第23話:普通の人は知らない足フェチの世界~足の型、足スタンプ~
「そういえば先日夕方の撮影の人、足フェチ撮影だったよね。これで3回目だったと思うけど、その人、飽きずに何やってるの?」
「色々してますよ~。昨日は足のどアップ撮影に~、足のスタンプ──そうそう、足の型取りもしました♪」
「えっと──足のスタンプって、足の裏に墨汁か何か塗って、色紙か何かにポンってするの?」
「はい、正解です^ ^」
「で──型取りって、粘土か何かで足を包み込んでー、ってな感じ?」
「はい、そうですよー^ ^」
「……それ、その人どうするの?」
「何か足フェチ同好会みたいなのがあって、そこで発表して自慢するって言ってました」
「……世の中、そんな会があるんだ──そこ紹介して貰ってみんなの前で撮影会なんてやれば一気にガッツリ儲かりそうじゃん」
「私もそう思って、どうですか? って聞いたのですが、皆には見せたくないそうです。みのりの足は俺だけのものだーって言ってました」
「まぁ……よく分からないけど、独占欲強い人だね」
「私の足は芸術的に美しいとか言ってますね。 ま、悪い気はしないです^ ^」
「で、その撮影というかプレイはいくら貰ってたっけ?」
「え? 1時間1万円ですよ♪」
「……なんか安くない? かな──り特殊な撮影というかプレイじゃん」
「常連さんですから。それに、いい人ですし^ ^」
「ほぉ、じゃ、いっそのこと4人目の彼──」
「ゼッタイ嫌です! 何度も同じ事言わせないで下さい。私は普通がいいんです!」
「けど、いい人って言ってるじゃん。ちょっと性癖あるだけで普通かも──」
「足フェチ同好会みたいなの所属している人、どーこが普通なんですか! 彼氏の趣味には寛容な方ですが、部屋に足拓や足型飾ってる人、絶対嫌です!! 私にも選ぶ権利ありますから!」
「(自分もおしっこ大魔神の癖に……)」
「──! 今、変なこと考えたでしょ! おしっこ魔女とか!! 彼氏の前では絶対しませんから!!!」
──何はともあれ、変態に大人気のみのりちゃんでした。
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