新型コロナによる公共料金の支払い猶予の実態
たくみです。
まず以下のニュースを見て下さい。
<新型コロナ>公共料金支払い猶予要請 政府、困窮者を支援
政府は十九日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う生活困窮者向けの支援策として、電気やガス、水道などの公共料金の支払期限を延長するなどの措置を講じるよう関係業界や自治体に要請した。
総務省は固定電話や携帯電話料金の支払いや契約更新などに関し、利用者の状況に応じて十分な猶予期間を設けることなどを業界団体に求めた。これを受け、NTTグループのドコモやNTT東日本、西日本など各社は、支払期限が二月末以降となっている料金について五月末まで期限を延長すると発表した。感染の状況に応じてさらに延長も検討する。今月二十三日から申し出を受け付ける。
総務省は上下水道とガス事業を運営する自治体に対しても、支払いの猶予期間を設けるよう要請した。
経済産業省は電気やガスの料金支払いを一カ月間猶予できるよう電力会社などに求めた。各社は、利用者からの申請を二十五日から受け付ける見通しだ。
※2020年3月18日のニュースより
色々なニュースが流れる中で、気にも留めていない方もきっと多いでしょう。多くの方は公共料金の支払いは銀行引き落としでしょうし、そもそも公共料金の支払いすら難しい程の困窮とは無縁でしょうから。
ただ、たまたまやり取りしている飲食店経営の方がいて、滅茶苦茶キッツイ……このままいったら電気が止まってしまう、と話を聞いていたので、このニュースを知って早速その方に「何か猶予して貰えるみたいですぜ」と伝えました。が──
以下、その方とのやり取りを会話風で。
「こないだたくみ君に電気料金の支払い猶予の話聞いて早速問い合わせたけど、ダメだったよ」
「──は? 何でです?」
「もうすでに1ヶ月の猶予してるから、27日までに支払わなかったら即座に止まるって」
「い、いや……政府の要請がある筈でそんな対応はない筈ですが、それ言いました?」
「当然言ったさ。ニュースで政府の要請があった事を知ったといったら、役所にいって申請してその書類が必要だって。で、その申請はどういったものなのか、と聞いたら、今まで1件もそういう例がないから分からない……だってさ。週明けに支払うから月曜日まで待ってくれっていっても自動的に止まる決まりだからって……血も涙もないよな……結局、カード切って何とか支払ったけど、電気代の為に借金するって、何かおかしいよな、ホント……」
……という事がありました。
この現実、知っている人ってどれくらいいるでしょう?
何か……滅茶滅茶酷いな、と。
政府の要請、現時点では全く機能していないです。正確にはいずれ応じるのかもしれませんが、役所仕事の様に申請がどうのこうの言っている時点で、本当の貧困層の事、全然分かっていないな、、と。
冗談抜きに、たかが数千円も支払うのがキッツイ人、現在の世の中にはかなりいるんです。
「申請してそれが認められたら初めて電気を通します。大体1週間くらいかかるかもしれないけど、気合で耐えてね♪」
今回自分が知ったのは「電気料金」に関してですが、仮にこれが水道・ガスも似た様なものだったら……ホント死人でますぜ。。
流石にこの記事を読んでいる政治家の人、いないと思いますが、仮にもしいたとしたら「要請、現時点では機能してないよ」という事実、知って下さい。そして、早急にどうにか対処して下さい。
肉券や魚券、現金を配る云々の検討はいいですが、そんなものより「最低限」の救済しましょうよ、ホント……
後、電力会社やガス会社の上層部の人、もしいたら悠長な事言ってないで早急に対処できる仕組み、1日でも早く作って下さい。一体どれだけの人、今月電気やガスが停まっている事か……
ぶっちゃけ、電気やガスに関しては国営にしてしまった方がいい様な……と本気で感じた今日この頃でした。
もう保険どころか金融でもない話ですが、どうしてもこの事を書きたかったので、思わず新たに雑談カテゴリー作りました。
コロナ騒動に関しては個人的に思う所が多々あるので、今後もちょくちょく書いていくと思います。
……HPで発信するより、こういう話は投書したりした方が手っ取り早いのか?
「あぁ、こういう話なら〇〇へ連絡するのがいいよ」
という事、ご存知の方、いらっしゃいましたら是非お教えを……
コメント