第14話:ナンパされてご立腹?
「ちょ、ちょっと聞いて下さいよー。私、今コンビニいって戻って来るまでの間に2人にナンパされたんですよ!」
「ほほぅ……」
「1人は何故かデリヘル嬢と勘違いして、次お願いって言われるし、もう1人は一緒にカップルシート入りませんか? って聞かれるし、もー、最悪!」
「ん? 良かったじゃん、モテるって事分かったし」
「良くないです! いいです? ナンパされるっていう事は、それだけ手軽な女に見られるって事なんです。私は本来は話し掛かける事もままならない高嶺の花じゃなきゃいけないんです!」
「そ、そういうものなの?」
「はい、2年くらい前にギャル系してた頃なんて、1時間で10人は確実に声かけられてましたし」
「いや、ナンパ男なんてのは基本手当たり次第可愛い子に声かけるものなんじゃない?」
「いーえ、違います。そうですね、皇族の佳子様をナンパしようって思います?」
「……さすがに無理だね」
「それと同じです! 手が届かない高嶺の花的存在にならなくちゃいけないんです、私は!」
「んー、強引だけど、一理あるの……かな?」
「……って言いながら、デリヘル嬢と勘違いした人のアポとって来ましたけどね♪」
「wwwwww」
「wwwwww」
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