影響力がもしかしたら有るかもしれません。いつも自分達の立場、言葉を考え、行動をして欲しい>と望んでいます。 

そのメールを受けてさらに返事

> 例えば、60歳までに死亡する確率は1割未満です。

私などは、その一割の確率の為に、働いています。保障と言うのは、そう言う物です。

これはその後の説明のように、リスクとリターンの割合をいかにとるかということでしょうね。「一般的」に、1割未満のリスクに対して保険料が多すぎると思うのです。これも各個人により必要額が違ってくるので一概にはいえないと思います。

別の払いすぎの例ですが、以前メールマガジンであったと思うのですが、未婚女性、男性の保険に関して「死亡保障」は必要ないと思います(定期部分)。

この部分の反論が結構多かったのですが、一体どなたが受け取られるのでしょうか?私は、自分の子供の死亡保険金を受け取りたいとは思いませんが。葬儀料ぐらいしか用途もありませんし、子供の死亡で自分の収入が減少することもないと思うのですが。

このような部分が具体的には、払いすぎの一例だと思います。

個々のケースについては話がつきないのですが、今、メールマガジンの関連掲示板で、おもしろい統計資料が掲載されていますので、よろしければ、ご覧ください。統計資料は実態が数字としてあらわれていますので、非常に考えさせられる部分があると思います。

> ということは、死亡のための保 証は最小限にしておいて、60歳以上を

早乙女さんのように、掛け金との比率を考え、預貯金等をちゃんと準備できる人はいいのですが、ほとんどの人は、無理ですね。災害はいつ 解らないので、その時に困らない様に・・と言うのが、保険です。ですから、多少の保険料は<無駄>だとは思いませんし安心料としては安いものだと思いますね。

私のような人がよくて(本当に保険の考え方が正しいかどうかは自信はありませんが)、ほとんどの人は準備が「無理」だとおしゃっていますね。そういった方々に適した保険をお奨めするだけではなく、保険についての知識、考え方も同時に啓蒙していくのが、「保険の営業」なのではないのでしょうか?

災害は(以下省略)、については、それは損保の考え方です。私も火災保険や自動車保険に関しては否定しません。それこそ安心料として安いものです。交通事故で相手を死亡させた場合には、最悪数億を請求されるのですから、年間10万円などは破格です。

ただ、上記のような考え方では、「生命保険」の考え方になっていないようなのですが。

私の場合は、①定期つき終身の保障と(ライフサイクルとともに保障を見直しできる)将来の為の個人年金とを、組み合わせて勧めます。そうする事により、<生保控除>と<年金控除>も受けられますし、保険を見直ししたい時は、保険を検討し、貯蓄を重視したい時は年金を増額します。

これは、「誰」に対してでしょうか? それと医療保障部分は?

早乙女さんの加入のし方は、典型的外資の加入のし方ですね。

別に外資かどうかはどうでもいいことです。国内生保のなかに私に必要な商品がなかっただけです。保険の構成は私がすべて考え、適した商品を契約するだけのこと。営業の方に提案されたものをまるっと受入れているわけではありません。 

責任の重い30代と子供の育った55歳が、同じ保障額である必要はないと思います。30代は3000万必要とすると55歳は1000万でOKとなります。また事業所得の国民年金の家庭だったら30代でも5000万は必要と考えています。世帯主の1000万の保険と言うのは保険とはいえないと思います。貯金として貯められる金額ですから。

また、定期付保険について批判が多くありますが、とても合理的な保険と思います。更新の時期は、年代によって選びますし、子供の成長する時期に合わせます。保障は更新型でも、入院の保険料は更新ナシのタイプを、選ぶ事も出来ます。

この部分は、大筋同じ考えです。定期付き終身は批判され過ぎだと思います。これに適している方も大勢いらっしゃると思います。

ただし、今問題になっているのは、これまで「やみくも」に定期付き終身を販売してきた保険会社の営業方針だと思います。これに適していない方もいらっしゃるわけですから。

なおたくみ氏の会社のものではありません。以前は契約していたが解約

解約は担当者にとって、Penaltyです。たくみさんとかかわりがあり、縁があったのだから、払い済みしても解約は止めてください。いくら、合理的がいいとはいえ、人間性が偲ばれます。保険の入り方、対応に、人間性が出ます。

私は、保険料を支払って保険会社と契約しているわけですから、担当者がペナルティをうけようがどうしようが、それはどうでもいいことです。それは営業担当者の「都合」でしょう。人間性を問われる筋合いはありません。

たくみ氏には悪いと思っていますが(多少は)、個人のつきあいと、保険の契約とは別物です。
それで壊れる人間関係なら、もともとその程度だったということ。

営業担当者が「気に入ったから」契約するなんて筋違いもいいところです。商品が良いから、会社が良いからという理由で、契約すべきです。例えば、営業担当者が他社へ移ったら契約はどうするのですか? 営業担当者が退職したらどうするのですか?

担当者の人柄などは、あくまでも商品やサービスに付属する「付加価値」だと思います。「付加価値」を判断基準のメインにするなんて本末転倒ですし、営業のおごりです。これからはそういう時代では生き残っていけないでしょう。

(つづく)


真っ向に意見が対立してますねぇ。
実はこれ、まだまだ続くんです。
・・・なんか『号外』の方がおもしろい気がする、う~ん・・・

ところで勘違いされてる方もいるかもしれませんが、早乙女師匠は生保で働い
た事はありません。独学で(まぁたくみにもいろいろ聞いたりして)学んだも
のです(いや、逆にたくみ氏に教えている部分もあるやろ。師匠談)。

たくみの意見

以下、たくみのコメントです。

ふと入社後考えたこと有ります。
『定期付終身』と『終身』と『定期』・『特約』のばら売りの違いについて。調べた結果、『定期付終身』の『定期』はあくまで『特約』なのでその分保険料が安いという事。つまり、同じ1000万の定期だったら単体で入るよりも特約としてつけた方が安いのです。
これは医療についても同じです。

※あくまでも同一会社での比較での場合。他社比較した場合は……

よって、ケースに当てはまれば『定期付終身』はトクです。でも、この保険って『定期付』終身なんだよね。

主契約(終身)よりも高い特約っていったい・・・・・

10年ちょっと前でしょうか?この『定期付終身』が発売になったのは。最初は終身の10倍までしか定期がつけれなかった。(1000/100)

それが年をおうごとに20倍型→30倍型→制限なしとなっていきました。よって、年ごとに定期付終身の終身部分が低くなっていました。これってどういう事でしょうかねぇ。

『お客』のニーズなのか?『会社』のニーズなのか?

保険料が安いという事で目移りしてしまう人多いでしょうが、定期部分・終身部分とかこと細かく説明してたとしたら入る人は同じだけ多かったのでしょうか?

『若く保障が必要なうちは保障部分(定期)を大きく、年をとって保障があまり必要なくなったら保障部分を減らし終身部分をあつくすればいいのよ』

よく聞く(?)言葉です。
ただ、年をとった時終身をあつくできるのでしょうか? 予定利回りの変更、年齢による保険料のUPを加味すると殆ど不可能でしょう。(保険料がバカ高くなる) このケースによく当り、泣かされています。

また、『見直し』とは殆どの場合契約転換を示します。一番理想なのが保障が必要なくなった時定期部分を減額or解約し、終身部分を新たに入る事ですが、『重契』というペナルティが職員に課せられる為難しいでしょう。(なかなかやってくれない)

『保険をまとめたら安くなる』

というのが最近の国内生保の流れですが、あくまで新規加入の場合のみ。しかも『終身』等貯蓄系のものは殆ど安くならない。定期があついもののみ『安く』なる。どうしてでしょう?・・・って、目に見えてますよね。

『もしも○○になったら・・・』
『結婚するまでに病気になったら・・・』

不安要素をあげればきりがないです。
本当に保障が欲しい時に入れないという人(結婚する前に心筋梗塞になった)も確かに悲惨でしたが、本当に貯蓄したい時に出来ない、これの方がもっと悲惨ですよ、ね。

保険は『万が一』の為に備えるものであると同時に財産の保障も兼ねてもいいと思います。

※2020.12現在…自分はこの考えではありませんのであしからず(笑)

いくら老後の死亡保障がいらないといっても100~200万では本当になんにもなりません。
国民年金ってもらえるの?ってのもありますし。

『自分が死んだらどんな保障が国・市をしてくれるのか?』

しっておいて損はないと思います。おそらく自分が思っている以上に保障がある筈ですよ。

ところで最近の保険(国内)は特約がいっぱいつきすぎ。まるで『携帯電話』みたい。『生前給付?介護?生活保障?わけわからんわ』とあるお客はいっていた。自分も本当に必要か?って思ってしまう。全期型でない限り保険料がバカ高くなるよね?その確率が高くなる年には。

何を重要視するか?
貯蓄?医療?保障?
優先順位は?
本当に必要?

よく考えてみて下さい。
お金は無限大にあるものではありません。
そして決して安いものではありません、保険は。

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